一段落と宴/天界の歪んだ女神様
狩猟と処女の女神アルテミス
ミックスらの土地を管理する女神でエルフや狩猟民族からは崇拝されている。ゼウスとヘラに頼まれてこの地に異世界を導く仕事を請け負うが、録な人材が流れてこないので醜小鬼にするが、女神がチートで強い醜小鬼にしたと勘違いした輩が冒険者に討伐されるのを嘲笑っている。リザーナの事は既に興味がない。
レヴィアタン・ジズ・ベヒーモスからは尊敬されていない。
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フィオーレの商魂に火が着いてしまい、本格的な販売計画をたて始めたので即刻中止にさせる為、抱き抱えて他の普通の商品を考慮する様に説得するミックスを見て、ゴリガンとガスパールはミックスに対して不運すぎると同情した。
本来ならば地上に出てこずに、ミノアの大迷宮で守護者をしていれば様々な苦労をしなくても良かっただろう。
フィオーレは頬を膨らませて、アイデアを出すように言われるが正直いうと人間社会に出て自分が守っていたものの価値や稼ぐ意味を知ったミックス自身がどういったものが売れるか等の知識は当然ない。
「あー…なら獣人や人間用の下着や服を作るとか?ほら、尻尾とかあるとどうしても穴が必要な種族がいるだろうし…そもそも継続的に売れる商品じゃねぇと利益にならないんじゃないのか?」
「だからこそ、ディアンナさんに新作を作って貰ったら、レビュー用紙を渡して何が良かった悪かったを書いてもらって良い商品改発をして売るのですよ!!
ちょっと高くても買う種族はいますから絶対に売れますよ!?」
「…わかった。それはディアンナが必要な人に売る方向で行こうな?服屋や薬屋にそんなもん置いてあったら変だろ?」
「…確かにお客様に不快感を与えてしまうかもしれませんが…」
ミックスはアイデアとしてドライアド達の知識を借りて病気に効果のある薬や女性専用の薬等を作って販売するのはどうかと提案する。
キームやディーナの知識ならそう言った薬作りが出きるだろうから必要に応じてミックスも魔力を提供すると説得するとディーナはキノの能力を使って咲いた花や薬草に美肌効果や毛並みを整える成分があると言うのでそれを製作して貰らう。
異種連邦国で販売する事で納得して貰ったが、キノは必要な魔力が定期的にいるとミックスに言ってきた。
「あー…ならばアルガーの魔核を緑にする。適正ありそうだし、何とかなるだろ。
我の魔力を与えてやるからアルガーよ、手伝ってやってはくれんか?」
「ご命令なら謹んでその任を果たしますが…その…子どもの前でそう言ったものを出すのは止めて頂けませんか?」
「母上、アルガーさんとは恋人として付き合いますので…その男漁りの旅を続けてください。孫が出来たらそのうち来てください…」
「仕方無いの~確かに男漁りのが我らしいか!うむ!ミックスの様な豪気な竜種でも探しに行くとするか!!騒がしくてすまんかったな!」
レヴィアタンはそう言うとアルガーの魔核を緑の魔核に替え魔力を与えると、ミックスの戦斧に魔力を注ぎ込んだ。
リザーナと同じく赤の魔核を斧頭の中央に取り付けて自らの持つ炎の魔力を戦斧に与えてくれた
のだ。
レヴィアタンは気に入った雄には力を与える癖やその雄を殺めた大陸を焼き付くだけの力を持っている。
「もし、他のジズやベヒーモスに会う機会があったらその戦斧が交友の証になるだろ」
「…それはありがたいが子どもの前であれを出すのは止めてくれ。俺以上のいい竜種に会える事を祈っておく。力を与えてくれた事には感謝する」
「気にするな!我の好みだったのは間違えない!!!先約がいたのでは仕方無いが…アルテミスには気をつけろ?あやつは狩猟と処女の神だからな…最近は妙に大人しいから変な事をしてなければ良いが…」
レヴィアタンは海に飛び込むと、元の巨竜の姿に戻ると再び、長い旅へと出てしまった。
気の抜けた面々はその場に座り込んでしまったが、アルガーが自分と同じく緑の魔核を持ち、レヴィアタンから魔力を与えたなら大丈夫だろう。
アルガーはリーゼと頬を染め合いながら恋人になった自覚をし、初々しい感じになり、デキ婚をしてしまったガブーラとリリアのお祝いをしようとレックスが提案すると海辺の大都市の広場で大々的なお祭り騒ぎになったが、それは大変楽しい宴になっていた。
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その一方で、天界ではこの土地の女神にして狩猟と処女の神・アルテミスは目の前に座る異世界人と対面していた。ある青年はアルテミスの言葉に耳を疑ったのだ。
「えっ…えっと…アルテミス様?今なんて…」
「だから、あんたは醜小鬼に転生させるのよ…同じ事を何度も言わせないで?」
装飾された綺麗な椅子に座り、脚を組むアルテミスとは対照的に転生と聞いて喜んだ青年は醜小鬼と聞いて落胆し、絶望の表情を見せていた。
「子どもの頃は神童とか天才とか言われて周りからチヤホヤさせれて成長するにつれてその才能が無くなって凡人になって社会で通用しなくなり不注意で事故死…」
「い、いやいや、それでもそこは女神様のお力で勇者にするとか…チート能力でハーレムを…」
アルテミスは溜め息つくと、青年に対してそんな力は持ち合わせてないと吐き捨てると指をパチンッと鳴らして青年を醜小鬼へと姿を変えると青年は声を出して抗議するが、鳴き声に近い醜小鬼語しか話せなくなっていたのだ。
「あんたが世界を救えるの?チート能力を授けて?何で私がそんな事をしてあげなきゃならないの?子ども並みの思考・力・社会適性から醜小鬼で充分なのよ…せいぜい頑張りなさい。元・天才さん♪」
「~~~!!!」
醜小鬼語でアルテミスに何かを叫ぶがアルテミスは容赦なく元・青年をその場から転移させた。隣で見ていた天使が苦言するとアルテミスはうんざりした顔で答えた。
「現世で何も無し得なかったんだからしたかないでしょ?子どもレベル…醜小鬼の嗜好程度しかなくて臆病者には丁度いいのよ…あの世界に勇者は必要ないがないというかね…私は価値を感じないから娯楽で魔物を増やしてるだけよ?」
「ですが、転生させた醜小鬼を何故、最果ての東にばかり送るのは何故ですか?」
「んー?彼処の人間が嫌いだから嫌がらせよ♪またミノアみたいなゴブリン魔王が生まれて戦争するのをみたいのよ。人は私たち神の玩具なのよ。暇潰しの余興なの…」
この地への転生はお薦めしない。何故ならば、前世での行いが悪く子ども時代しか良くなった者は醜小鬼に変えられてしまうからである。
魔物の中でも単体では最も弱く群れで行動する種族だが、社会適性がなく群れを作れるコミニュケーション能力があるとは思っておらずアルテミスはそれを見て楽しんでいたのだ。醜小鬼一匹転生させたところで何も変わらない。冒険者に討伐されて次の星へと魂が流れていくのだ。
隣にいた天使はまた愚かな地球人が…醜小鬼となる様を隣で見続ける事しか出来ない。それがアルテミスが決めたことならば逆らう事が出来ないからである。
願わくば、ミノア帝国を復活させるような人物が現れないことを心の中で祈るしか出来ないのだ。
アルテミスは冒険者に殺される醜小鬼を見て不敵に嘲笑うのであった。
ここのアルテミスは性格が歪んでます。




