【登場人物ざっくり解説】第四章のキャラクターについて
★月野葉瑠
主人公。どんどん状態が悪化するセツナの現状に心を痛めつつ必死にお世話をしています。
それはさておき、この章でようやくイヴの花について心の整理をつけることができました……が、新たな問題を背負うことに。
登場して以来一貫して仲の良かったシャルミヌートと心を通じ合わせ、相思相愛の関係になるところまでは良かったんですが……物凄いモノを宿してしまいましたね!
とは言ってもこれは完全に構想通りの展開なのでどうしようもないことです。彼は物語の主人公ですから今後も沢山大変な目に遭う予定ですし、様々なものを背負ってもらうつもりです。
第五章以降の彼の活躍にご期待ください。
★セツナ
どんどんおかしくなっている葉瑠の(一応)家族。葉瑠と気持ちがすれ違いまくっていますが彼女の方は自覚がありません。まったくもって困りものです。
日常生活のほぼ全てにおいて葉瑠の手を借りなければままならないため、良くも悪くも葉瑠にとっては「絶対に支えないといけない存在」という見方をされています。既に対等とは言い難い関係ですね。
葉瑠に宿ったヤバいものをメンタルよわよわな彼女が知った時、一体どういう反応をするのでしょう……。
★シャルミヌート
大悪魔。『ドゥーム』の一角。
序盤で悪魔をボコボコにしていますが狂界では日常茶飯事と思われます。
今章では自らの気持ちに気付き、葉瑠と相思相愛の関係になりましたがすぐに破綻してしまいます。
このキャラは第二章で登場して以降、相当な出番が与えられてきました。もしかしたらセツナより台詞が多かったかもしれません。まるでメインヒロインかってくらい猛烈にプッシュしていたのも、全てはこの章のラストのためです。反動でしばらくは出番控えめになると思いますが、メインキャラクターであることに変わりはないです。
別れ際に『葉瑠を殺す』と宣言した彼女の覚悟は本物ですが……一旦帰ったあたりその動揺は計り知れないものだったのでしょう。本気で落ち込んでいるんだと思います。
★エメラナクォーツ
大悪魔。『ドゥーム』の一角。
第一章から皆勤賞のキャラです。今回初めて能力らしきものを使用しました。
ブラルマンは彼が直々に悪魔化させた存在ですのでそれなりに面倒を見てあげています。が、やはりシャルミヌートからは無能の烙印を押されています。強さは認められていますが。
★ガルヴェライザ
大悪魔。『ドゥーム』の一角。
今回は燃えたり燃えなかったりしていました。
電気系悪魔の頂点に立つユオリオはガルヴェライザが悪魔化させた存在ですが、そこまで関心はないようです。
神域にとっては目下最大の脅威と言っていいでしょう。王の命を受け、神域を滅ぼすために引き続き待機中。
★悪魔王
狂界の創造主。
今回は台詞多め。絵本の内容を大真面目に考察・教授する偉大なる王。
基本的に落ち着いた気性の持ち主で、部下のシャルミヌートが生意気な行動を取ろうとも、葉瑠に舐めた口を利かれようとも気にしません。
神域侵攻の延期を決意した要因として、葉瑠に「何か」を見出したようですが……?
★大悪魔ブラルマン
『ドゥーム』のメンバーを除けば間違いなく最強レベルの悪魔です。人型で、背中に生えた六本の触手を振るいます。
これといってトリッキーな能力は持っていませんでしたが、ずば抜けた基本スペックを活かして無双の限りを尽くしてきた悪魔です。新たに自己再生能力を得たことでさらに強力になりました。
唐突に登場してきた感じですが、実は前々から考えていた古株のキャラクターなので、今後も活躍の場があると思います。
★ゾフィオス
元『ドゥーム』。水系能力の頂点に君臨していた悪魔です。伏線の鬼。
第三章で王に肉体を滅ぼされ、魂だけは見逃してもらう形で逃げ延びましたが……選んだ憑依先は彼でした。彼でなければならなかったんです。
ゾフィオスの正体・境遇については次章でほぼ明らかになる予定です。
第五章に続きます。




