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【登場人物ざっくり解説】第六章のキャラクターについて

 ★月野葉瑠


 神王。

 今回はブラルマンとの戦闘がメインでした。ようやく主人公らしい立ち振る舞いができるようになってきた気がしますね。

 あと少しで完全体になりますが、彼の場合そこからがスタートラインになります。


 第六章にてついにセツナの真実を知ることとなります。色々事情があるのは理解しつつも、ぶっちゃけパルシド卿への見方は大分変わっているとは思います。葉瑠も未熟なりに大人の対応をしているということになります。

 あとついでにステラティア卿への見方も変わっています。アレに関しては全面的に作者の私が悪いです。あんなキャラになるはずではなかったんですが……。


 そして次章にて、いよいよガルヴェライザと神域の全面戦争が始まります! ただ、完全な神王化の条件は……。





 ★セツナ


 ついに事情が判明した葉瑠の(一応)家族。今思ったんですが、この章って「セツナ」は全く出てないですね。


 ちなみにセツナの人格はパルシド卿が作ったものであり、「昔は人間だった」、「神使に成り立ての頃は家族や友人を覚えていた」というセツナの思い込みも彼が作った設定に過ぎません。

 本編でも書いた通りですが、そもそもセツナが人間だった時なんて一度もなく、家族や友人なんて元から存在しません。強いて言えば作成者のパルシド卿が親と言えなくもない関係でしょうか? 


 ただその人格も、プラニカの影響で徐々に歪んでいったため、パルシド卿が何をするわけでもなく勝手に怯えて忌避するようになっていきました。

 ちなみにカリンはセツナの人格に好影響しか与えていないので割愛。


 そして現状、セツナは肉体の主導権を自ら手放すことが確実視されています。

 一応この作品のメインヒロインはこの子のはずなので、近いうちにたっぷり出番を用意してあげる予定です。

 あと、つい最近第一章を自分で読み返してみたんですが、セツナがめちゃくちゃ頼りがいのあるキャラでびっくりしました。





 ★神王セラフィオス


 先代神王。葉瑠とは四六時中共にいる相棒的存在……でしたが、そろそろ……。


 セラフィオスと葉瑠の関係や想いなんかは次章でガッツリやる予定なのでここでは控えておきます。





 ★カリン=ラフォンテーヌ


 ハート家の使用人。自称スーパーメイド。実際かなりの有能。


 設定自体はセツナのキャラ作りをしてた頃からあった古株キャラなので思い入れもひとしおです。個人的な好みになりますが、ですわ口調のメイドキャラが好きなんです。


 おそらくこの作品内で最も優れた人格の持ち主です。彼女のおかげでセツナの性格が長らく安定していたことからもそれが窺えます。

 あと作中では話の都合上ずっとセツナの顔なんですが、当然人間時代は違う顔です。ただ、人間時代のカリンの姿まではまだ細かく決めていないので、今後もし話に出すとして、髪を何色にしようか悩んでる最中です。


 カリンもずっと葉瑠を見てきたため、セツナが葉瑠にぞっこんなのと同じくらい、カリンも葉瑠にぞっこんです。

 そして葉瑠の方も、今ではセツナと同じくらいにカリンを大切に思っています。

 第六章では説明できませんでしたが、「ハート家」についても次章かその次くらいでしっかり明らかになる予定です。





 ★プラニカ


 神王セラフィオスが一番最初に創り出した最古の神。何を隠そう作者のお気に入りキャラです。

 まず、「ですの」口調。馬鹿みたいな喋り方で本当に好感が持てます。

 カリンと同じく設定だけは昔からありまして、思い入れがあるのは当然なんですが、単純に書いていて楽しいキャラです。作中だと癌細胞だの永久に沈んでいて欲しいなどと酷いことを言われていますが、それもこのキャラの魅力の一つですね。


 セツナの瞬間移動能力や狙撃能力はプラニカの影響です。やたらと神域に嫌悪感を示すのもパルシド卿を避けがちなのもプラニカの影響です。

 元々は神域で楽しく生活し、弟のパルシド卿とも仲良く過ごしていたようですが……。





 ★パルシド卿


 神王セラフィオスによって創られた二番目の神。プラニカの弟にして神域の元トップ。


『ドゥーム』になりたいなどと宣い、あまっさえ神域の住人を皆殺しにしようとした姉のプラニカを見限り、粛清。

 ちなみにこれは神域で禁忌とされている「神同士の決闘」にあたります。


 神域最強(当時)の称号に恥じぬ力でプラニカを完膚なきまでに叩き潰し、肉体に宿る輝力の九割を削ぎ落としました。

 その後、仮死状態に追い込まれたプラニカから魂を剥ぎ取り、風前の灯火となったそれを保存します。

 そもそもパルシド卿とプラニカの仲は良好で、段々おかしくなっていった彼女を苦渋の思いで見守っていたという経緯があります。彼としても、姉を完全に殺すことはどうしても出来なかったようです。


 そして、丁度地球の女神クライアが一つの魂を掬い取ります。『カリン=ラフォンテーヌ』の魂です。

 カリンの魂を見た瞬間、プラニカの魂と適合すると確信した彼はそれを譲り受けて二つを融合させます。そうして誕生した全く新しい生命が『セツナ』というわけです。


 ただ、全く新しく作成したわりに能力面や行動面でプラニカの影響が色濃く出たことについては、パルシド卿自身が一番驚愕し、落胆しています。

 一方「セツナ」という存在そのものに対しては気にかけているようで案外ドライです。葉瑠の手前あまりそういう感情を押し出したりはしませんが、正直厄介者という側面の思考が強めです。

 大悪魔ミラとの戦闘において、クライア様が提案した「セツナ捨て駒作戦」にGOを出したのは彼です。つまり、パルシド卿は無自覚ながら「自分の手で殺すのは嫌だけど普通に死んでくれる分には気が楽」という考えを根底に持っているのです。


 半分彼の自業自得なんですが、セツナにここまでプラニカの要素が出ては複雑な心境に至るのも当然というものでしょう。

 ただカリンに対しては本当に申し訳なく思っているようです。





 ★ステラティア卿


 ロリータファッションを好むクールな女神。覇天峰位。

 なんかよく分かりませんが、いつの間にかクッソ面倒な性格のキャラになってしまいました。話の流れで生まれたキャラなので話の流れで性格が変わりました。


 とはいえ基本的には善良な神です。葉瑠のこともしっかり尊敬して慕っています。





 ★大悪魔ブラルマン


 第六章におけるボスキャラ。『ドゥーム』以外では最高峰の実力を持つ悪魔です。


 生まれながらの殺戮者……と思い込んでいるだけで、結局生まれた時はみんなと同じだったんだね、っていう感じのキャラです。まぁ、ブラルマンが最期にそう思っただけでホントのところはフツーに純粋悪だったかもしれないですけど……。


 何はともあれ、ブラルマンがシリアルキラーなのは確かなので、問答無用で消滅させる方向でいこうと思っていましたが、葉瑠の慈悲深さでなんか良いカンジの死に方になっちゃいました。

 慈悲深いっていうかちょっと歪んでますね、葉瑠は。間違いなく姉の一件が原因だと思います。





 ★悪魔王ホロヴィア


 今回はそれなりに出番も台詞もあった狂界の創造主。

 毎度葉瑠のストーキングをして暇を潰す偉大なる王。





 ★『ドゥーム』大悪魔ガルヴェライザ


 散々引き伸ばされていましたが、いよいよガチで神域侵攻をかます予定。

 本編でも解説されていましたが、とにかく広範囲な攻撃が厄介な悪魔です。

 物凄い熱波と炎を常時撒き散らしているので、戦いが成立する前に大抵の生命が死に絶えてしまうのです。この「大抵」の線引きが異常なのが問題で、葉瑠やパルシド卿のような極々少数の強者以外は接近することすら許されません。

 結論として、ガルヴェライザとの戦闘には物量作戦を仕掛ける優位性がほぼ存在しないため、神域側は基本戦術を超遠距離戦一択に絞られることとなりました。






 ★『ドゥーム』大悪魔シャルミヌート


 出番ちょろっと。一時期出まくってた反動です。

 葉瑠について何やら意味深な話を悪魔王としていましたが、果たして次の章で彼女の出番はあるのでしょうか?





 ★『ドゥーム』大悪魔エメラナクォーツ


 第一章から皆勤賞を続ける悪魔。

 今回はそれなりに出番があったようでそこまででもない悪魔。

 セラフィオスからは何の根拠もなく一方的に「プラニカをそそのかしたのはエメラナクォーツ!」と断定されてしまいました。まぁ実際そうなんですけど。




 第七章はガルヴェライザvs神域の一大決戦です。

 よろしくお願いします。




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