メルディアにHな悪戯
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ミックスはジャバウォックとともに屋敷の庭に出ると、ミックスはジャバウォックに今まで食べてきた鉱石をイメージする様に指示を出したがジャバウォックには言葉が難しいかったのか、首を傾げてミックスの顔をじっと見つめていた。
どう説明たらいいか悩んでいると、リザーナが「食べたい鉱石の味や形をイメージしてみて」と助言するとジャバウォックは理解が出来たのか表情が明るくなった。
ミックスはリザーナに戦斧にされるようになってからある程度の相手のイメージに合わせて魔力を調節するコツを覚えてきたのだ。
ジャバウォックの小さな手を握り、戦斧の石突を地面につけてジャバウォックのイメージする鉱石を魔力で作り出すという荒業をやって見せたのだ。
「ミックスはん…相手のイメージするモノを魔力で作れるようになったんか?」
「いや?元々、リザーナに戦斧されるようになって魔力にも余裕が出来てたからな…こっちの意識をリザーナに伝えることも出来るし、逆にリザーナがどう動きたいかの意志疎通が出来る感覚を覚えたからな…ジャバウォックは高位階級の魔物だから出来るか試してみたくてな…」
「俺、これ好きなの!!ミックスも鉱石食べれる!?」
「俺は魔力があれば大抵のものは食えるとは思うが…初めて見る鉱石だが…」
ジャバウォックはこの鉱石は水に触れる事によりシュワシュワっと泡を立てる鉱石で食べた時の刺激が好きで好物であるというのだ。
メルディアに確認すると「炭酸石」といって水にいれると泡立つ鉱石でそこまで希少価値はなく、何処の鉱山でも取れる鉱石であると教えてくれた。
試しにミックスが一欠片を食べてみると、確かに唾液に反応してシュワシュワッとした感じが癖になるのは分かる気がする。
「なぁ、メルディア、水に入れるとシュワシュワッと泡立つんだよな?」
「そうやけど、ミックスはん?何か思い付いたんか?」
「ジャバウォック、もっかいイメージしてたくさん作るぞ?」
「わかった!手伝う!!」
ミックスはジャバウォックを手懐けて炭酸石を好きなだけ食べさせると、残りは自分の寝床に新たに場所を増やして備蓄しておき、少し大きめの炭酸石を腰のポーチに数個入れて、ジャバウォックを小さな炭酸石を持たせるともう食べられないと答えたが、メルディアに少し悪戯をしないかと提案して耳打ちする。
ジャバウォックは長い事、メルディアに虐められて怖い想いをさせられたからか、直ぐ様実行することになったのだ。
なので、手初めてにメルディアにおばちゃんと言ったことを謝って距離を近付ける作戦を実行したのだ。
「め、メルディア…お姉ちゃん?姉御?おばちゃんっていってごめんなさい…」
「な、なんや急に…?ミックスはん何を企んどるんや?」
「いや、普通に悪いことをしたら謝らせるのは当たり前だろ?というか、メルディアが大人げないのもあるが…」
「だから、ごめんなさいの気持ちで俺の好物をあげるね?」
ジャバウォックは手に持っていた小さな炭酸石をメルディアが入っている酒樽に投げ入れるとメルディアは出してはいけない声を挙げてしまい、久しぶりの快感を味わう事が出来たのだ。
水妖魔は痛感や味覚が無いために食事や酒にも味や食感という楽しみはなく消化する事が出来るがそれを見られたくないために酒樽に入って食事を取っていると前に話していた。
だが、水妖魔の身体は水で出来ている為、その体内の水に触れる事により、シュワシュワっと泡を立てる炭酸石を体内に入れられてしまえば、その気泡で唯一の弱点でとも呼べる縮小された魔核に気泡で刺激を与える事が出来るのでは無いかと思いついたのだ。
実際に小さな欠片で試してみたら顔を赤めることに無いメルディアが頬を染めて喘いでしまっているのだ。
「ちょ、ちょい待って…//// 水妖魔になって初めて絶頂してまったやんか/////」
「ミックス、メルディアのお顔、真っ赤だよ?美味しいって意味だよね?喜んでくれてたよ!」
「そうみたいだな…こんなにも喜んでくれるならもう少し大きな鉱石も上げて見ようか?」
「ちょっ!?/////そ、それはあかんって!?癖になってまう!!!/////」
ミックスはポーチから先程の欠片よりも大きめで林檎程の大きさの炭酸石をジャバウォックに手渡すと歪みない無垢な笑顔で手渡してくるのだ。
ここでもしも、メルディアがジャバウォックの好意を無駄にしてしまっては印象が悪くなってしまうのは目に見えてわかる。
頬を赤く染めて、久しぶりの快感を感じたメルディアには受け取らないという選択肢は無かったのだ。
先程のまでとは比べ物にならない炭酸の刺激がメルディアの魔核に激しく刺激を与えたことによりジャバウォックは初めてメルディアに勝つことが出来たのであった。
それを見ていたリザーナ達は後でミックスが恐ろしい思いをするだろうと見てみぬ振りをするのであった。
ジャバウォックは純粋無垢な子なので自分の好物が美味しいと思っています。まぁ、意味深で美味しいとはおもいますが…




