強さで認めさせろ!!
今回は後書きにおまけコーナーの小説があります。
ミックスが苛立ち、魔力を出して威圧するとこれまで腕を組み沈黙してきた猫人族と小猫族の族長であるレオーネが豪快に笑うと、他の族長達に意義を唱え始めてたのだ。
「スマンな笑ってしまって…。その 水妖魔のメルディアと 異種連邦国の王女・ルイの申し出を断る理由にラーゼンが幻獣神であるジズ様、レヴィアタン様、ベヒーモス様クラスの力を持った者がいなければ対等ではないといっていたが…これが答えではないのか?ラーゼンよ? 」
「確かに魔力量が半端でなく出鱈目な程持っているのは認める…だが、エルフ族の仇であるミノタウロスを認めるなど… 」
「…別に俺は認めて貰わなくても困らないが…。だがな、レヴィアタンの警告通り、ミノアの様な醜小鬼が誕生し、同じ惨劇を繰り返してもいいという覚悟があるならな…」
「ど、どういう事だ…」
ゴリガンはミックスらが攻略した【ガルーシャ大洞窟】の手書きの調査報告書を各族長に手渡すと、ラーゼンとゴードンは顔色を変えた。
ゴードンはシルビアに事実であるが確認するとゆっくりと頷き【ガルーシャ大洞窟】で発見したドワーフや高位魔法使いの亡骸が無数にあった事を話すとゴードンは掌で目頭を覆った。
「それからやけど…ラーゼンはん樹木のヘンリーっていう爺さん知らんか?」
「な、何故ヘンリー様を…ま、まさか…ッ!!」
「その【ガルーシャ大洞窟】で魔脈を吸って、魔鉱石や魔鉱塊を作らせる為に手足切り落とされて何百年も閉じ込められとって眠ってたそうやで…?」
「… ラーゼン、エンゾ、レオーネ、やはりもう一度種族感同士協力し合う関係を見直す必要がある…特にワシらドワーフとエルフな…」
族長達は自分達の種族が納得するかという不安もある。そして何よりも魔物であるアラクネをここに住まわせると話した時に嫌悪感を抱いた者は多く、納得させるのは困難であるとエンゾは答える。
すると、レオーネは豪快に笑いそやつらを納得させる術が一つだけあるというのだ。
ガルディアン連邦国の西側には闘技場という場所があり、年に一度、各種族の戦士達による決闘が行われる行事である。
「はやい話が納得させるには強さを見せつけるのが手っ取り早く済むだろ?ならば、各種族の戦士達とミックス殿と戦って貰えばいい」
「まぁ~…それがやっぱり手っ取り早いわな~」
「何人がかりでも良いぞ?そもそもリザーナ来るまでミノアの大迷宮の財宝を守り抜いた実績もあるし…要はジズやレヴィアタンに認められた力をここの連中に納得させりゃ良いって事だろ?」
「その通りだ。ウダウダ口で話すよりも戦って強さを見せつけるのが手っ取り早い。因みに猫人族は族長である俺、レオーネがタイマンで勝負すると宣言しよう!!」
ガルディア連邦国に着く前にメルディアが予言していた通り 猫人族は戦闘狂な者が多い為、少し威圧感を出せばその本能を刺激して『決闘』という形で多種族を認めされる力量を見せれば何とかなるかもしれないと耳打ちされていた。
小人種族のエンゾは小人種族ではミノタウロスに敵う戦士はおろか戦える者がいない為、棄権するというが、ゴードンやラーゼンはこの事を同種族に伝えて闘う意志のある戦士を集めると宣言すると、ミックスはジズにも有翼族にも不満をもってる輩がいるなら相手をすると言うとジズは悩んだが、グリオンを見て伝える様にいい、審判をグリオンに任せてるとグリオンはそれに従った。
そうしてガルディア連邦国での闘技場でミノアの大迷宮の守護者・ミノタウロスのミックスと戦うという話題で持ちきりなったのであった。
会議が終わりジズがミックスの元に近づく前にアラーネが飛び付いてジズを拘束して、作った服を見せて褒めて欲しそうな顔をした為、ジズは母性に敗け、アラーネの頭を撫でた。
レヴィアタンが男漁りをして子作りを励んでいるようにジズも子どもが欲しいとは前々から考えてはいた。
それみたグリオンは先に手間を掛けさせてしまい申し訳ないと頭を下げ、謝罪した。
「いいや。願ってもねぇ事だ!!元々リザーナと地上に出たのも強い奴の戦いたいっていう欲求からリザーナに着いてきた。
リザーナとサビーヌ、シルビアにゃ悪いが楽しませてもらうぜ?」
「ミックスさん。うちの親父なら問答無用でやっていいので!!」
「私もです!!飲んだくれなので死んでも痛くも痒くもないくそ親父なので出てきたら是非!!」
「ミックス、サビーヌとシルビアが怖いよ…」
「それは…まぁ、そうだな。けど、俺に任しとけ。リザーナの相棒は強くて頼れる魔物である事を証明してやるから安心しろ」
ガルディア連邦国に着いてからリザーナはまったくと言って元気が無い為、ルイとゴリガンが心配したが、エレーナとメルディアがミックスが決闘している間は守ってくれるというので久しぶりに魔物のして大暴れ出来る事に喜びを感じていた。 そして何よりもリザーナの過去を払拭する為にもこの喧嘩は勝たなくてはならないと覚悟を決めた。
~シルビア女性服専門店兼キーム薬局店2~
キームは薬剤の知識がある為、魔力回復薬や回復薬の原料となる薬草を屋敷の裏庭で育てて調合して
作り出したり、シルビア女性服専門店の為、女性用の香水や美容液や毛並みを整える塗り薬等も作っている。
そんなキームにはある悩みがあった。同じ緑の魔力を持ったミックスが森や山に魔力を注ぐため巨乳が爆乳へとなる為、キームは悩んでいたのだ。
キームは冒険者ギルドの一画でキーム回復薬店をしており、キーナやリエナとは違い、タイミングが悪ければ、男性冒険者に見られてしまうのだ。
そこで巨乳であるエレーナに相談した所、「男は胸が好きだからそれ使って利益があげたら?」と軽いノリで返されてしまったが、結局ヤケを起こしたキームは胸で魔力回復薬や回復薬の瓶を挟み、フィオーレが着けた価格の倍の値段で販売し、買う本数が合計で10本以上であれば、揉んだり直接顔を埋めてもいいという暴挙に出て、1日の倍近い利益を産み出してしまい、金の為とわりと痴女の性癖を持つキームにはもってこいの方法であったが、ステラに怒られた為、男性冒険者には10本買ったらパフパフ出来る引き換え券を作り、今日も利益を挙げ続けていた。




