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あぁ、何という理不尽だ!  作者: 柿野 かき
第1章 ダメージ無効+魔力無尽蔵ってマジですか?
3/16

3話目 俺の能力がヤバそうなので逃走することにします

3話目です。不定期更新になっとる…

今回はちょっと短めです。

世界が、光に満ちた。


それはまるで、新たなる始まりのごとく。


それはまるで、古きの終わりのごとく。


世界に満ちた光は総てを照らし続け……




ジャスト1分後、それは消えた。

**********************

う〜わ。ヤッベェぞコレ…

どうやら俺は凄まじいまでの『力』を持っているらしい。それも、天野が比べ物にならないほどの。


マジかよ…あぁー。

…めんどくせぇ。


これ絶対あれだろ?俺重用されちゃうやろ?祀り上げらちゃうだろ?俺だけで何とかなっちゃうだろ?そしてみんな何もしなくなっちゃうだろ?


嫌だよそんなん。絶対ゴメンだ。


ど、どうする…どうするよこれ…


「え、えーーと…って、あれ?」

ハテナが頭の中に3つ。


何でみんな、そんな遠くにいるの?

何でみんな、気絶してんの?

何で俺だけ、何ともないの?


何で…って、そうか。

すぐにわかったぞ!答えは、この水晶の光には物理的な衝撃がある、だ!そして俺だけ、それに耐えうるほど強い力を持っていた、と!それしか考えられない!


というか、絶好のチャンスだなこれ。


今、ここにいる奴らは全員意識がない。


つまり、ここから今抜け出せば、俺は祀り上げられなくて済む、ってことだ!過労死しなくて済む、ってことだ!


よし、まずはそこにあるステータスカードを拝借っと…

ステータス見るのは後だ!とりあえず逃げるぞ!

…でも、どうやって逃げようか?

まぁいいや!とりあえず急げ!


そうやって俺は、異世界転移初日から逃げ出す羽目になった。


誰も何も、気づかないまま。


果たして、これから一体どうなってしまうのだろうか。

それはまだ、先の話。

神のみぞ知る、未来の話だ。


さて、天哉は無事逃げることができるのか!

そして、逃げた先に何があるのか!

次回もお楽しみに!

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