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訓練が成功したとしても実戦で成功するとは限らない


*********************


ミックスらの助言後、鰐の獣人達は見違えるほどの強さをみせ始めた。

最初こそ戸惑っていたが、リーダー格であるアルガーが新たに福リーダーとなる隊長を2名を作るいい、ミックスが教えた「身体強化魔法」を生かした突進や尻尾での打撃攻撃の威力が強い『レックス』とリザードマンや冒険者達と交流を深め合同トレーニングの案を提案した『ガブーラ』が頭角を出した為、ゴリガンやガスパールも指導するに当たって熱が入ていった。


一方で、シルビアと薬学の知識があった【ドライアド】のディーナとリリアのカノンは魔力回復薬(マナポーション)回復薬(ポーション)作りの指導を成功させた事により海辺の大都市(マリーナ・シティ)でも購入が可能になった。


その一方で、ルイ王女は海辺の大都市(マリーナ・シティ)の国交を成功させる為にサビーヌとともに 異種連邦国(マーレ・ジーニアス)に戻り、大がかりな転移先の建造物の設計をキーナ達ドライアドと会議を重ね、拠点移動(ワープ・ポイント)による物資の輸入や輸送を強みにし、国の繋がりを強化する提案書を纏め上げマルセル国王や大臣達を説得すると意気込んで戻っていた。

そして、ミックスとリザーナは3日目にしてようやく魔石を純度の高い魔鉱石(まこうせき)に成長させる程の魔力供給を無事に習得する術を習得する事が出来る様になった。


「やっと出来たぞ!!クッソしんどいな…これ…」


「ミックス、結局腕立て伏せ何回やって、洞窟まで往復したの…?」


「覚えてねぇよ。腕立て伏せしてる途中からエレーナのやろうがフィオーレやフィリーを抱き抱えまま、乗るからリノも乗っかって完全に玩具にされてたしな…」


「流石ミックス殿ですね。恐ろしい力です…」


メルディアが完成した魔鉱石(まこうせき)を見つめ微笑むとリノを呼び寄せるとミックスが作り上げた魔鉱石(まこうせき)を持たせるを触手で魔力のみを吸い始めると身体が成長していき、見事な妖魔に相応しい体つきに姿を変えたのだ。


「ミックスはんの純度の高く練られた魔力を吸い取ったから成長させる事ができたんやで~試しにリザーナはんとチューして魔力を体内で練って地面に供給してみ?多分 異種連邦国(マーレ・ジーニアス)のドライアドらまで供給するぐらいの魔力を扱えるレベルにはなっとる筈やで~」


「魔力って体内で練る感じってこうなんだね…何時も抵当に魔法使ってから知らなかった!」


「まぁ、普通はエルフは成長するに連れ魔力を体内で練って強い魔力を上げられる種族やけど…リザーナはんはアルテミス様の呪いのせいかミックスはんから得た魔力を自分の意志で練り込まんと成長する見込みあらへんかったからな~折角、リザーナはんの為に鍛えた魔力を使える様になったら愛を感じるやろ~」


「うん!ミックスも魔力が身体に流れてるのかわかる!!何かエッチな気持ちになるね!!」


「……俺の中で エルフってもっと高貴なイメージ何だがよ。リザーナといいサビーヌといい欲まみれの痴女エルフしかいねぇのか…?」


ミックスの周りの女性陣はわりと下ネタは平気で口走るし、そう言った行為をする輩が多い為、ミックス自身が持っていた多種族に対するイメージ像が古いのではないかとメルディアに尋ねる。

大体は多種族との交流を避ける種族が多いが、女性特有の『禁書』というモノを書く有翼族(ハーピィ)がいるらしいのだ。

それを多種族にバラ撒いた事により異種族との交流が増え、里や集落から抜け出す女性種族が増加したそうだ。


「…ちなみにうちも1冊持っとるんけど、結構過激でエッチな内容で書かれてる女性向けの『官能小説』…

ゆーてもミックスはんにはピンとこんやろうからミックスはんを題材にした「ミノアの怪物伝」ちゅー小説で説明するとな?

挑んだ女冒険者を倒した後は好き勝手になぶるちゅう過激な内容でな?そーいったお年頃の女の子には刺激的で興奮するんやねん…」


「……つまりミノアの大迷宮のミノタウロスに助けを求めるなら身を委ねるイメージ像を作ったのはその有翼族(ハーピィ)の誰かのせいって事か?

リザーナといいキーナといい俺に対するイメージを作った根源がわかっただけでもよしとするか…」


有翼族(ハーピィ)には手ぇ出さん方がええと思うで?

異種連邦国(マーレ・ジーニアス)の南の山の獣人種族の中でも一番強いしなぁ~

飛行能力に加えて魔法も使えるし、槍や剣とかも使える。

そして、何よりここの海竜神・レヴィアタン様と同等の神に等しい存在ので、偉大な天空女王(スカイ・クイーン)の『ジズ様』がおるから下手に喧嘩売らん方が 異種連邦国(マーレ・ジーニアス)の為やで?有翼族(ハーピィ)の上位種は北の上位竜種と差しでやりあえるほど強いでぇ?」


メルディアから聞いた新たな情報で海竜神・レヴィアタン同等の力を持つ天空女王スカイ・クイーン・ジズという有翼族(ハーピィ)がいると教えて貰った。確かに今の立場を考えたら、上位竜種と差しでやりあえる種族と仲違いして危険な目に合わせるのは得策ではない。


ミックスは慣れた手付きで酒樽にメルディアを入れ、リザーナを担いで海辺の大都市(マリーナ・シティ)から少し離れた場所でリリスの力を試して見たが 異種連邦国(マーレ・ジーニアス)いたキーナ達と海辺の大都市(マリーナ・シティ)のディーナ達とリノ達が発育してしまいワザワザ拠点移動(ワープ・ポイント)を使って何事かと集まってしまい、シルビアと共に目茶苦茶怒られてしまった。

しかしながら、何故か互いの国では魔力回復薬(マナポーション)回復薬(ポーション)がいつもの倍の価格で買取りする男冒険者が大勢いて恥ずかしい思いをしたとキームとキティーナに顔を真っ赤にされて怒られてしまったのであった。メルディアはまだまだ練習が必要だと感じドライアド達にもこれからもエロス事件が起こると前もって宣言すると更に怒られる羽目になってしまったのだ。

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