表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/170

救出したけど訳あり?

ドワーフ族 シルビア


ドワーフ族の女の子。ドワーフのドワディアンから抜け出した際に蛇身(ラミア)に出会う。女性専用の衣服製作が得意。


蛇身(ラミア)


金髪の長髪を靡かした巨乳美女。火を鞭に纏わせて戦うのが得意。

異種連邦国(マーレ・ジーニアス)の北の鉱山の洞窟に勝手に住み着いた魔物。(近いうち名前つけます)


人族 ルイ


異種連邦国(マーレ・ジーニアス)の王女。マルセル国王の一人娘。黒髪ロングの清楚なお嬢様。冒険者に憧れている為、城から抜け出してはギルドに顔を出している。冒険者からはルイちゃんと可愛がられてる。サビーヌから剣術を習っているが、厳しい為ステラやリザーナに愚痴を良くいいにギルドへ行く。



エルフ族 サビーヌ


金髪の凛々しい女騎士。リザーナと同郷で村の中でもエリートだった。村の儀式の際にある事件が切っ掛けで村から追放され、リザーナと共に 異種連邦国(マーレ・ジーニアス)へ流れ着いた。元々冒険者として活動していたがルイ女王の護衛兼剣の師として国から依頼を受けている。脱走癖のあるルイに手を焼いているが、リザーナを面倒を見ていた為、苦でない。ルイとリザーナの姉的存在。

*********************


大蜥蜴(ドラゴン)を倒したミックスは、洞窟へと一人、入っていた。ゴリガンはその場に残り、動ける冒険者や騎士に異種連邦国(マーレ・ジーニアス)に応援要請の為、一度戻ってもらい自身は大蛇(スネイク・ヘッド)が戻ってきても対処できる様に洞窟前に残っていた。ミックスの強さを目の辺りし、リザーナを連れ去った魔物相手でも対処できると確信したのだ。ゴリガンは大剣(グレートソード)の先を地面に差し、ミックスの帰還を待った。


鉱山洞窟に潜ったミックスはリザーナのにおいを頼りに内部を進んでいく。大蛇(スネイク・ヘッド)の親玉が奥にいる為洞窟内には魔物がいると思い、身構えているが、一向に魔物は姿を見せずにいた。違和感を覚えつつも奥部へと進んでいくと、不自然に松明が灯されている洞窟を発見した。リザーナのにおいはこの洞窟の奥からしていた。ミックスは臆すること無く、進むと扉を見つけそのままぶち破り中に突入した。


「大丈夫か!?リザーナ、喰われ…は?」


「あ、ミックス!!みてみて~♪可愛いでしょ~」


扉をぶち破り、中に入るとリザーナは連れ去ったであろう魔物にドレスを着させられていた。リザーナはミックスの心配を余所に近付いてきてドレスを見せびらかしてくる。何が起こっているのか理解が出来ずにいると、リザーナの着付けをしていた魔物が此方に近付いてきた為、身構えてたが、敵意は向ける事なくケラケラと笑う。連れ去った魔物の正体は、女性の上半身と蛇の下半身を持つ蛇身(ラミア)であった。

金髪の長髪を靡かし、人が着る服を着ていた。そもそも魔物である蛇身(ラミア)が何故服を着させていたのかわからない。ミックスが唖然としていると、奥に続く通路へと案内される。そこにはリザーナと同じ様にドレスを着させられた二人の女性がいた。


「ルイちゃん、連れてきたよ!」


「ほ、本当にミノタウロスだ…」


リザーナにルイと呼ばれる少女は黒髪で何処に出しても恥ずかしくないお嬢様の風格が漂っていた。女エルフの背に隠れながらマジマジとミックスを見つめる。剣を構え、警戒しているのはゴリガンがいってきた護衛の騎士だろう。


リザーナとは違い、凛々しい姿を目の辺りにし、同じエルフでも何故、こうも違うのだろうとリザーナと見比べた。リザーナはミックスが何を思ったのかを察した様で、むくれ顔になりながら何もいわず脇腹を何度も殴り付けてくる。ミックスがリザーナに何があったのか尋ねると、奥から出てきた小柄なドワーフの少女が謝罪してした。今回の事件の発端は自分であるから蛇身(ラミア)を許して欲しいと懇願してきた。それを決める権利はミックスには無い為、ここから出て異種連邦国(マーレ・ジーニアス)に戻り、マルセル国王の判断してもらうのが妥当だと思い皆を説得し、洞窟から脱出した。


*********************


「る、ルイぃぃぃぃ~~~!!!!無事でヨカッタァァァアァァ~~~~!!!!」


「ちょ!!パパ!!皆いるから!!国王としてしっかりしてよ!!!」


洞窟から出てゴリガンとともに異種連邦国(マーレ・ジーニアス)に帰還し、マルセル国王が待つ城へと足を運んだ。マルセルは国王ではなく、一人の父親として涙を流しながらルイを抱き締める。その姿を申し訳無さそうにみていたのはドワーフ族のシルビアであった。ルイを連れ去った魔物である蛇身(ラミア)はリザーナと同じ様にミックスにちょっかいを出し、二人とも頭を鷲掴みにされた。ルイといた女エルフのサビーヌが咳払いをするとマルセルは王座に座り、シルビアに事情を尋ねた。


彼女はドワーフの村(ドワディアン)の出身で、代々防具や武器を作る【鍛冶職人】の家系であった。シルビアも【鍛冶職人】として育てられてきたが、鉄を打つよりも服を仕立てる仕事のが好きだったシルビアは家業を継ぎたくないと父親と言い合いになり村が飛び出してきたという。行く宛もなく森を彷徨っていた時に狩りにきていた蛇身(ラミア)に遭遇したそうだ。元々これといって根城を決めずフラフラとしていた為、シルビアと行動を共にし、たまたまたどり着いた北山の鉱山洞窟に住み着いたのだという。

シルビアは服を仕立てる道具や必要な器具等は造れる技術を持ち合わせていた為、蛇身(ラミア)に必要な素材を集めて貰い、作った服やドレスを蛇身(ラミア)に着てもらいひっそりと楽しく暮らしていたそうだ。しかし蛇身(ラミア)のある一言が原因で事件が起きてしまった。

洞窟出てからゴリさんとミックスに叱られた


By リザーナ(泣)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ