4話 炎竜ルカ
ブックマーク60突破ありがとうございます。
更新遅れて大変申しわけございません!
今回はいつもよりとても少なめです。
申し訳ないです。
俺は今何故か超美少女に抱きつかれていた。
もちろんフェルメールではない、フェルメールも綺麗だが少女ではない。
女の子に抱きつかれるのなんて初めてだからかなり挙動不審なのだろう。
フェルメールがこっちニヤニヤしながら見てるし。
とりあえず
「お前誰だよ!?」
「私は炎竜のルカ、貴方が倒した炎竜だよ?」
「俺はギルだ…って違うわ!」
つい流れで自己紹介したけど…おかしいだろ!
どうしたらあのいかついリオレ○スみたいなやつがこんな美少女になるんだよ。
リオレ○スじゃなくてリオレ○アだったの!?
と心の中が荒ぶってる俺に対しフェルメールが
「高位の竜、または龍は人化できるのよ」
「へぇーよく知ってるね?ただならない気配を感じるけど何者?」
ルカがフェルメールに威圧をかけていきやがった。
ルカじゃフェルメールにはおそらく勝てない…無論俺でもまだフェルメールには勝てない。
後3、4レベル上がれば勝てるだろうが。
俺が止めに入ろうかと思考していると
「ルカと言ったか?実力の差を見極められないとはまだまだのようね」
「何ですだって?」
「まだまだ半人前といったのよ」
「ッ…喰らえ!我が身に宿る炎の竜の魔力よ、今我が敵を焼き払いたま「やめろ!」え…」
「ここで争うなよ」
「そうだな…私が悪かった」
案外すぐ謝ったな。
そう思って顔をチラッと見ると少し驚いた顔をしていた。
今まで強く言葉を言ったことなかったからな。
まぁそれは放っておくか。
「ルカも謝れ」
「うっ…ごめんなさい…」
こっちもすぐ謝るな。
まぁ、お互い仲直りしてもらったほうが俺も好ましいけど。
「それじゃ魔王城戻る?」
「そうだな。お前のことで話したいことがあるしな」
「そうか?」
と俺たちが他愛ない会話をしてるとルカがすごく驚いた顔をしながら俺に
「ちょ、ちょっと!今魔王城って言いましたよね!?」
「言ったよ?」
俺が答えると
「じゃ、じゃぁ…ご主人様は魔王様なんですか!?」
あぁ…そういうことか。
内心納得した。
魔王は俺じゃなくてフェルメールだ、そう言おうとした時。
「私が魔王だ」
まるでキリッという効果音がなりそうなぐらいのドヤ顔で言い放った。
「ブフッ」
やべっ、思わず吹き出しちまった。
フェルメールがこっちを睨んでるが目を合わせないようにする。
しかしルカはこっちのことを全く気にせずにフェルメールに
「ま、魔王様…!凄いです!」
と言ってフェルメールを煽てたのでフェルメールも気分が良くなっていった。
その日の帰り道は賑やかだった。
転移魔法で一瞬だろとかは気にすんな。
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