3ページ『Going On!』
「それではルリお嬢様、レッスンを始めましょう。今日は何をするか覚えていますか?」
「はい!おんがくのまほうのおべんきょー
をします。」
「ルリお嬢様はさすが、もう敬語も完璧ですね。」
赤ん坊になる前にしょちゅう使ってたからね!!
「いいですか?音をイメージしてください。どんな音でも大丈夫ですよ。」
音をイメージ……どんな音にしようかな。
……!この曲にしよう。
『Going On!』というJPOPの曲だ。1週間に1度は必ず聞いてしまう私の大好きな曲。そしてカラオケの十八番。
「イメージできましたか?」
「はい。」
そりゃもう、何度聞いたかわからないくらいだもの。脳内再生もループも自由自在です。
「この魔法陣にそのイメージを水のように注ぎ込んでください。」
水のように……水……水より五線譜の方がファンタジー感あっていいな。五線譜よ、流れろー!
『ー♪ーーーー♪』
何度聞いたかわからない、でも久々に聞いたイントロが流れた。
自然に、歌い始めてしまう。
「君の夢 心に刻んで 胸に秘めた思い ずっとわすれないで 笑顔のままで Going On!」
先生に何も言われなくて、あれ?と思ったが、大好きな音楽の前にはそんな些細な疑問はどっかに飛んでいった。
「毎日おつかれ ストレスフルで 明日のことも 手探り状態?
そんな時こそ 遊びに行こう! 嫌なことなんて放っておいて
未来の地図なんて どこにもないけれど
だからこそ ∞大に描けるんだ!
君の夢 心に刻んで 胸に秘めた思い ずっとわすれないで
大丈夫 そのままでいいんだよ
誰かの 真似なんて しなくていい そのままもっともっと未来へGoing On!」
ふあー!やっとこれ歌えた!これだよこれ!!本家が聴けないのは残念だけど、オケが思ったより再現出来てて歌ってて楽しかった!
「お、お嬢様……」
……あ、先生。放置しちゃってごめんなさい。
これは怒られるだろn「素晴らしい!!このお年で既に曲を作ってしまうとは!」えっ。
「しかも、クラシックではない新たな作風の曲、聞いたことのない音……!まことに、まことに素晴らしゅうございます……!」
先生!?え、ちょ、ガチ泣き!?
「お嬢様一旦失礼します!お館様と奥様をお呼びしなくては!」
「まってくださいせんせ「バタン!」……い……」
どうしようどうしようやらかした??
というかこれ私作曲でも作詞でもないんだけどどうしよう……!?
この小説に出てくる歌は、基本オリジナルの歌詞になります。
ただ、今あるものと少し似てしまうかもしれません。ごめんなさい。