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鳴かぬなら/駅員さんで短歌/綿毛の気球/ピリオドはいらない/ため息はドーナツの穴から/余韻と余白がある日常

作者: 昼月キオリ
掲載日:2026/05/02

<鳴かぬなら>短歌


鳴かぬなら

それも良かろう

ホトトギス

十人十色

自由に生きよ




<駅員さんで短歌>


汽笛鳴り

手で合図出し

発車する

旅人送る

制服姿



<綿毛の気球>


たんぽぽの綿毛

どこまでもどこまでも

飛んでいく


気球みたいに


みんな小さくなって

たんぽぽの綿毛に飛び乗った

 

あの子も私も

猫も犬も

鳥もトカゲも

うさぎもアルパカも


みんな小さくなって

たんぽぽの綿毛に乗って

空を飛んだ


風に乗って

どこまでもどこまでも

飛んでいく


街も海も山も

遠くに見える


たどり着いた先は

小さな小さなサーカスの街

 

見て踊って歌って

自由にいこうよ


ここは楽しい街


見るだけの人

踊り出す人

歌う人


それぞれ自由にいこうよ


ここは楽しい街


街の至る所に

たんぽぽの綿毛が咲いてる


この街はたんぽぽの街だ




<ピリオドはいらない>


あなたに恋をした

好きだと言えなかった

私はあなたの名前も年も知らない


会えなくなっても

私にピリオドはいらない


あなたがいないまま

この先も季節は巡る

あなたの見る景色を私は知らない


それでもずっと

あなたの存在は愛おしいまま

時が過ぎていく


出会ったあの日から

ピリオドはいらなかった



<ため息はドーナツの穴から>


ため息を吐きたくなったら

ドーナツを買って

海に行って

そっとドーナツの穴から

ふーっと息を吐いてみたい


そしたら悩んでることが

少しだけ甘くなれる気がした




<余韻と余白がある日常>


楽しかったな

面白かったな

嬉しかったな

あの人のこと好きだな

そんな風に余韻があるといいね


海を見てぼ〜っと

田んぼを見てぼ〜っと

静かに本を読んで紅茶を飲む

仕事とプライベートの間に

暇という余白があるって素敵


絵を描く時も小説を書く時も

余白があると見やすかったりスッキリした気持ちになったりする


余白って大切だなって思った


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