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ガルディアン連邦国の名産品作り方に考案を

*********************


ミノアの大迷宮で官能小説のネタ(事実体験)を手に入れた事により、ジズはようやく本題の話を聞く為に 異種連邦国(マーレ・ジーニアス)の城へ訪れてマルセル国王に謝罪と今後の貿易について話し合う場を作れたのであった。


異種連邦国(マーレ・ジーニアス)海辺の大都市(マリーナ・シティ)とも貿易をしているので海の幸なども拠点移動(ワープ・ポイント)さえ管理できれば貿易は可能だと説明する。

しかし、ジズは困った顔をしていたのだ。自分が納めている種族同盟国家『ガルディアン連邦国』にはこれといって売りに出す様な品物がない為、貿易は難しいと思っているのだ。


「そこら辺は考えがあるんやけどな~ミックスはんが馬鹿みたい魔力を注いで南の山も作物や果物が豊作の筈やろ~?果実を使った蒸留酒の製造方法を教えるからそれを分けて欲しいのと魔鉱石(まこうせき)魔鉱塊(まこうかい)を使った武器や防具類等も売りに出してええちゅーのはどうや?」


「あの…なんでそこまで親切にしてくださるのですか?正直いって私、かなりご迷惑掛けましたよね?」


「まぁ、普通にレヴィアタンの言葉が真実ならミノアみたいな醜小鬼(ゴブリン)らから守らなきゃなられねぇのはどこも同じだろ?それにぶっちゃけこのエレーナが酒豪で酒好きだからこの計画に乗る気なんだよ…」


「酒の為ならいくらでも胸を貸すぜ!!」


エレーナは 異種連邦国(マーレ・ジーニアス)に来てから酒を始めて飲んでハマって仕舞い今では尻尾で酒樽を飲み干してしまうほどの酒豪である。

旨い酒の為ならば胸でも貸すというのは本気の様で、未だに鼻血を出しているデュッセルを谷間に挟んでいるのだ。側近の一人に気に入って貰えば良い酒が飲めるとサービスがいいのだ。


すると、シルビアが恐る恐るジズに申し出るとアラクネのアラーネの糸は特殊な繊維の為、編み込めば、服でも防具としての役割りを果たせる為、充分な貿易の品になると教えた。

実際にジズが今着ているレオタードはシルビアがアラーネに作り方を教えて作らせたもので魔力も備わっているので品としては一級品であると助力していた。


「貿易の話は私自身も是非とも受け入れたいのですが…代表の族長達がどう判断するか…」


「そうですね…エルフや猫人族ネコビトぞくの族長も…中々手強いですからね…」


「そこは私に任せてください。またリザーナを追放した時の様に股間に蹴りを入れて黙らせるか。弟や妹を見れないように切り落とすと脅してしまいますので… 」


「ど、ドワーフの族長さんはうちのくそ親父と違って聡明な方なので大丈夫ですが…うちのくそ親父が何かいってきたら坂瓶で能天気かち割ってやるので!! 」


シルビアとサビーヌが物理的に親父さん達を黙らせて従わせようとする手段にその場にいた皆がおののいたが、それほどまでに親父さんらが嫌いだというのは伝わってきた。

ミックスはアラーネをどうするか尋ねると、当分はうちの屋敷で服の製作技術を教えてこんでガルディアン連邦国の服装飾品の職人として育てたいとシルビアが申し出るとアラーネはそれを了承してジズにも許しを貰うとミックスの元に近づいてきた。


「ミックス、ご飯食べたい…ダメ?」


「あー…魔力込めた肉な?わかったわかった」


「あーズルい!!私にもキスしてよ~!!!」


「ハイハイ、わかったわかった…」


ミックスからしたら手の掛かる娘が増えた様なもので手慣れた様に2人を扱っていると、メルディアがある提案をしたのだ。アラーネが使役している蜘蛛達にミックスの魔力を込めた肉を食べさせれば、特殊な繊維の糸を量産できるのではないと考案したのだ。


「お前…これ以上仕事増やす気か!?南の山もその辺り近隣の森にも魔力を流してるのに肉にまで魔力を注ぐのか!?」


「んや、ヘンリー爺さんならそれくらい出来るやろうし、ミノアの大迷宮で蜘蛛育ててその糸を貿易の品として売り出せばお互いに利益でるやろ~それに定期的にミノアの大迷宮にいくちゅう事になるからなぁ~」


「あのメルディアさん…ジズ様を甘やかさないでください…ただでさえ女王として仕事しないただのスケベ有翼人(ハーピィ)に成り下がった天空女王スカイ・クイーンは…」


「… グリオンはん、レヴィアタン様も自分の娘と使い魔を結婚させたり、やりたい放題しとるのを見てるからハッキリいうてな?

グリオンはんが国を回さんと上手いこといかんと思うで? 正直レヴィアタン様やジズはんがミックスはんに拳骨落とされた時そう思った輩は多いと思うで?」


メルディアの言葉にグリオンは何も反論する事が出来なかった。

確かにその通りである為、ジズや同僚をみると手で頭を押さえて深くため息を着いて納得してしまったのだ。

その後、ジズらはガルディアン連邦国に戻り今回の件を各族長達と交えて会議するので時間が欲しいと言い残して国に戻っていった。

アラーネはその間、ミックスがダンジョン製作で仮住まいを作り、そこに住まわせた。フィオーレもアラーネの作る服や下着を見てこれは売れるとお墨付きを頂いたのであった。

実際のアラクネになった娘が染物屋の娘で、優れた機織りの技術を持っていたらしいよ。

手先が器用なネタはここから来たのと、魔物の蜘蛛の糸なら魔力含んでるからレオタードみたいな露出系装備でも魔力でカバーできるんじゃないかというノリで思い付きました。

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