我が儘女王の願望
アラーネ【アラクネ】雌
ミノアの大迷宮に住み着いていた雌の大蜘蛛であったが、ジズの魔力を与えられてアラクネに進化するが魔核の色の適正相性が良くなった為、子どものような体型になっていた。同色のミックスなら魔力を込められた肉を食べた為、ジズ同様な身体つきになり賢くなった。アラクネの糸は特殊な繊維の為、編み込めば服の防具を編み込める。
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ミノアの大迷宮の最奥部で発見された種族同盟国家『ガルディアン連邦国』の女王にして、レヴィアタンと同等の幻獣神の一人で天空女王の異名を持つジズを側近の一人であるグリオンが一通り叱り終えると、国に戻るように説得するがジズは駄々をこね始めたのだ。
「…だって、最近スランプ気味で全然アイデアが思い浮かばなくて…女王の仕事どころじゃあないのよ!!官能小説は私の生き甲斐なのよ!?」
「せめて女王としての責務を果たしてから趣味に没頭してくださいよ… 」
「イヤだイヤだイヤだ~!!!いいアイデアか新作を思い付くまでここでネタを考えるの~!!!」
「あんたそれでも『ガルディアン連邦国』の女王かよ!!?」
グリオンが説得に首を縦に降らず、リザーナの様に駄々をこねているジズにミックスは思わず声を出してしまったのだ。グリオンに見つかり、その言い訳で周りを良く見ていなかったジズはミックスの方を振り向くと笑顔になり、翼を広げて文字通り、飛び付いてきたが、レヴィアタンの時も同じ事があったので嫌な予感は直ぐ様 実現したのであった。
「ミノタウロスいるじゃん!?ネタの為に私を抱いて!!!処女じゃないから少しぐらい乱暴でも…ッイタァイ~!!!」
「レヴィアタンと同じ事してんじゃねぇよ!?
マジで守護神とか幻獣神とか言われてるけど、レヴィアタンも最初だけだったよ。神々しい雰囲気はよ。
というか、あんたの心配して来てくれたグリオン殿らに謝罪しろ!!!この変態女!!」
「み、ミックス殿、お気持ちだけで結構ですから…」
「ミックスさん…レヴィアタン様についてジズ様にも拳骨を落として終いましたね…」
ミックスに拳骨を落とされ、その場で蹲っているジズと自分等に対しての心遣いに感謝しつつも内心穏やかではないグリオンとそれをみてシルビアが苦笑いしながらレヴィアタンにも拳骨を落とした事をくちばしると、ジズはミックスの持っていた戦斧にレヴィアタンの魔力が込められた赤の魔核が埋め込まれている事に気づいた。
「なるほどね…レヴィアタンにも気に入られてたんだね…ミックスだっけ?なら、私が満足するようなシナリオを… 」
「… よし、わかった。グリオン殿、暫く待ってて貰えるか?メルディア、ちょっと力をしてくれ…」
メルディアはミックスが背負った酒樽に入ると、一度、ミノアの大迷宮の最奥部を後した。
しばらくして、ルイ王女とサビーヌとシルビアの姉であるディアンナを連れて戻ってきたのだ。
ジズはワクワクと興奮している様子であった。
するとサビーヌが設定をジズとリザリーとデュッセル、そしてグリオンに持ちかけていた。
それを不思議そうに見つめているアラクネだが、まだどう見ても魔力が足りていない様だとメルディアがミックスに話すと、どうしたら良いか聞き返したのだ。
このアラクネの魔力は緑なのでミックスの魔力を少し分けるだけで人間の大人並みの知力をえることが出来るというので 小猫族が荷台に持ってきた食料の中から肉を取り出してそれに魔力を込めてアラクネに与えると美味しそうに食べ始めたのだ。
すると、先ほどまで子どものような身体つきだったが、大人のジズのような身体つきになり、紅い瞳でミックスを見つめると抱きついてきたのだ。
「ご飯美味しかったです。ミックス様、ありがとうございました!!」
「メルディア、成功したのかこれは… ? 」
「ええと思うで?言葉も理解しとるみたいだし、色々と教えれば覚えるだろうしアラクネはミックスはんやエレーナはんレベルの希少魔物のやし…」
「じゃあ名前着けないと…アラクネだから…アラーネで!! 」
相変わらず名前を着けたがるリザーナはアラクネにアラーネと名付けるとアラーネは喜んでリザーナにも抱きついてきた。リザーナが頭を撫でると、サビーヌが設定を話し終えた為、ミックスらも一応、聞くことにした。
前にリザーナがサビーヌも官能小説の設定を書いていたことを聞いていたので丁度いいと思い、ルイ王女も貿易の話でグリオンと交流させようと連れてきてのだ。
サビーヌが設定ではジズ達は冒険者でミノアの大迷宮の最奥部にたどり着くが、戦士・グリオンがミノタウロスと一騎討ちをして仲間を逃がすが、アラーネがジズを捕まえここで不死王になったディアンナに魔法を封じ込まれて仕舞い弄ばれていまう。
それを助けようとリザリーとデュッセルが、近づくと 水妖魔に身体を纏わり着かれて動けなくなってしまったリザリーと蛇身に身体を巻き付かれて仕舞い弄ばれるデュッセルという設定らしい。
サビーヌが色々と興奮しすぎてて怖くなってきた。
「じゃあ、グリオン殿と小猫族の2人とリザーナとルイ王女は地上で話し合いと言うことで…シルビアはサビーヌが熱が入りすぎないように頼むな?」
「み、ミックスさん…? まさか…//////」
「ジズを納得させる為だ。シルビア、色々と頼んだ。この中でまともなのはお前だし、やばくなったら俺とグリオン殿を呼んでくれ…」
「んじゃ~♪楽しませて貰うか~♪」
エレーナはそういうと、デュッセルを捕まえた。ミックスは教育に悪いと思い、リザーナとルイ王女の目を手で覆い隠して地上へと移動したのであった。
そして、グリオンに 異種連邦国との貿易の件やレヴィアタンの忠告などを話すと一緒に上がっていた小猫族のララとココンに各族長達にこの事を伝えるように頼むと、先にガルディアン連邦国に帰らせたのであった。
暫くすると、満足そうな顔をした面々が戻ってきたので、グリオンとミックスは互いの気苦労を労う言葉を掛け合っていたのであった。
それぞれのプレイ内容は読者の皆様のご想像にお任せします。




