6話 最凶VS最強
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これからもよろしくお願いします。
聖剣と邪剣を手に入れた俺はフェルメールがやっている庭に向かって歩いていく。
「きたか」
そこにはフェルメールとルカ、そして執事のフィズがいた。
フェルメールは重そうな黒い大剣を持っている。
自身の背丈ぐらいあるがあんなのを振り回すのだろうか。
そんなことを心の中で思っていると
「ギル、武器はどうした?まさか素手で戦うとは言わないよな?」
「素手で戦うわけないだろ…来い!」
そう呼びかけると俺の手に聖剣と邪剣が現れる。
「おい、それ剣はまさか…?」
「聖剣と邪剣だな」
そう平然と言い放った俺にフェルメールはまさかあり得ない、といった表情をしている。
ルカとフィズは巻き込まれないためになのか遠くに離れているため表情が読み取れないがフェルメールの驚くところを見れただけで良しとしよう。
まぁそろそろ始めるか?そう言う前に
「聖剣と邪剣か…まぁいい始めようか」
とフェルメールに先に言われてしまった。
始めるつもりだったのでコクンと一回頷いた。
「じゃあ…行くぞ」
そう言ってフェルメールの剣に黒い魔力が纏われた。
そしてフェルメールが剣を一振りすると黒い魔力が衝撃波となって襲い掛かってきた。
「くっ」
上にジャンプして回避したのだが気づいたらフェルメールが目の前に迫ってきていた。
「よそ見をしてる余裕があるのかっ!」
そう言って黒い大剣を振り下ろしてきた。
とっさに聖剣と魔剣でクロスして防御するが吹き飛ばされてしまった。
「そんなものか?」
そうフェルメールがそう言うがこっちとしては今のでかなり限界なのだ。
俺とフェルメールではステータスの差が3倍以上もある。
これにどう勝てというのか。
しかし嘆いてもしょうがないので全力で倒しにかかるとする。
「本気で行くぞ!」
「来い!」
「【イービルブレイド】!【ホーリーブレイド】!
邪気と聖気を剣に纏わせ今度は俺からフェルメールに突っ込んでいく。
「はぁぁ!」
なぎ払い、突きを放ち、ものすごい速度で剣を振るっても全て黒い大剣で防がれてしまう。
「そんな攻撃じゃ私に傷一つもつけられないぞ!」
そう言って黒い大剣を振り下ろす。
あれは真っ向から不正じゃダメだ。
避けるか受け流さないとこっちが力で押し負ける。
そう思って後ろに飛び、避けようとするが…
「無駄だ!」
強烈な突きを放ってきた。
それを剣で受け流す。
そして斬撃を放つが防がれてまた反撃される。
それをどれだけやっていただろうか。
俺は直撃はしてないものの擦り傷が大量にできてボロボロになっていた。
「ハァ…ハァ」
「もうお終いか?ならば次で決めよう!」そう言ってフェルメールの剣にさらに黒い輝きを放つ闇の力が集まった。
あれはヤバイ。
俺の本能がそれを告げる。
あの闇が集まるのを阻止しなければ。
そう思いフェルメールに向かって走り出したが…もう遅かった。
「もう遅いぞ!精々死ぬなよ!【ダークスラッシュ】ッ!」
全てを飲み込む漆黒の闇が放たれた。
「くそっ!!【ライトスラッシュ】ッ!」
そして漆黒の闇と輝く白い光がぶつかり合った。
そして混ざり合い、爆ぜる。
その瞬間俺はものすごい速度で吹き飛ばされた。
軽く音速の3倍は出ているだろうか。
どうにかして止まろうとするが止まれない。
そして強い衝撃が俺を襲い、俺は意識を手放した。
今回は戦闘会でした。
戦闘シーンは自分でも見てて酷い出来だと思ってますのでそのうち修正できたらと。