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泣いたミックスの親心

************************


海辺の大都市(マリーナ・シティ)の守護神として奉られている海竜神・レヴィアタンの再来に予想外の再来に戸惑っていたが、ミックスが拳骨で粛清させ、リザーナの呪いの件など思わない収穫を得る事が出来た。

一応は、こんなドが着くほどのただのエロ竜だが、今行っている 異種連邦国(マーレ・ジーニアス)海辺の大都市(マリーナ・シティ)との拠点移動(ワープ・ポイント)の魔方陣をドライアド達に管理してもらい国交を繋ぎ貿易する計画を正直に伝えたがレヴィアタンはあっさりとそれを受け入れたのであった。


異種連邦国(マーレ・ジーニアス)は元々多種族と共存するっていう案から生まれてそれに賛同した人間や獣人族が作った国だからねぇ。

南の山脈に塔を根城にしてるジズやそれに反対派の連中を纏めて護るために、ベヒーモスは西の森に強力な魔物を配置したっぽいけどね…。

まぁ、たまに暴走する魔物が「異種連邦国(マーレ・ジーニアス)を襲撃してる」って聞いてたけど …ミックスらがいるなら安心ね。

それ以外にも強い冒険者がいるみたいだしね…」


「あの…レヴィアタン様、誠に勝手ではありますが、与えて下さった使命は自分だけでなく『仲間』共々と命に変えても果たさせていただきます」


「まぁ、ゴブリン…特にミノアみたいなタイプが生まれてこないとも限らないから警戒はしておきなさい。

まぁ、本当は鰐って以外にペ○○がでかいから巨大化させて我の相手をさせようと思っておっただけで使命はついでだったのだが…

使命や娘の為にここまで真剣に考慮してくれていたとは…よし、リーゼ。レヴィアタンの娘として命ずるアルガーの嫁になれ!!」


「母上!!!?////////」


海竜神・レヴィアタンはアルガーにとっては力を与えてもらった恩人であり、命令や使命は絶対である。しかし、自分の娘を妻にしろは流石に横暴すぎないかとミックスはメルディアに尋ねる。

粗暴で暴れ者で知られているミノタウロスに正論を言われると何ともいえない顔をした。

そもそもアルガー自身も魔物であったのは紛れもない事実であり、獣人と人間が結婚してはいけないという法律も無いから気にする事はないというのだ。


この場合は2人の気持ち次第だし、部外者は見守るのが良いだろうと思っていたが、海辺の大都市(マリーナ・シティ)のシスターであるリリアが鰐の獣人であるガブーラが腕を組んで現れたのだ。カブーラはもし分けなさそうな顔をしていた。


「あの…あ、アルガー様、メルディア様スミマセン…///////」


「人間も無事に妊娠しましたので私、ガブーラ様と結婚することになりました♪」


「おい待て!!? 出会ってまだ数週間もたってねぇだろう!!?」


「ほぅ…人間相手でも子作り出来たか…確かにおめでたの様だな…」


鰐の獣人であるガブーラは海辺の大都市(マリーナ・シティ)で社会性を身につける為、シスターであるリリアの元で字の読み書きや人間との違いなどを学んでいた筈だった。

どうにも、リリア自身がガブーラに一目惚れして真面目で堅実な所とアルガーを支えるという献身的な考えたにも惚れ、夜な夜な一緒にいたと同じく字を習っていたフィリーやフィオーレ達から聞いた。


リーゼとアルガーはお互いの顔を見合わせてレヴィアタンに振り替えると恋人からお願いしますと懇願し、レヴィアタンはそれをここより了承した。


「旦那は大事になさい…リーゼの父はな。

我がこの 海辺の大都市(マリーナ・シティ)にリーゼを預けにいっていた時に討伐されしまってな…

怒り狂ってらその大陸を焼き付くし、滅ぼしたのが、数十年前になる。

それからは、どこのドワーフが作った知らないが、この張型を作った者に会いたいんのだが…」


「あ、それ!!!私の張型!!!」


「これ大丈夫か!?本当に大丈夫なのか!?」


「うっさいねん。美人、美少女に囲まれてハーレムが売りな所ある事でエロスがあんのは定番やろ?

万が一、書籍化されても訂正されるか、アニメ化されても深夜で伏せ字しておけばええやろ。

そういったお勉強もしんとつまらん男いわれるで?」


メルディアのメタ発言は兎も角、この場にフィオーレやフィリーという幼い子どもがいるのが何よりも不味い。ミックスはフィリーを抱き抱えるとフィオーレを探すが見当たらない。

まさかと、冷や汗を流して振り替えるとレヴィアタンとディアンナの元で手にとって鑑定していたのだ。


「フィオーレ!!!いい子だからそれを捨てなさい!!!とうかマジマジと査定しないで!!」


「ミックスさん!!綺麗事でお金が稼げると思いですか!?

獣に近い雌の獣人ほど発情期に男を襲ってしまうのは常識ですよ!?

言ってしまえば一攫千金のチャンスなんですよ!?」


「10歳の子どもの口からそんなことを聞きたくねぇよ!!

フィオーレもっと大人になってからな!?な!?」


「嫌ですよ!!?この時代では13歳から結婚も子作りも当たり前ですよ!?

それくらいの知識は私にもあります!!

こんな一定の層を狙った商品は必ず売れますよ!?

守護神様ですら、頼ってるならこれは大金を獲るチャンスなんでよ!?」


商魂の逞しいフィオーレに言い負かされてしまいミックスは何も言えなくなってしまった。

冒険者として魔物を討伐したり、ダンジョンで財宝やそれに匹敵する情報を体を使って稼ぐ仕事があるようにフィオーレの様に若くして、商才に目覚めて頭を使って稼げるタイプがいるのだと改めて思った。

だが、我が子の様に可愛い姉妹の片割れが変態どもと商品化に向けて話している姿を見てミックスは何故か泣けてきてしまった。


それをみていたゴリガンとガスパールが、同情の意を込めて背中に手を当てて慰められたが、抱き抱えられたリザーナとフィリーは涙を流すミックスをただ単に撫でるだけ何故、泣いているのか理解はしてはいなかった。


書籍化は目指してないのでメタ発言多くなるかも知れませんが…どうせ深夜枠でしかアニメやら無いのにエロに規制掛けても子どもは大人の知らないところで大人の階段をジャンプして飛び越えるから諦めろ

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