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1話 魔王フェルメールと魔神ラース

ブックマーク13人到達!ありがとうございます

「うーん…あれ?ここは?」


見慣れない天井

そもそもなぜ天井を見ている?

天井があるという事はここはおそらく何処かの家なのだろう

誰さの家なのだとしたら心当たりは一つしかない

僕を王国の兵士から守ってくれた女の人だ

そんな事を考えていると不意にドアが開いた


「おや?目が覚めましたか?」


「あなたは?」


「私はお嬢様の執事をしておりますフィズと言います。以後お見知り置きを…」


「あ、どうも。俺はギルと言います」


丁寧に俺に自己紹介をしてくれたのはおじいさんだ

優しそうな笑みと優しい声で田舎のおじいちゃんを思い出す


「目が覚めたのでしたらいきなりで申し訳ないのですがお嬢様がお呼びですので一度お嬢様にお会いになっていただけませんか?」


「お嬢様?」


「はい。この魔王城の主である魔王フェルメール様でございます」


なに?今この爺さんは何を言った?

魔王だと?

あのゲームとかのラスボスの?

魔王と聞いて警戒した俺は威圧するような声を出してしまった


「おい、今魔王って言ったか?」


「はい」


爺さんは笑みを絶やさないで言った


「考え込むのも良いですが今はお嬢様に会っていただけませんか?」


魔王に会う?会ってどうなる?

殺されるか?いや自ら助けておいて殺すというのはないだろう

いや分からないぞ?俺をおもちゃとして遊ぶために助けたか?

どちらにしろ今行かなければ魔王が怒って殺しに来るかもしれないな…

しょうがないか…


「分かった会おう」


「ありがとうございます…ぞれでは…」


そう言っておじいさんから光が放たれた

驚いていると自分も巻き込まれてしまった

あまりの眩しさに目を瞑る

そして光が収まって目を開けると

目の前には美しい黒髪の女性がいた


「目は覚めたかしら?」


「え、えぇ」


こいつは今の俺ではおそらく…いや絶対に敵わない

息をするぐらい簡単に殺されてしまうだろう

そう言ったことを考えているとその考えが顔に出ていたのか魔王が


「あら、そんなに警戒しなくても良いわよ。別にとって食おうって訳じゃないわ」


ほんとがどうか怪しいがとりあえず今疑っても意味がないので頷いておいた


「ふふっ貴方良い素質を持っているわね…魔神様に会ってもらいましょうかね?」


「なっ!?お嬢様正気ですか!?」


今まで黙っていた執事のフィズが声を大きくしていった


「正気よ。それ程までにこの者が秘める者は大きいわ」


「しかし!お嬢様ーーー



長らく続いたフェルメールとフィズの言い争いは魔神に合わせるということで終わった

魔神とはなんだろう?名前の通り神なのだろうが

そして


「そういえば貴方ってなんていうの?」


「ギルです」


「そう…じゃあギル、今から魔神様に会うために暗黒空間に向かうわ」


「暗黒空間…そこに魔神が?」


「まぁ正確にはそこに魔神様を召喚できるの、つまりいつもは居ないわね」


「へぇ…魔神を呼ぶのには何か対価とか必要なんですか?」


ゲームなどではアイテムを使うと召喚できたりする


「まあ強いて言うならMPを多少使うだけかしらね。じゃあ行くわよ?」


「え?な、何をーー


最後まで言い切れずにフェルメールから放たれた光に巻き込まれてしまった

ものすごい光に目を思わずまた閉じる

そして目を開けると…


「やっほー久しぶりだねフェルメール」


「はっお久しぶりでございます」


「それで要件はその子に力を与えるってこと?」


「はいお願いします」


「本当に言ってる?」


「はい…何か問題でもありましたでしょうか?」


「ふぅん…気づいてないんだ?」


「何のことですか?」


「まぁ良いよ…それで?貴方の名は?」


「ギルです」


「私はラースっていうのよろしくね?」


そう言って手を差し出された

これは握手ということなんだろうか?


「握手してくれないの?」


「え?いやよろしくお願いします」


上目遣いは卑怯だろ

ちなみに背は俺より10cmぐらい低い

そして可愛い


「へぇ…じゃあ仕事するか!」


そう言って俺とラースが激しく光った

相変わらず激しい光に目を閉じ

そしてまた目を開けると周りが全て黒い空間に居た


「ここが私の神界よ」


そう言いながら魔神ラースは何もないところから黒い亀裂を作りそこに手を突っ込んだ


「あれー?何処だっけな?うーん…あ、あった!」


そう言って亀裂から出したのは前にフィリアでのところでも見た本に似ていた

違うところと言えばフィリアの本は白かったのが黒い本ということだ


「この中から3つだけ好きなスキルを選んで良いよ」


「は、はい!」


キター!チート能力だ!

何にするかなー

そう考えながら本をペラペラめくっていく…



すごく悩んだ

めっちゃ悩んだけど決めた


1つ目のスキルはスキルイーターだ

このスキルは半径15Mの範囲に入ってるスキルを奪うことができるスキルだ


2つ目は武神Lv3だ

このスキルは武術系スキルにLvを+するスキルだ

あれ?と思ったからもいるだろう+とはどういうことだ?と

いろいろ端折って説明すると剣スキルが3あったとしたら剣スキルに+3されて合計で6と言うことになる

剣スキルが4武神が4なら4+4で8となる

ちなみに武術系スキルのレベルが上がりやすくなる効果もある

そしてこのスキルがあれば8+8=16の様に限界を超えられる


最後3つ目はテイマーセット(召喚魔法Lv3+使役Lv3)だ

これさえあればあなたは立派なテイマーです!

強いドラゴンなどを召喚し使役しましょう!

との事だ。


「これで良いです」


「ふむふむ…へぇ…」


「どうしました?」


「別に?ただ…いいチョイスね。……二回目だからかしらね?」


なんか最後に行ってたが…まぁせっかくもらえるなら強い奴選んどかないとね


「これでいいのよね?」


「はい、ありがとうございました」


「それじゃあ最後に私の加護もあげるわ」


「え?」


Systemmessage:スキル 魔神の加護を入手しました


「それじゃあ、元の世界に戻すわよ」


そう言ってまた激しい光に包まれた


「大丈夫か!?」


「何処かお怪我はございませんか!?」


フェルメールとフィズが慌てて駆け寄ってくる

聞けば魔神(ラース)と一緒に闇に包まれたので何事かと慌てたらしい

事情を説明すると


「そうか…いきなりラース様の神界に連れていかれたから慌てたぞ…」


「ご無事で何よりですぞ」


そう言ってフィズはホッホと言う


「そうね無事で何よりね…」


「心配してくれてありがとう」


「し、心配なんてしてないぞ…」


「それでもだよ」


こんな感じでギルの新たな生活が始まる…




新章始まりましたね

いまいち魔王フェルメールの口調が定まらない…

ここからはギルが魔王城でどんどん生けるチート状態になって行きます


ブックマークが一気に13人に増えて作者のやる気が超アップです

誤字やここもっとこうしたほうがいいよ、などのアドバイス待っています!

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