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平和な魔王は静かに暮らしている……はず。  作者: ぬるま湯
始まりの物語
1/19

魔王復活?

気分で書くので投稿は遅くなります。ご了承ください。女の子以外出したくないです。出しますけど。

「私が………魔王?」

「はい」

何かの間違いだ。そうだと言って!

「魔王様は魔王様です」



数時間前


私は幼馴染の魔族の女の子ミスィーと散歩をしていた。ミスィーには行動力があり、私は無理やり家から連れ出されたのだ。ちなみに、私の名前はフィース。ミスィーにはフィーと呼ばれている。同じく魔族で女。女の子と言っても立派に戦えるし、子供も……。話を戻そう!

で、しばらく歩いていたら見慣れないボロボロな建物を見つけた。

「こんなのあったっけ?」

「なかったような気がする。あったかなぁ〜」

「よし、入ってみよう!」

「えぇ!?やだよ。誰かいたらどうするの?」

「その時はその時で」

私は反対したが、ミスィーは気にせず扉を開けた。

中には家具が1つもなかった。あったのは魔石と呼ばれる大きな石。

魔石とは死者の持っていた魔力が結晶化したもので、個人の魔力量に比例して魔石の大きさは変わる。私たち魔族や魔獣と呼ばれる凶暴な獣は魔石を体内に取り込んで自分の力に変える特性がある。

「大きな魔石だね。パパでもここまで大きくはならないと思う」

「ミスィーのお父さんって魔力量は村で一番多いよね」

「うん。この魔石の半分いけばいい方じゃないかな」

「てことは、これって魔王クラス?」

「たぶん」

なんでそんな凄いモノがこんなところにあるのだろうか。床から天井くらいまで、大体3メートルくらいかな。厚さも中に人が2人くらい入れそう。ん?人?

「ねぇ、なんか中にいない?」

「魔石の中?何も見えないけど」

「よく見てよ!人の形してない?」

「フィー。よくあるよ、天井のシミが顔に見える的な」

「違うの!ほんとに見えるの!」

「とりあえず村長に報告しに行こう。放って置いたら他の魔族、あるいは魔獣に見つかって持って行かれるかもしれない」

「信じてよ〜!」

ミスィーは私を無視して先に出て行ってしまった。

「はぁ。本当なのに」

そっと手で魔石を撫でた。中に見える人も手を伸ばしているように見え…。

「う、動いた!?」

私と手を合わせた瞬間、魔石が光り始めた。眩しさのあまり目を瞑る。そして、身の危険を感じすぐにミスィーを呼ぶ。

「ミスィー!助けて!」

何が起きているのかわからない。怖い。どうしよう。

「フィー!どうした!う、なんだこれは」

「わからない!触ったら突然光って。ミスィー、どこ?」

手をギュッと握られる。いつもの手、ミスィーの手。それだけで少し落ち着いた。

魔石は輝きを増し、パキンッ!と音を立てて粉々に砕け散った。砕けた魔石は落ちることもなくその場で静止する。

「どうなってるんだ?」

「う、ぐ」

急に胸が熱くなり、内側から焼かれているような痛みが襲ってきた。

「ああああああぁああああああぁあああぁあ!!」

「フィー?どうした!フィー!!」

「熱い!胸が、あああああああああ!」

熱い熱い熱い痛い熱い痛い痛い痛い熱い痛い熱い熱い痛い熱い痛い熱い痛い熱い熱い…。

激痛は胸の中心に集中していく。気を失いそうだ。

熱が形を成す感覚。それは徐々に私から出ていく。出てきたものは魔石だった。まだ私は死んでいない。なのになぜ魔石が出来ているのか。

「私、死ぬの?いや。そんなの、いやぁ」

「なんで魔石が。それよりもパニックはダメだ。落ち着け、フィー!」

「いやだ。死にたくない。怖い。いや、いやよ。助けて。助けてミスィー」

「落ち着けフィー!!」

パンッと頬を叩かれる。

「あう!………うぅ」

私の魔石も空中で静止。そして、周りの砕けた魔石の欠片を取り込み始めた。

「魔石の吸収?魔族は魔石を飲み込むことで取り込むはず。直接魔石が吸収するのは聞いたことがない。そもそも魔石は死者にしか出てこないはずで……わからない」

魔石は吸収を止めずにどんどん大きくなる。

「私の魔石…だよね?こんなに大きくなって、私はどうなるの?」

「わからない」

魔石の成長が止まった時には、見つけた魔石より少し大きくなっていた。そして二度目の発光。

「今度はなんだ?」

「ん、…んぁあ」

魔石は一瞬で小さくなり私の中に戻ってきた。あんなに大きな魔石が、私の中に。そう思うと少し胸の部分がムズムズする。

「フィー、大丈夫?」

「はぁはぁ、なんとか…ね」

気がつくと、見知らぬ場所に私たちは立っていた。

私たちの姿を反射する鏡のように磨かれた床、強力な魔法でもビクともしなさそうな柱、一番目立つのが豪華で大きな椅子とその前に並ぶメイド服を着た魔族たち。全員女の魔族だった。メイドの1人がこちらにゆっくりと近づいてくる。

「どうなっているんだ…」

「さあ。私、疲れた」

メイドは私たちの前で立ち止まり挨拶をする

「お帰りなさいませ。魔王様」

そして冒頭に戻る。

初めましての方、既に知っている方。どうも私だよ。とりあえず、このお話の要素をまとめとくね。魔法あり。人間と魔族で対立中。人間も魔族も死んだら魔石になる。魔王とは魔族を率いる長のこと。魔族の王様。人間の王様と同じようなもの。こんな感じかな。これからよろしくお願いします。それでは、また次回。

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