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ガーデンブルグ王国との国交

ノルディック【人間】42

金髪短髪で顔のいいイケメン王と評判。

ガーデンブルグ王国の若い国王であり、幼い時にメルディアに扱かれた為、頭が上がらない。

元々は冒険者を目指していたが貴族あり悪政を引く国王に変わって国を変えたいとメルディアに弟子入りして、悪政を引いていた根源を根絶やしにし、国王になった。(二十歳の頃にメルディアに告白して振られているが、思い出作りに初体験はさせて貰ったのは女王にも秘密である)

**********************


メルディアの大改革により、 異種連邦国(マーレ・ジーニアス)とガルディア連邦国は合併した為、国名はガルディアのまま多種族共存国家【ガルディア】として生まれ変わったのであった。

そして、何よりも人間の大国であるガーデンブルグ王国の出身であるメルディアが色々とコネで国交を拡げてるといい、久しぶりの魔力切れで穴蔵でリザーナに魔力回復薬(マナポーション)を口移しで魔力を回復させ、全快になった途端に「人間の王国であるガーデンブルグ王国行くから準備してや~」とミックスらとゴリガンを連れて、ガーデンブルグ王国にへと訪れる嵌めになってしまったのだ。

当然ではあるが、突如として魔物であるミックスとエレーナに王国の民達はパニックに陥ってしまった。

勿論であるが、ガーデンブルグ王国の護衛団や冒険者達が装備を整えて現れたが、ゴリガンが冒険者にメルディアが来てるから早く来ないとギルガースが酷い目に会うぞと伝言を頼むと息を切らしながら走って直ぐ様、飛んできたのだ。

酒樽に入ってミックスに背負われていたメルディアはギルガールがくると、樽から出ると頬をつねったのであった。


「ギルちゃ~ん、ちょ~と遅ないかなぁ~

師匠に対してこの対応はないんやないのかな~?グランド・マスターとして仕事しとるんか~?ん~?」


「め、メルディア様、も、勿論でございます…」


「なぁ、シルビア…メルディアって…」


「多分、サドスティックですね…男女問わずに…」


「余計な事いうとメルディア様がキレるから黙っててくれ。後で酒奢るから…」


メルディアの性癖を予想する二人にゴリガンは酒と引き換えにエレーナ達の会話を遮断したのでする。ミックスはリザーナを肩に乗せて、冒険者や護衛団を警戒するが、ゴリガンよりも巨躯であり伝説の魔物と語り継がれていたミノタウロスを前に完全に腰が引けてしまっていた。

メルディアは、ギルガースをある程度弄ると、ガーデンブルグ王国の国王であり、教え子であるノルディックに会わせろとギルガースを顎で使っていたのだ。すると、リザーナがミックスにしがみついたまま、恐る恐るメルディアに尋ねた。


「メルディアって、このガーデンブルグ王国出身の魔法使いなんだよね…?」


「せやで?先代の国王が悪政やったからそれに加担しとった貴族や護衛団をとっちめてなぁ~魔女扱いされて国から出てって 海辺の大都市(マリーナ・シティ)で実績と功績上げて逆らえんようにしたんやわ~懐かしいわ~」


「…つまりは自分に逆らえない国だから国交開いて上手い事儲けようと?」


「当たり前やん?娯楽施設も少ないし…そもそも食品の頻度がちゃうで?水妖魔(ウンディーネ)になってから味覚ないけどな~」


入国審査の為に四人は冒険者の証である腕輪を受付で見せると驚いた表情をして口をパクパクとしていた為、メルディアとゴリガンに理由を尋ねた。ミックスらは冒険者の証として渡させただけであり、冒険者ランク等の事を聞いていなかったのだ。

ゴリガンによると、腕輪の示された階級(ランク)と言うものが存在し《1~10》の階級(ランク)で冒険者との実力がわかるのだと言うのだ。

メルディアが作ったルールで【1~3階級(ランク)】は銅の腕輪【4~6階級ランク】で銀の腕輪になるというのだ。

だが、ミックスらの腕輪は金であるため既に高階級(ハイ・ランク)である【7~10階級(ランク)】であると伝えると寝耳に水であったのだ。

そもそも、上位個体である上位飛竜(グレイト・ワイバーン)の討伐や危険な魔物が多い 異種連邦国(マーレ・ジーニアス)の周辺の魔物を倒しまくり挙げ句、【ガルーシャ大洞窟】を攻略している為であった。

審査を終えると城下町に入るとやはり 異種連邦国(マーレ・ジーニアス)に初めて訪れたような反応であったが、シルビアとリザーナを肩に乗せ、酒樽を担ぐとメルディアはそこに入ると、ギルガースがガーデンブルグ城へと案内して通してくれたのであった。

ガーデンブルグの国王であるノルディックはまだ四十代と若く、メルディアは相手が国王にも関わらず、懐かしさからか抱き付いて成長を喜んでいた。

そして、隣にいた女王や家臣らもメルディアの教え子であったので出世したことに泪を流していたが、それはそれとして多種族共存国家【ガルディア】との国交とレヴィアタンや醜小鬼(ゴブリン)についての対策を心掛ける様に伝えるとノルディック国王は断る理由はなく、国交はあっという間に成立してしまったのであった。


「なんか…今までわりと苦労してきたが今回は何もないのか?」


「まぁ~なんかあったら守ればええだけやし、目的は多種族共存国家【ガルディア】との国交を拡げる事やねん。そもそも東の国の中じゃ友好的な国やしな~最東端は深い森で魔物もぎょうさんおるからな…後は砂漠の国・アルバーナとかとも国交を開きたいけどな~」


「それは難しいんじゃネェのか?取りあえずはガーデンブルグの人間がどう思うかが今後の方針にもなるだろうしな…」


「ミックス、知らないうちに私ら凄腕冒険者になってたみたいだね…」


メルディアの付き添いで来ただけであったが、ミックスらの様な凄腕冒険者のいる多種族共存国家【ガルディア】は立ち待ち噂を呼び、 海辺の大都市(マリーナ・シティ)にも観光客や商人が往来するようになってきたのであった。


~余談~

人間時代のメルディアはサドスティックの美人で男漁りをしていたが、彼女持ち・恋人・想人がいる男とは遊ばなかった。魔法で妊娠しないようにしたりとかなりビッチだったが、誰かに話すと水魔法で鼻と口を閉じ込められて溺死させられるのであまり知られていない。


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