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変わる国と変わる想い

娯楽は女・酒・食事・温泉・服屋・美容って考え方です。

**********************


ガーデンブルグ王国から観光で訪れる人間も獣人達も最初こそはお互いに警戒していたが、直ぐ様打ち解けられる様にメルディアとエレーナの奇策がハマっていた。

元々、獣人にも2種類のタイプがあり、本来の姿である獣に近いレオーネやグリオンタイプと人に近いゴリガンやリザリーの様なタイプが存在するのだ。

獣人の雌は本能的に強い雄を求めるが、ジズの官能小説の影響でそう言った考え方をよりも、自分よりも力の弱い人間を可愛がりたいという雌が多いというのだ。


そこで獣に近い獣人の雌と人に近いタイプの店を別々に用意したお酒や食事を巨乳の獣美人・美女で構成された酒場を開くとそれが大当たりし、エレーナとメルディアが考案したパーティードレスやレオタード等の胸や脚などの露出の多い服を制服として起用した事により、男性冒険者や商人に受けた為に大儲け状態であるというのだ。


一方で、人間の女性陣には、貴族のような服が手軽に買えたり試着したりできるシルビアとエレーナ、キーナそしてフィオーレの案が採用されたのだ。

本人が気に入ればそのまま着て購入して貰っても良い為、普段お洒落とは程遠い女冒険者達の代わり様に目の色を替える仲間もいるそうだ。

更には天然の温泉を楽しめるように男湯・女湯・混浴が儲けられており、そこも盛況が良くキーム特性の美肌液は女性陣に人気で飛ぶように売れていたのだ。


そして、多種族共存国家【ガルディア】の冒険者ギルドのマスターが2人になったが、そこはベテランのゴリガンと冷静沈着なレオーネが上手く手腕を見せたのであった。


多種族共存国家【ガルディア】の依頼はほぼ高額の賞金が掛かった大型の魔物が多い為、並大抵の冒険者では討伐出来ないのはわかりきっていた。

その為、闘技場を利用した冒険者指導を行い、職業事のバトルトーナメントを開催する事でドワーフの職人が作った武器や防具等を優勝賞品として贈呈する様にしてやる気を高めさせていたのだ。


そして、冒険者ギルドでもフィリーに鍛えられた【ドライアド】の ミリーネの料理とウェイターとして鍛えられたビアンテ達の人気もあり、冒険者ギルドとして成り立っていたのだ。

何よりも闘技場の無敗の怪物・ミノタウロスのミックスに挑戦できる様にしたが、警備の為に出歩いたり、外で大型の魔物を倒して当たり前のように喰らう怪物に挑戦する冒険者は現れなかった。


「今日も挑戦者0か…つまらんなぁ…」


「仕方なかろう。伝説の魔物と名高いミノタウロスが幻獣神二人から力を授かって強い上に鍛えているゴリガン殿や俺よりも強いとなると中々の猛者でなければ挑みはしないだろう…」


「まぁ…確かにな。けどよ…何か色々と方向性やばくは無いか…?」


「まぁ、それなりに楽しんで貰える国だという事が伝われば今後と利益を出せるからな…」


ゴリガンのいう通りにマルセル国王は獣人と人間が同じ目線で暮らせる国を目指していたのは事実であり、自らも有翼人(ハーピィ)であり、幻獣神の一人であるジズと再婚して新婚であるのだ。

それを真似るように獣人だからと差別するのではなく理解できる環境を作り上げたのだ。

メルディアは相変わらず大臣や族長達と話し合い働くし、エレーナも女性の客をコーディネートするだけでなく見回りなどをして暴れる冒険者等をハプハプなどを駆使して納めたりと功績をあげてきたのだ。

多種族共存国家【ガルディア】は娯楽の多い街と知られ宿泊施設も天然の岩山を利用した個室がいくつもあり、元・ 異種連邦国(マーレ・ジーニアス)の城も見事に豪華な宿泊施設になった為に観光客に人気のスポットの一つでもあるのだ。

国が発展して人が増えた事により利益も増えた事やエレーナやメルディア、シルビアがそれぞれ仕事をこなすようになった為、ミックスとリザーナは最近では屋敷ではなく、ミックスの穴蔵で一緒に寝ているのだ。


「折角、広い屋敷とベットがあるのに何故お前は俺の腹の上で横になっている?」


「…何かね。エレーナやシルビアがいないから寂しいのものあるけど…ミックスのお腹の上が一番落ち着くから…」


異種連邦国(マーレ・ジーニアス)の専属冒険者パーティーになり屋敷を手に入れたが、ミックスは屋敷暮らしになれず、ダンジョン作成で自らの寝床を作り上げそこを根城にしているが、リザーナも屋敷の自室で寝たのは最初の数回かルイ王女が泊まりにくる時だけである。

大迷宮で勝手に腹の上で気持ち良さそうに寝てそれを当たり前のように行っていたミックスにも責任があるが、リザーナはミックスの腹の上以外で安眠することが出来なくなってしまっていたのだ。


「…結局、俺はお前を養えているのか?」


「えっ?充分なくらい養ってくれるよ?大切な場所も仲間もミックスがくれたんだよ?だからありがとうミックス。大好きだよ…」


「……後、500年したら覚悟しておけよ?」


「えっ?それって…」


ミックスはそれだけ言うと、蝋燭の火を消して穴蔵を真っ暗にしたのであった。リザーナがミックスの事が好きなようにミックスとリザーナなの事が一人の女性として好きなっており、守りたい存在になっていたのだ。

リザーナはミックスの言葉に500年も待たずに今と、変わらずに服を脱ごうとしたので成人したら抱いてやるからそれまで待てと言うとリザーナは顔を赤めて服を着直すとミックスの体毛に顔を埋めるのであった。

屋敷を手に入れてもリザーナの定位置はミックスの腹の上だ

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