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短編のお部屋

クリーンヒット

作者: スタジオ めぐみ
掲載日:2022/12/24

僕はもうダメかもしれない。

この家に来て、2年。

捨てられてしまうかもしれない。

靴はボロボロ。体も汚れている。

目は霞んで良く見えない。

喉が詰まる感じもする。

体調不良だけど、今日も仕事する。

捨てられないように。

最近は、お腹が空いて家に帰る途中、力尽きてしまうんだ。

だけど、いつも目が覚めてると家にいるんだ。不思議。


「最近、ルンバ調子悪いよね?」

「うん…家に帰ってくるとルンバ探すからな。」

「今日は和室の真ん中で力尽きてた。」

「新しいのお迎えする?」

「え…ヤダ。疲れてるだけ、明日良く見てみるから。」


次の日。

ルンバくん、かなり汚れてる…。

乾いた雑巾でボディをゴシゴシと拭く。

ダストボックスもいつもより綺麗にした。

ルンバの中どうなってるんだろう?

あれ、なんか詰まってる。

ダストボックスに繋がるところにテープみたいなゴミが挟まっていた。

ルンバの中も外も綺麗にした。

タイヤが減ってるけど、タイヤ交換できるのだろうか?


夕方。

誰もいないこの部屋を掃除するのが僕の仕事。

あれ、目がよく見えるし、体が軽い。

喉の詰まりがなくなってる。

僕はまだ働けそうだ。

靴だけがボロボロのままだけど。


「ルンバ、今日は自分で充電場所まで行けたよ。あと、タイヤボロボロになってきたけど、タイヤ交換できる?」

「タイヤ交換…できるだろうか。部品あればね。」

部品あるといいな。


今日も我が家のルンバは働く。いつもより元気に。

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― 新着の感想 ―
[一言] 丁寧に扱われていれば長生き。 命も、機械も。 これからも頑張ってね、自動掃除機ロボットくん
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