表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

3/29

プロローグ2 王女の裏切り

ブックマークありがとうございます!


気がついたら俺はどこかのでかい部屋にいた

周りには5人人がいた

こいつらが俺と同じ勇者なんだろうか

そう考えていると急に1人の女の人から話しかけられた


「あら?あなたも勇者なのかしら?」


「"も"とは?」


「え?あなた転移を担当した天使様から聞いてないの?」


天使とはどういう事だ?

俺を担当していたのはフィリアな筈

全員フィリアがやってたんじゃないのか?

その疑問を言ってみた


「天使?俺の事を担当したのは女神だった筈だけど…?「


「「「「「え?」」」」」


その場にいた全員がこっち見た

怖い怖いって

こっち見んなよ


「おい」


「ん?」


不意に後ろから声がかかった


「女神って今言ったよなぁ?」


「言いましたけど?」


それが如何したのだろうか?

何か問題でもあるのだろうか

1人や2人ぐらい女神が担当したってなんの問題もないと思うんだが


「それが如何いう事が分かってんのか?」


知らねーよ

今来たばっかだから知るわけねーだろ


「知りませんけどなんか問題があるんですか?」


「っな!テメェ!」


何こいつはいきなりキレたんだろう

頭おかしいのだろうか?

情緒不安定なのか?


「ちょっと落ち着きなよ」


近くにいた男性が止めてくれた


「だってよぉ!」


「だっても何もあるものか。この人何もわかってない顔してるじゃないか。そんな人をガンス君は殴るのかい?もしそうだとしたら僕は君を軽蔑するね。きみだってそうだよ?女神にやってもらったとか嘘ついちゃダメじゃないか」


何言ってんだこいつ

本当にフィリアに担当されたんだが

とこんな事をやっていると部屋の扉が開き執事服を着たおじいさんがやってきた


「皆様、国王陛下の準備が出来ましたので…」


と言うと部屋を出て行ってしまった

準備ができたからなんだと言うのだ

そう思っている俺にガンスとやらを止めてくれたお兄さんが


「国王陛下に挨拶しに行くんだよ」


と教えてくれた

なるほどそれで世界を救ってください的な事言われるのか


「分かりました。ありがとうございます」


「気にしなくていいよ」


そういった会話をしておじいさんの後を着いて行く

長い廊下だ

壁には色々な絵が飾ってある

絵を見ながら進んでいくと

おじいさんが不意に止まった


「ここです。くれぐれも国王陛下に無礼のないように…」


と言ってどこかへ行ってしまった

そして扉が開いた


「よくぞ来た!異世界からの勇者よ!」


そういって俺たちを出迎えた


「いきなりで悪いがお主達には魔王を討伐していただきたい!このままではこの世界は魔王に支配されてしまう!しかし私たちには魔王に対抗する手段がない!そこでお主達を召喚する事にした!お主達にはこれから魔王を討つ勇者としてその力を磨いてもらいたいと思う!エイル!」


「はいお父様」


国王とやらがエイルと呼んだのは娘のようだった

俺より1つか2つ下ぐらいか


「勇者様達をあの部屋へお連れしろ」


「分かりました。こちらです」


あの部屋ってなんだ?

そう思っていたのが顔に出ていたのか


「あの部屋というのはステータスやスキルを調べる部屋の事ですわ」


「説明ありがとう」


そんな物があるのか

やっぱりファンタジーだな


「こちらです」


そういって1つの扉の前に止まった

ここが例の部屋なのだろうか

だとしたら自分のステータスがどのくらいなのかがきになるな

楽しみだとワクワクしていると

エイルさんが扉を開けた


「お入りください」


そういってエイルさんは1人で部屋の中に入っていった

俺たちもエイルさんに続いて部屋に入った

部屋の中には水晶が1つ机の上に置いてあった


「この水晶に手を触れると魔法の適正属性とステータス、スキルがわかります」


そういってエイルさんは自分の手を水晶の上に置いた


<エイル>


種族:人族


Lv 19


HP  1420/1420

MP   180/1670


攻撃力 170

防御力 360

俊敏力 340

魔攻撃 870

魔防御 630

 運  70


スキル


火魔法:Lv2

風魔法Lv3

水魔法Lv6

MP消費軽減


属性


火、風、水


「私のステータスはこんな感じになってます」


「凄いな…」


親切なお兄さんが言った


「じゃあ貴方次やってみましょう」



いろいろあって俺の番だ


<ギル>


Lv1


HP  200/200

MP  300/300


攻撃力 30(100)

防御力 30(100)

俊敏力 30(100)

魔攻撃 30(100)

魔防御 30(100)


スキル


(Lvアップ時ステータス2倍)

(絶対鑑定)

(絶対隠蔽)

(Lvアップ必要経験値1/20)

(所得経験値20倍)

(女神の加護)

(言語完全理解)

(異世界からの旅人)





と雑魚だ

おかしいぞ?スキルとってたはずなのに?

そう頭を悩ませていると


「ギャハハハハ!なんだこいつ雑魚じゃねぇか!」


「弱すぎだろ」


「幾ら何でも弱すぎるわよ」


周りから暴言の嵐

なんでこんな事になるんだよ!

クソッタレ!


「皆さん落ち着いてください」


エイルがみんなを止めてくれた

助かった…か?


「なんだよ?雑魚に雑魚っていっちゃ駄目なのかよ?」


「そうだ!そうだ!」


「いえ、別に駄目とは言いません」


あれ?雲行きがあやしいぞ


「じゃあなんだよ?」


「私の権限でこの者を…国外追放とします」


「えつ!?ちょっちょっとまってくださいよ!」


「誰か!この者を城の外に放り出しなさい!」


「「はっ!」」


「ざまぁみやがれ!」


「ふんっいい気味ね」


「女神に転移を担当してもらったなんて嘘つくからバチが当たるのよ!」


「さっさと歩け!」


「やめろ!俺が何をしたっていうんだよ!」


「無能はそれだけで罪なんですよ!」



「おらっ!」


「ぐぅっ!」


「オラァ!」


「ぐぁっ!」


俺は城から追い出され近くの森の中で兵士達に痛みつけられていた

蹴られ、殴られ、踏まれ、切られ、刺され

この地獄が早く終わって欲しかった


「おらよっ!」


「ぐぁぁっ!」


「へへっいい気味だ…ぜっ!」


「ぎぃっ!」


意識が遠くなってきた

クソがこんな訳のわからないところに飛ばされて

よくわからないまま死ぬのかよ!

クソが!


「おいそこで何をしている?」


「っ!?なんだテメェ!」


「殺すぞ!?」


「何をしていると…聞いているのだ!」


その人は長い黒髪でとても美しい女性だった

ただ1つ気になるところは…黒いオーラを纏っているのだ…

そして薄れ行く意識の中その人が兵士達を圧倒し

俺を…抱えた…

そこで俺の意識が途絶えた







どうも皆さん勇者召喚されて女神には愛されたけど勇者達からは嫌われたので魔王に拾われました第1話です!

ブックマークしてくれた人が3人になりました!ブックマークなどが作者のやる気です!

ちなみに毎日更新をしばらく続けていきます

感想、誤字などの指摘、ここもっとこうした方がいいよ、などのアドバイス待ってます!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ