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形無しの守護神と意外な真実

レヴィアタン

全身に強固な鎧をおもわせる様な鱗がありとあらゆる武器や魔法もを跳ね返してしまうという。その性格は凶暴そのもので冷酷無情で、この海の怪物はギラギラと光り輝く紅い目で獲物を探しながら海面を泳いでいると伝えられている存在である。人型に変身する事も可能で、黒長い髪と竜独特の角を生やしており、リリアやカノン、ディーナ達のような大人びた顔立ちをしている。身体もエレーナ達に負けないスタイルに加え、青いマーメイドドレスから見える巨乳を武器に誘惑し、気に入った男の子を産むが気に入らなければ妊娠することはない。リーゼの母親でもある。

*********************


海辺の大都市(マリーナ・シティ)の守護神として奉られている海竜神・レヴィアタンの再来に予想外の事に人々は戸惑いを隠せない様子であったが、それ以上にレヴィアタンがミックスの漢気を惚れてしまい子作りを迫った事により、等々キレたミックスはこの街の守護神(レヴィアタン)に拳骨を落としてしまったのだ。


「うぅ~…い、今まで我の誘惑に耐えた雄の竜種も人間の獣人のおらなかったに… 痛いのぉ~…」


「当たり前だわ!!迷宮に来たこのエルフ(リザーナ)はそれで金借りようとするし、蛇身(エレーナ)は悪酔いすると脱いで乳を当ててくるしな!!!

真面目だと思ってたドワーフ(シルビア)には何の躊躇と無く、こし布を脱がせる様な女しかいねぇパーティーのおかげで変態にはなれてるんだ。

更には魔力調整が下手すぎで、毎度毎度ドライアド達を発育させ過ぎたせいで巨乳やナイスバディの誘惑なんざなれてるしそのせいで毎度怒られてんだよ!!!

お陰さまでなぁ、色々とエロに対して耐性が着いちまったんだよ…。

そもそも、幼いフィオーレやフィリー、更には自分の娘の前で何言ってんだこのド・エロ竜が!!!」


「み、ミックス殿、私からも謝りますからその辺でお願いします!! 」


「ミックス落ち着いて!!相手は 海辺の大都市(マリーナ・シティ)の守護神様でしょ!?」


「その神を奉る儀式でやらかしての女魔王の呪いを受けてたやつの相棒だからな…神にだって拳骨ぐらい落としてやるわ…。というかルイ王女やステラさんしかマトモな女いねぇのかよ!!?」


ミックスが地上に出てから変態ではないのは今の所はルイ王女とステラ、そしてリーゼの3人であった。サビーヌもマシな方だと信じていたが酒を飲ませると普段の生真面目はないほど下品な下ネタをいうのでミックス中では変態女側に入ってしまっていたのだ。

背後のリザーナの存在に気づいたレヴィアタンは巨竜の時と同じ紅い瞳でリザーナをじっと見つめると溜め息を付くと、ミックスに言い寄るのを止めたのだ。


「あー…残念だったわ。既に予約済みにされていたなんて…ミックスだったわね?あんたはそのリザーナの眷属になってるから他の種族の女性に言い寄られても(なび)かない…いや、(なび)く事が無いわ…」


「はぁ?どういう事だ?俺はリザーナの事は守らなきゃならねぇバカエロフぐらいにしか感じてねぇぞ?」


「酷い!!!チューまでしてるなのに!!」


「リザーナはん、ちょい真面目な話っぽいから黙っててな?レヴィアタンはん、リリスの呪いについてご存知なん?」


レヴィアタンはメルディアの問いに答える前に前に何故自分が海辺の大都市(マリーナ・シティ)の守護神として奉られているのかを知る必要があるといい話始めた。

ミノア帝国がこの地を支配していた所、他種族の女達はゴブリン達から子供産む為に強姦され、人間の軍や獣人の戦士だけでは手に終えない程の兵力を金揃えていたというのだ。

そこでレヴィアタンは戦えぬ女性達を巨竜の姿で守る事を条件に人間と獣人との合併軍を提案したのだ。南の山の暮らす有翼族(ハーピィ)達の女王である天空女王(スカイ・クイーン)の『ジズ』と多くの獣人から慕われている獣王神の『ベヒーモス』が獣人達を纏め上げ、マルセルの先祖が人間達を説得した事により、ミノア帝国との戦争が勃発したのであった。


「で、その時にゴブリン魔王・ミノアはその連合軍に恐れを抱い為に魔界からサキュバスを呼び寄せて子どもを作らせた事により、サキュバスの女王であるリリスに激怒させ、愛し合っていた吸血鬼族(ヴァンパイア)の王ととものに地上に来てミノア帝国を連合軍と協力して倒したのが真実よ」


「それと俺が女に(なび)かない理由と何が関係があるというのだ?」


「ミックスはん、せっかちの男は嫌われるで?いきなりメインディシュあかんねん。

前遊でゆっくり焦らしてからのが盛り上がるねん。女心わからんと後々困るで?」


「お、おぉ…?」


メルディアの謎の説得力に威圧感を感じたミックスも黙ってレヴィアタンの話を聞くことに専念した。

そもそも、リリスの眷属であった吸血鬼族(ヴァンパイア)は女性の生き血を吸わなくては魔力が弱ってしまうという性質をもっているが吸血鬼族(ヴァンパイア)の王はリリスの生き血以外を吸わず、リリスも眷属のた吸血鬼族(ヴァンパイア)の王以外とは接吻(キス)をして力を使うことはしなかったのだ。


レヴィアタンはそれを不思議に思い、2人に他のものから奪うのは駄目なのかと訪ねると互いの魔力を供給し共存をしあっていくうちにそれ以外では物足りなくなってしまったと本人達から直接聞いたからである。


「つまりはミックスはんはリザーナはんともう魔力を供給し使いあっとる仲やからリザーナはん以外の女性に(なび)かないちゅー訳か…」


「そう言うことね…けど、良くこのリザーナなっていう子ミノア大迷宮の奥部までたどり着けたわね…アルテミス様を激怒させて絶対に勝てない強敵の魔物と出くわす呪い受けてるみたいなのに…」


「いや~気づいたら迷宮の中いて逃げ回ってたらミックスの所まで来ちゃってて…運命ってやつ?」


「なるほど…つまりはミノアの大迷宮の魔物の中で一番強いミックスはんに裏を返せば、絶対に遭遇する運命やったちゅー訳やな。

ウチもミノアの大迷宮攻略したことあったけどあそこの魔物は大蜘蛛ビック・スパイダーとか大蛇(スネイク・ヘッド)巨大な鼠(ビック・ラット)みたいな並みの冒険者やパーティーじゃ手に終えん魔物のパレードだったねん。

ずっと疑問に思ってはいたねんな?

なんで、リザーナはんレベルで攻略出来たのか不思議やったけど…理解できたわ~」


リザーナは首を傾げて理解できていない様子であったが、要はミノアの大迷宮に迷い込んだ時点で一番強い迷宮の守護者である強敵の魔物(ミックス)と必ず遭遇する事になっていたのだ。

レヴィアタンとメルディアの話を理解したミックスはレヴィアタンと同じ様にアルテミスにも拳骨を落とすことを心で誓ったのであった。

昨日は病院の検査の為、投稿が出来ず申し訳ありませんでした。異常は特になかったのでまた出来上がり次第更新していきますので宜しくお願いいたします。

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