醜小鬼達の鬼姫
メルディア姐さんショタコンに目覚めた
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翌日、ミックス達はジャバウォックを連れてガーデンブルグ王国に訪れていた。
メルディアは昨日の件で無垢な少年に犯される快感に目覚めてしまい、ジャバウォックに今まで事を謝ってまるで我が子の様に可愛がるようになっていた。
水妖魔になってからは食事や性行為などの楽しみが少なくなっていたのだ。
元々、サドスティックな性格のメルディアは成長の見込みのある冒険者達を鍛える名目で厳しい特訓や訓練をさせて苦しむ表情に興奮するタイプであったが、今まで自分の反撃して快楽に落としたのが自らが獣人化した少年のジャバウォックだったのでショタコンに目覚めてしまったのかジャバウォックに抱き付いて甘やかすようになり、ジャバウォックもメルディアに一泡吹かせた事により仲が深まったようだ。
だが、酒樽に一緒に入ってイチャイチャするのはいいが、メルディアならばジャバウォックいた洞窟に行けるのではないのかと疑問に思い問いただしてみた。
「…なぁ、メルディアよ。 なんで、ガーデンブルグ王国から【オルドロール湿原】の洞窟に圧縮転移魔法陣盤設置してあるんじゃねぇのか?」
「それが試しに使ってみたらな、ど~にも魔方陣が消されてとるみたいやねん。ジャバちゃんがいう黒いローブが醜小鬼の魔術師がおるかも知れへんしな…」
「つまり、やっぱりジャバウォックの棲みかを誰かしらに利用されているって事?」
「だろうな…現にこの当たりには魔物の気配がまったくしないからな…」
ガーデンブルグ王国からジャバウォックの棲みかである【オルドロール湿原】の洞窟はわりと近い為、半日歩けば着く場所であった。
湿地帯であるのにも関わらず、大蛙や大蛇などの魔物が本来であれば、生息しているとメルディアが異変に不信感を抱いていた。
すると、魔物組が殺気に気付いて身構えると、洞窟側の草むらから弓矢が放たれてきたのだ。
「あれが醜小鬼か?メルディア…」
「せやね…ミノア共々滅ぼした筈やったけど…レヴィアタン様の予言通りになってたみたいやな…」
「ジャバウォックは変身といってリザーナとシルビアを守ってくれるか?」
「俺、二人守れるよ!!」
ジャバウォックは元の魔物の姿になると醜小鬼達は何やら騒ぎ始めている。
前にメルディアに聞いた話だと、醜小鬼同士だと統率が取れず連携される事がない為、人間の子どもに武器を持たせて単調な攻撃しか出来ない程度の知能しか持ち合わせていないと聞いていたが、この醜小鬼達は連携がしっかりととれていたのだ。
何よりも言語は分からずとも、ジャバウォックが戻ってきた事に驚いたのか弓を持った醜小鬼が矢を数発放って牽制して撤退していったのだ。
「に、逃げたんでしょうか?それとも引いて群れの長に報告にいったのでしょうか?」
「わからねぇけど…何かミックスとジャバウォックを見て驚いてた感じだったけどな…」
「確かにせやね…リザーナはん、醜小鬼達の言葉はジャバちゃんの時みたいに聞こえへんかったか?」
「いや、何か独特な言語で会話が成り立ってるみたいで理解できなかったというか…普通にグギャギャッて鳴いてるだけみたいに聞こえたよ?」
メルディアはジャバウォックの言葉を聞き取れたリザーナならば醜小鬼特有の醜小鬼語を聞き取ることが出きるのではないかと思っていたが、やはり理解する事は難しい様だ。
群れを率いている長が醜小鬼の魔術師なのかは不明であるが少なくとも数十匹の醜小鬼達を纏められる上位個体種が何体かいる可能性が高まってきた。
その為、前衛にメルディアとジャバウォックが出て水魔法で一気に数を減らしてジャバウォックがメルディアを守りながら戦ってエレーナとシルビアがそれ支援をするかたちを取り、ミックスらは切り札としてなるべく戦闘を行わずに魔力を温存する方向で【オルドロール湿原】の洞窟にむかったのであった。
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一方で、先に【オルドロール湿原】の洞窟にたどり着いた醜小鬼達は追い出した筈のジャバウォックが戻ってきた事とミノアの大迷宮の守護者でこちらがの戦力であったミノタウロスがいたことを報告すると、洞窟内にいた数十匹の醜小鬼達も騒ぎ始めたが、群れの長を勤める醜小鬼の魔術師が手に持っていた杖の底を地面に叩き付けると醜小鬼達は静まり返って醜小鬼の魔術師は数匹の醜小鬼達を魔方陣に入れて自分達の現女王である雌のオーガであるオルガーナに今回の件を報告すると怒りをあらわにした様子であった。
オルガーナは醜小鬼の近類種である雌のオーガの最上位種【オーグレス】の個体でありかつて同族を裏切り、醜小鬼の魔王ミノアの側室をしていたミノア帝国の生き残りであった。
ミックス達はまだオルガーナの存在を知らない為、オルガーナは返ってきた醜小鬼達にミックスらを始末するように命令を下したのであった。
オルガーナの詳しい設定は次の話の前書きに乗せますのでお待ちください




