20話「さぁ、久々に戦うか!」
大変遅れて申し訳ございません。
そういえばつい最近ですね劇場版ノーゲームノーライフZEROを見てないことに気がつきまして、動画サイトの方で見たんですけど凄い良かったです。
シュヴィちゃんとジフリールが戦ってシュヴィちゃんがリクからもらった指輪だけを守るシーンとかもう泣いちゃいました。
皆さんは映画館で見られましたか?
「ここがリント王国学園自慢の第一闘技場さ」
闘技場へと着いて生徒を全員闘技場へと入れたセイン先生がそう言う。
めちゃくちゃ広いな。
陸上競技場とかよりも少し広いぐらいの広さがあるかな。
目測だけど。
「今第一闘技場?って思ったひとも少なくないはずだ。もっとも知ってるひともいるとは思うけどね」
今完全に第一闘技場?って思ったわ。
顔に出てたのかな?
どんな事があっても無表情でいようと思えば居られる自信があったんだけどな。
まぁ良いか。
「この学園には第一闘技場、第二闘技場、第三闘技場、第四闘技場がある。もっとも第四闘技場は最近観客席が崩れちゃって工事中なんだけどね。結界張っては筈なのに結界ごと壊すなんて…エル君は…。いや君達に行っても仕方なかったね」
エル君?
誰だか知らないが結界を破るのか。
戦ってみたいな。
「レトリー、エル君ってのは誰だ?」
隣にいたレトリーに小声で聞く。
俺の質問に対し少し驚いたような呆れたような顔をして
「エル君って…エル様はこの国の第二王子ですよ。エル・リント様ですって。どこかで聞いた事はいるでしょう?」
「知らないな。まぁ、ありがとう」
俺が言うとレトリーは
「どういたしまして」
と言った。
「まぁ、話を戻すが第二闘技場は今二年生が使っていて、第三闘技場は三年生が使っている。第四闘技場は生徒が自由に使える練習場のようなものだったんだけどさっき言った通り今は工事中だ。申し訳ないが一週間ほどは校庭で我慢してくれ。ちなみに闘技場はSクラス、Aクラス、Bクラス、Cクラス共用だ。喧嘩はしないでくれよ?こっちまで怒られるんだ」
と言いセイン先生がハハハッと笑う。
「まぁ、多分大丈夫だとは思うけどね?あとは他学年…上級生との問題だね。Sクラスなどに勧誘したりしに来る事があってね、無理矢理仲間にしようとしたりするかもしれないんだよ。そこのところは気をつけてね。言ってくれれば対処する。っとまぁ長い話は終わって実力を見せてもらうからね。テストの点数とかで大体の実力はわかるけど具体的な問題やどこを良くしたらいいかをアドバイスするためにね。前にも行ったが戦ってもらう相手は隣の人とだ。そしてこの競技場には観客席に被害が出ないための結界と肉体的なダメージを精神的なダメージに変換する結界が貼ってある」
肉体的なダメージを精神的なダメージに変換する結界か。
それダメージ与えすぎたらどうなるんだ?鬱にでもなるんじゃないか?
「精神的なダメージに変換と言っても廃人になったりはしない。ある程度ダメージが入ったら気絶するようになっている。まぁ上級クラスの魔法をもろに当たったら1日2日ぐらいは寝込むかもしれないがまぁ安心してくれ。」
上級クラスで1日2日寝込むのか。
超級喰らったら何日寝込むんだか。
「じゃあお前らは向こうだからな。武器はそこの倉庫に置いてあるから好きなのを取って来い。俺は先に行ってるからな」
と言ってセイン先生は先に歩いて行った。
武器を取りに行くときにルカとレトリーに
「何使うんだ?」
と聞いてみる。
もっとも大体予想はついてるが。
「私はいつも通り斧かな」
「私は弓と短剣ですかね」
「やっぱ使い慣れてるやつを使うのか」
俺が言うとルカとレトリーは「「まぁそうですね(だね)」」と口を揃えて言う。
そのあとも軽く話しながらセイン先生の方へ歩いて行った。
※
「よし、全員揃ってんな!んじゃこれから模擬戦を始めるぞー。各ペア適当に空いてるところに行けよー」
セイン先生の言葉を聞いて生徒たちが空いてるところへ散らばった。
俺はレトリーに「頑張れよ」と言葉をかけてからルカと一緒に空いてるところへ歩いて行った。
「んじゃここにすっか」
俺が言うと周りの生徒たちが『何故か』離れていった。
「分かったよ。」
「んじゃ少し離れるか」
ルカとの間を5M程開けてからルカに
「さぁ、久々に戦うか!」
と声をかけて剣をかまえた。
勿論二刀流だ。
ステータスを同じにしているので手加減してると普通に負けるからな。
最も両者本気でやったら学園が衝撃で消し飛ぶけどな。
「先手はご主人様からで良いよ」
「良いのか。そんじゃ遠慮無…っく!」
左手で持った剣を前に構え右手の剣を弓を引き絞るように後ろに下げてルカに向かって走り出す。
風魔法での補助も付けてルカに向かっていく。
周りから見たら姿が消えてるかのように見えているだろう。
そのままルカに突っ込み左手の剣で突きを放ち右手の剣を振り下ろす。
それをルカは斧で防ぎ反撃してくる。
それを避けて反撃する。
この攻防を見ていた他の生徒たちにどよめきが起きた。
二人は何事でもないかのようにやっているが常人では目で捉える事も無理なスピードで戦っているのだ。
もちろん二人にとってはまだこれも準備運動のようなものなのだが。
「良し、んじゃぁギアあげるぞ」
「わかったよ」
少し言葉を交わしたあと両者はまたぶつかりあった。
お互い威力が高く、威力を殺しきれずに吹き飛ばされるが空中を蹴って空中で戦い始めた。
※
空中で戦うこと10分。
他の生徒はもちろんセイン先生もギルとルカの戦いに見入っていた。
「一気に決めるぞ」
「分かった…行くよ!ご主人様!」
空中で一旦止まってお互いに一声かけてからまたぶつかり合った。
ルカは火属性の魔力を木の斧に纏わせて一発一発が重い攻撃をまるで木の枝を振っているような速度で放ったが、ギルはその攻撃をいなし両手に持った剣でさらに早い攻撃を放つ。
ルカはそのまま防戦一方で受け続けるだけだったがある時ギルがフェイントをかけてルカはもろに攻撃を食らった。
「ぐうっ」
苦しそうな声とともに地面へと凄まじい速度で落ちていく。
そのままギルが追い打ちをかけるようにルカの落ちたところへ飛んでいき、ルカに剣を振り下ろした…その時。
ギルの呪魔法でも弱体化が解けてしまった。
「あ、やべ」
その日第一闘技場も使用できなくなった。
戦闘シーンが苦手ですね。
正直何書いたらいいかわからないです。
はい。
そういや新作二つほど投稿してはいないけど大体の構想は出来てるんですよ。創造と世界に愛された少年は勇者召喚の学園編が終わったら投稿します。
3年29日新作7度目の転生を投稿しました




