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第二話二切 バンザァァァァイ!

覚悟してお読み下さいませ。私は一切の責任を放棄してこれを書きました。批判も甘んじて受けましょう。



 倉野 京二郎(18)。類い希なる変人であり最低の精神を持つ青年。色々あって順風満帆とはいかないまでも、血みどろな世界とはおさらばし、平和な学生生活を送っていた。


 しかし、ここに脅威が一つ。今まで命の危険を感じた事はあった。イカれた人物には出会った事もある。だけど、目の前の女子生徒は彼が出会った中でも特異な少女であった。


 京二郎は動かない足を半泣きになりながら叩く。逃げなければ確実に殺されるであろう。あの目は本気だ。人殺しの目とは、独特である。誰もが瞳の奥に獣を飼っており、この世の腐敗を一身に受けたような目。少女はまさにその目を持っていた。


 京二郎はこの目を見るのが初めてではない。だから分かるのだ。この少女は普通じゃない。ただのブッ飛び少女ではない。


 これは――人殺しの目だ。



 死ぬのも痛いのも御免な京二郎はどうにか逃げ出そうとするが、やはり動かない。


「ちょ、ちょっと落ち着こう、ね? 話す余地はまだあると思うんだ、だけど」

 舌がうまく回らなかった。逃げるのが無理ならば、足が動かないなら口を動かそう。そうして危機を脱する、という選択肢をとった京二郎。


 しかし、少女は狂人めいた笑みを深くする。


「話し合う余地なんてありませんよぉ。ゴミはゴミらしく死ぬだけです。それに貴方様は私と死んでくれるのでしょう?」


「誰がそんな事言いましたかァァァァァ!?」


 焦りに焦っている京二郎は、刺激してはいけないと分かってはいるものの、思わず叫んだ。それがいけなかったのか、少女は恍惚とした表情を見せる。


「その声、貴方様も興奮してるのですね……」


「人の話聞いて!?」


 と、京二郎はそこで違和感を覚えた。しかしそんな違和感はどうでも良いと、「助けて下さい!」などと叫ぶ。


 その時、辺りに奇声が響く。


「ファイトォォォォ!」


「イッパァァァァツ!」


 瞬間、少女の体が飛んだ。凄まじい衝撃を与えられた少女は首を吊ろうとした木にぶつかり、ぐったりとする。


 そして、少女がいた場所には二人の少年が立っていた。両者共に黒髪に肌が白い。更に目立ちの整った美形である。そして、彼らの顔は瓜二つであった。違う点と言えば、一人は眼鏡をかけて垂れ目になっており、もう一人は鋭い目をしている。


 二人は少女を見て、笑顔で腕を組んだ。


「よし!」


「何がよしじゃあァァァァァ!」


 同じ声、同じテンポで言った二人に、思わず京二郎は突っ込んでしまった。


 そのツッコミに気付き、二人が同時に京二郎へと視線を移す。鋭い目をした少年は訝しげに京二郎を見ていたが、眼鏡の少年は申し訳無さそうに頭を下げた。


「妹がとんだ失礼をしました。きつく叱っておきますので、ご容赦を」


「え、意味分かんなーい。妹ですって? この女の?」


「はい、僕は次男の月代 阿雲(つきしろあうん)と申します。こっちは三男の李織(いおり)で、そこに倒れているのが次女の月絵(つきえ)です」


 もう展開が早すぎてついていけない。この画面を見ている方々もついていけないだろう。


 京二郎は訳の分からないこの展開に、ある一つの言葉が思い浮かんだ。


「主人公補正バンザァァァァイ!」


最近になったツンデレの意味を教えてもらった若いオジサンがここにいます。


あ、あんたの為に書いたんじゃないんだから!(間違っていたらすみません)

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