メルディアは目茶苦茶おっかない
**********************
エレーナを先頭に間にシルビアとリザーナ、殿にミックスが酒樽を背負ってメルディアと決まった為北山の鉱山洞窟にへと突入したのであった。
以前にエレーナが拠点としてしていた場所はジャバウォックに荒らされてしまい、前に入ったときよりも洞窟は拡がってエレーナが隠れ家に使っていた扉の先に新しく土を掘った形跡を見つけた為、そちら側をゆっくりと、慎重に探索を行ったが、ジャバウォックが襲撃してくる気配がない。
そもそも話だが、湿地帯や湿度の高い洞窟を棲みかとして好む魔物が何故、北の山脈という場所を選んだのか理由がわからないのだ。
「ジャバウォックって魔物ってミックスみたいなタイプなのか…?」
「あ?どういう意味だ…?」
「リザーナはんがいいたいのは魔物の王と呼ばれる竜種の根城にわざわざ移動して棲み着く事があるのかちゅーことやろ?」
「だってここって北の山脈の端の方だけど…上位飛竜やその上の竜皇がいっぱいいるところにわざわざ来たがるものなの…?ジャバウォックが不死身でも縄張り争いするには相手が悪くない…?」
確かにリザーナのいう通り湿地帯や湿度の高い洞窟を棲みかとして好む魔物が【オルドロール湿原】から移動してくるのはおかしな事である。ジャバウォック自体も滅多に遭遇しない魔物の一匹であるが希少魔物が北の山脈に大移動したとは考えにくいのだ。
つまりは人為的な目的で高位な魔法使いが魔方陣を作り出し【オルドロール湿原】の魔物達を東の大草原に転送した事により、ジャバウォックが棲みやすい場所を求めているのでないかと推測したのだ。
「確かに、ジャバウォックが北の山脈に住み着いてる噂は聞いたことはあらへんな…【オルドロール湿原】の方の調査はギルガースのいるガーデンブルグ王国の冒険者ギルドに任せているしな~」
「…ジャバウォックってこんなにも深く穴を掘る魔物なのか…?」
「いや、鉱石を食べるためにある程度は掘るけどここまで深くは掘らへんで?」
「なんか変な魔力を感じるんだけどジャバウォックって魔力も高い魔物のか?」
エレーナのいう通り前に来たときよりも魔力の濃度が濃くまるでダンジョンボスの様な魔力を感じ取れてる。 すると、開けた場所にたどり着くと何故か【ガルーシャ大洞窟】の様な巨大な扉が現れたのであった。
「これで決まりやな。誰かしらが人為的にジャバウォックを北の山脈に移動させてダンジョンを作ったやつがおるな…」
「竜種の根城に…?そんな無謀な事を出来る魔法使いってメルディアレベルじゃないと無理じゃない…?」
「というか…この扉の装飾からかなりの年代物と見受けられますけど…」
「取りあえずは、ジャバウォックを倒して中を探索するしか無さそうだな…」
ミックスは酒樽をおろして巨大な扉を開くと、そこにはジャバウォックが待ち構えていたが、襲ってくる事はなく、全員が入ると扉がゆっくりと閉じ始めたのであった。
すると、やはり【ガルーシャ大洞窟】と同じ様にダンジョンボスとして認識されて様子だったのだ。
つまりはジャバウォックを倒さなければ、どうする事も出来ない為、戦闘するしか手段がない。
それぞれが武器を構えると、ジャバウォックが雄叫びを轟かせて襲いかかろうとする前に、メルディアが水魔法の一つである水刃を使って早速ジャバウォックの首を首を撥ね飛ばせて見せたのだ。
直ぐ様、水を槍の形に変えるとそれを何本か作り出すとジャバウォックの身体を貫いて見せたのだ。
「いや~久しぶりにつかったけど鈍っとらんな…動かれると厄介やし…首を首を撥ね飛ばせた水魔法が水刃で串刺しにしたのはある水槍ちゅう水魔法の基本攻撃な?」
「さ、流石メルディアさん…」
「えげつないな…首を撥ね飛ばして、水の槍で串刺しにするって…」
「メルディアってやっぱりサド…」
「辞めておけ…後でお前がキツい修行とか訓練させられても助けねぇぞ?」
メルディアが即座に得意な水魔法を使ってジャバウォックを瞬殺したかのように見えたがジャバウォックは首を飛ばされた胴体だけの身体を無理矢理起こして水の槍が刺さったまま起き上がると、撥ね飛ばされた首まで近づくと首がくっついて即座に復活して見せたのだ。
「な?めんどくさいやろ?魅力のない男のナンパの言葉と執着心と同じくらいのめんどくさやねん…」
「フラれたならやけ酒でもして次を探せば良いのに…ステラさんとかサビーヌもいい男いて彼女いるの知ると酒飲んで忘れるんだよ!?」
「最近はステラがレオーネと欲求不満だって愚痴ってたな~」
「あー…折角恋仲になったのにギルドマスターになって忙しいから…」
ジャバウォックは高位階級の魔物だと突入前に説明したくせに何とも緊張感のないか会話にミックスは溜め息を着くと、腰のベルトから戦斧を引き抜くと、ジャバウォックはミックスに狙いを定めて赤い瞳をギラギラと輝かせて睨み付けてくるのであった。




