【登場人物解説】 第一章のキャラクターについて
第1章を読んでくださった方向けの内容です。
★月野葉瑠
主人公。この物語の主な語り部。シスコン。ボンボン。
心優しい性格の持ち主ですが同時に繊細で打たれ弱いです。他人を気遣い過ぎて自分の心労になるタイプの人。
第一章時点の葉瑠は一般人なので、右も左も分からない状態でいつも困っていました。そして書き手である私も「葉瑠視点はなんか書き辛いなぁ」といつも困っていました。主人公が一番書きにくいというのも変な話ですが、とにかく彼には申し訳なかったです。今後葉瑠が成長するごとにどんどん書きやすくなるはずなので、見守っていただければ幸いです。
既に色々大変な目に遭った彼ですが、まだまだ大変な目に遭ってもらいます。
この物語の行く末はもう決めてあるので、葉瑠と共にそこまでひた走っていければと思います。
まとめ:まだ一般人
★大悪魔ミラ/月野凪
主人公・葉瑠の義姉。とてつもないブラコン。葉瑠も大概のシスコンですがこの子はもっと重度のブラコン。
正真正銘のブラコンであり、葉瑠がいないと精神的にやばくなります。実際作中では地上を滅ぼすくらいやばくなってしまいました。
悪魔と化した理由もブラコン、死の理由もブラコン。まさにブラコンの権化。
大悪魔としての実力は非常に高いです。教会に結界を張って大幅に弱体化していた状態でもクライア様をフルボッコにしていたことから、やはり別格の強さだと窺えますね。
作中設定では「大悪魔一体倒すのに四体の神が必要」と書きましたが、万全のミラは大悪魔の中でも上位の強さなので四体の神では到底倒せません。だというのにクライア様一人で地球に来たのは本当に無謀な行為でした。
戦闘描写でとにかく気を付けたのが、ミラとクライア様の力関係です。クライア様一人では絶対にダメージを与えられない、どう転んでも敵わないという部分です。
重度のブラコンであるミラを倒すためには、弟の葉瑠がいなければ──みたいな。彼女にとって葉瑠は最大の原動力でもあり最大の弱点でもある存在なのです。
そしてこの月野凪というキャラは、この作品を書くきっかけとなったキャラクターです。
『ちょっと歪んだ義理の姉が弟ラヴのあまり闇堕ちして世界を滅茶苦茶にする』というシチュエーションを書きたいがためにこの小説を書き始めました。なので主人公の葉瑠や相棒役のセツナよりも早く生まれたキャラなのです。つまりは一番最初に生まれたキャラなのです。
実の姉設定にするかは一切迷いませんでした。やっぱり義理。義姉じゃないともしもの時恋愛に発展できません。そこの違いはでかい……。
あとは、『ドゥーム』とかいう四人組の組織がどうのこうのと作中に出てきたと思います。【行間 四】にもべらべら喋っていた悪魔が一人出てきました。
『ドゥーム』についての設定はすでにほとんど決まっています。今後の物語的にとても重要なポジションのキャラ達です。第二章から本格的に出て来る予定です。
最後に、イヴとの関係についても。
ミラというか、凪のキャラ設定として、彼女は人間だった頃全然友達が居ませんでした。当然義父母とは全く上手くやれていませんでしたから、本当に葉瑠だけの人生だったんです。
そんな中でもイヴのことは珍しくお気に入りだったようですね。まぁでもその理由というのは、イヴが人間ではなかったからです。元々人間であれば絶対に信用することはなかったと思います。
ただ、それでも葉瑠に向ける無償の愛とは決定的に違うのが現実です。ミラがイヴに向けるのはもっと打算的な感情だったりします。ミラにとっては結局やることなすこと全部葉瑠のためで、それはイヴも例外ではなかったんです。
まとめ:ブラコン。以上。
★イヴ/名もなき花
正体は名もなき花。葉瑠の婚約者として名乗りを挙げた女の子。
葉瑠のことが好きで好きでたまらなかった結果悪魔の誘惑に乗ってしまいました。
心優しい子ではありますが、基本的に葉瑠が最優先でセツナには厳しめな態度でしたね。
このキャラは第一章のメインヒロイン……なんですが、構想段階じゃ存在していませんでした。元々第一章は凪、葉瑠、セツナの三人だけで進めていく予定だったんですが、書いてるうちに「なんか足んねぇな」と思って急遽イヴをぶち込んだら物語を大幅に書き直すことになってしまい、ある意味ちょっとトラウマになってるキャラです。
キャラの作成順は「凪→葉瑠→セツナ→シャルミヌート(第二章で登場)」であり、イヴやクライア様は書いてるうちに誕生した感じです。
実を言うともうあまり書くことが無いです。イヴというキャラクターはほぼ全て本編中で解説されてることに、これを書きながら気付きました……。第一章のキーパーソンでありメインヒロイン的な役回りなのでそれも仕方のない事でしょう。
彼女の結末についてはもう決めてました。あの結末ありきで作ったキャラなので当然ですね。イヴに惚れちゃった葉瑠は気の毒ですが、これから彼はどうなるんでしょう……。
まとめ:第一章メインヒロイン
★女神クライア様
地球を管轄とする神様。強くて偉い。女子中学生のような見た目。
神域には多くの神が居ますが、各々で星を守護・管理しています。そして地球はクライア様の管轄です。星の価値が高いほど強力な神が割り当てられるので、地球はかなり評価されているということですね。
とはいっても作中ではボコボコにされてましたが、こればっかりは相手が悪いとしか言いようがありません。
上述の通り話の流れで生まれたキャラです。
当初、ミラは葉瑠とセツナでなんとかする予定でした。元々ミラは普通レベルの悪魔にする予定でしたから、葉瑠とセツナでなんとかなるはずだったんです。
が、しかし! とんでもないキャラが物語にぶち込まれてしまいます。イヴです。
イヴの登場によって設定が大きく変わり、連動して葉瑠とセツナでは対処不可能になるほどミラが強くなってしまった結果、その対抗措置として生まれたのがクライア様というわけです。
いろいろ都合のいいキャラなので今後も活用していこうと思います。
まとめ:便利な助っ人キャラ。
★セツナ
主人公・葉瑠のパートナー。神様の使いである美少女。何も知らない葉瑠のガイド役としても頑張ってもらっています。
セツナの解説をしようと思って書こうとはしたんですが、現時点では全く書けることがありませんでした。色々謎の多いキャラです。
第二章以降をお楽しみに!
まとめ:まだ謎
第二章に続きます




