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あぁ、何という理不尽だ!  作者: 柿野 かき
第1章 ダメージ無効+魔力無尽蔵ってマジですか?
14/16

14話 ヒロインと戦うのは最早運命なのだろうか?

なんと奈々さんと戦うことに⁉︎いったいどうして⁉︎

そんな風に感じたあなたは見て行ってください!

では、どうぞ〜



尚、著作権に引っかからないでほしいところが1つ。大丈夫だと信じたい!お願い訴えないで!

許してクラ○スさん!


闇馬(くらま)、だと…」

「おう、闇馬だぜ!」


どうもみなさんこんにちは。闇馬天哉(くらまてんや)です。

とあるダンジョンの、とあるボスを倒したところです!

呆然としてるのは天野翔(あまのかける)君。誰でも羨むイケメン君です。


「どうしてその剣を…いや、その剣は折れたはずだ。どうやって直したんだ⁉︎というか、今までどこにいたんだ⁉︎どうやって現れた⁉︎あの攻撃は一体何なんだ⁉︎」


うん、質問多すぎ。落ち着こうぜ。


「剣は直した。ダンジョンに入った直後からお前らの近くにいた。気配を消していたのを解除しただけだ。あの攻撃は聖剣の力だ。もうちょっと使いこなしてみろよ…」


「なっ…⁉︎」


また呆然。お前びっくりしすぎ!


「あ、この聖剣な?一応返しておくわ。」

聖王の力はもうもらっちゃいましたからね。一応あっちにも分身がいるようだが。


聖剣を返すと、天野が何やら聞いて来た。


「というか、何でここにきた?逃げたんじゃなかったのか?」

「うむ、単純に奈々が見に行きたいって言ったから。」

奈々の名前を出すと、あたりがざわつき始める。


「藤澤さんがいるのか⁉︎」

「うそ、奈々ちゃんはどこ⁉︎」


《だそうですよ、奈々ちゃん?》

《も、もう!誰が奈々ちゃんですか!》

《君のことだよーでもその先は言わないけどねー》

《それ著作権に引っかからない⁉︎大丈夫⁉︎》

《大丈夫大丈夫!というか出てこないの?》

《うん、なんか怖いし。》

《そう?》

《うん、ごめんね?》

《いや、大丈夫。》


「奈々は出てきたくないってさ。」

「何だよそれ!藤澤さんはどこだ!」

「そこ。」

《ちょっと⁉︎闇馬君⁉︎》

《 大丈夫、物理的干渉はできないって言ってただろ?》

「いないじゃいか!」

「嘘ついたのね!」


いやほんとのことだって。そこにいるよ?さわれないだけで。


「藤澤さんをどこにやった!まさかどこかに捕えてるんじゃないだろうな⁉︎」


だからそこですって!


「とっとと教えろ!逃げ出した臆病者がぁ!」


ブチっ


あ、俺の音じゃないよ?

なんと、奈々さんから発せられた擬音でございます。

奈々さん、すごい怒っちゃってるよ。やばい。



「逃げ出した?闇馬君は、みんなのためを思ってクラスから離れたっていうのに、その言い草は何?」


いきなり現れて、すごい形相でみんなを睨む。

てかみんなのことなんて思ってねぇよ?なんか美化されとる。


「まさか、みんな同じこと思ってるの?闇馬君が逃げ出した臆病者で、私を連れ去ってどこかに捕らえたと?」


お嬢様のそれより何倍も濃密な冷気、いや殺気。

奈々さん、怒ると怖すぎるやろ!俺でも震え上がるよ!


それに耐えかねてか、倉本さんだっけ?魔法使いの人が言った。


「だ、だってそうでしょう⁉︎逃げ出したのは事実」

「黙って」



星護先輩(ファフニール)の護星レーザーが何千本も倉本さんに向かって殺到した。塵も残さぬ殺し方だな!


呑気に見てないでなんとかしなきゃ!

こっちも護星レーザーで応戦。相殺かな?と思ったけどこっちの方が手数が少ない。足りない分は大剣で防いで行く。


「なんで邪魔するの?そいつらは闇馬君をバカにしたんだよ?貶したんだよ?生きてちゃダメだよ。」


「なんでいきなりヤンデレ化しちゃうのかねぇ。まぁいいけど。なんとなく、かな?」


「私より、そのゴミ以下の方が大事なの?」



うわスッゲェセリフ!痺れるぜ!



「違うけどな?人が死ぬのは見たくないんだよ。俺

の願いだし、聞いてくれないかな?」


「それは出来ないよ。私は、大好きな闇馬君を傷つける奴を絶対に許さない。そう決めたんだから。」


「傷つけたってか、事実言われただけだろ?逆ギレだからな?それ。」


「どうでもいいよ、そんなの。とにかく私は許さない。」


「やめてくれ。いや、やめろ。」


「嫌だ。いっつも闇馬君のお願いを聞いてるんだから、私の願いも聞いて。」


「それは無理な相談だな。他のことならなんでも聞くが、こればっかりは無理だ。」



奈々さん近づいてきます。目の前まで来ました。



「通して。」


「やだね。」


「そう、じゃぁ…

ちょっと黙ってて。」


奈々が巫女の装飾を纏う。

大人びた彼女の姿に一瞬見とれてしまった。何やってんの俺⁉︎


その瞬間、

俺や俺の武器にかかる重力が急速に反転し、増幅された。


ほぼタイムラグゼロで、天井(・・)に叩きつけられる。

あれ⁉︎奈々さん戦えたの⁉︎めっちゃ驚きなんだけど!


「させるか!」

俺も騎士の装飾纏うか。魔道書も出してっと。

魔道書で重力を戻して固定。襲ってくる衝撃波を突っ切り、クラスメートを手にかけようとしている奈々の下へ、一瞬でたどり着く。


奈々の手を掴んで、声をかける。


「まぁ、落ち着けよ?」


「 落ち着いていられないよ。」


時間が停止する。そして、手が振り払われた。

なんとなく予感はしていたので、遅延発動式の魔道書の魔法で無効化。

時が動き出す。


また手を掴んで、声をかける。


「他に方法があるだろう?」


「他になんてないよ。」


クラスメート全員にレーザーが殺到。

護星の結界で阻止。強度はこっちの方が上だ!


掴む手に力を込めて、3回目の声かけ。


「俺はこんなの望んでないぜ?」


「これは私の望み。」


ウロボロスの力で、クラスメート全員の命が吸い取られて行く。


俺もウロボロスの力で、失われた命を補給して行く。いたちごっこだね!


手がまた振り払われた。悲しい…

にらみ合いが続く。



「なかなか執念深いんだな。」


「…嫌いになっちゃった?」


「いや、全然?」


「そう、良かった。

じゃぁ、そろそろどいて?」


「うんにゃ、

もうそろそろ、こんなことやめようぜ?」


「嫌だ。」


「悪いな、俺も嫌だ。」



奈々の姿が消えたかと思うと、クラスメート(あれは玄野?)を大剣で叩き潰そうとしていた。よくあんなもん持てるな。筋力どうなってんの?


うわ、ちゃっかり因果律固定されとる。奈々も使えるんかい!『因果律改変』を!


まぁ俺も使うか、『 因果律改変』!『当たる』は変えられないので

『玄野に』を『玄野の近くに』に変える。


成功!ギリで外れた。追撃は大剣でガード!こっちは固定されてなかったみたい。


「なかなかやるじゃん!奈々!」


「流石だね、闇馬君。でもね…」


奈々がちょい不気味に、クスッと笑う。


「巫女たる私の命令に、騎士のあなたは逆らえないのよ?」


その瞬間、

俺の体が、鎖で繋がれたように動かなくなった 。


「何っ⁉︎う、動けねぇ…」


「ごめんね、闇馬君。すぐに解いてあげるから、ちょっと待っててね?」



おいおい!状態異常無効はどうした!


「それは状態異常ではない。命令に従っただけ。ただそれだけなのだ。」


転生先輩(ウロボロス)


「どうやったら解ける⁉︎」


「無理だ。先ほども言ったがそれは状態異常ではない。故に、殆ど誰も解くことはできない。巫女を除いてな。」


「マジかよ!世界改変でも無理なのか⁉︎」


そう言うとウロボロスは、


「世界改変?あぁ、それならいけるかもしれぬ。

ただ、あれは骨が折れるぞ?」


などと言い出した。やったことあんのかな?まぁ今はそんなことどうでもいい!


「頼む!時間を止めておいてくれ!ちょっくら世界変えてくる!」


必死にお願いしてみると、


「いや待て、お主は真皇なのだ。それくらいのことでそれに頼っていいのか?」


「どう言うことだ?」


と言うかなんで知ってんの?


「それくらいの我らにはわかる。先程の発言はつまりだな、真皇たるお前には、その程度の命令は効かぬと言うことだ。」


「じゃぁ、なんで俺は今動けないんだ?」


「それはお前が自身を騎士とみなして居るからだ。自身を真皇だとみなした時点で、それはいとも簡単に解けるだろう。」


「マジかよ⁉︎ちょっとやってみるわ…って確かに、簡単に解けた!」


さっきまで誰にも解けないって言ってたものが簡単に解けました。笑える話ですな!


「それで巫女を止められるだろう?私はこれで失礼する。」


「帰んのかよ⁉︎」


「元々些細な夫婦喧嘩の様なものだろう?我らが首を突っ込む方がおかしい。」

「夫婦喧嘩ってなぁ…」


確かに、言われてみればそうかもしれない。

ならこんな夫婦喧嘩、早く終わらせないとな!



「こんな時には…

あぁ、そういえばいい方法があったな。」


とても単純で、とても効果的なものが。


それとなくかけてた時間停止を解く。

さて、あの怒り心頭な俺の嫁に、きっちりと愛情を伝えるとしますか!


きっと骨が折れるけどな!







今回めっちゃ長くなった!すごい!

この展開はまだ続きますよ! お待ちくだされ!

今回はさらっとすげぇ技の連続でした。そして奈々も龍器使うというね。やばくなって来た。

この夫婦喧嘩。果たしてちゃんと終息するのか⁉︎お楽しみに!


【ここからはお願い】

作者の野望のためにも、「面白かったら」是非高評価お願いします!

感想やレビューも受け付けております!


例)「強すぎww」

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