表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
37/170

地下水道の異変

2月は更新速度が落ちるのでご了承ください。

*********************


海辺の大都市(マリーナ・シティ)の地下水路の異変を探る為、急遽としてミックス、エレーナ、リーゼ、ディアンナの急造のパーティーでの探索する事になり地下水路へと潜っていった。 1度中を探索した事のあるリーゼを先頭にし、ミックス、ディアンナ、エレーナの縦の陣形で探索を進めた。リーゼは翼を持っている為、水路側に飛行してミックスと入れ替われるもでき、ミックスが魔物を押さえ付けている間に槍で突き刺して倒す連携も出来る。

ディアンナは転移魔法での脱出要員の為、魔力は温存だが、氷の魔法を得意としているので水路を凍らせて動きを鈍らせる事も出来る。エレーナは蛇特有の動きで泳いだりする事も可能だというが、ディアンナの背後の護りと鞭による援護攻撃が出来る為に殿(しんがり)をまかせた。


「変ですね…いつもなら巨大な鼠(ビック・ラット)かビック・クラブ等が通路にいる事が多いのですが、今日はいませんね…」


「海水の香りが無くなったおかげでだいぶ鼻が利く様になった。その巨大な白鰐の補食対象かも知れんぞ?」


「?ダンジョンの魔物ってボスが発生させるんじゃないん?」


「知らねぇよ。そもそも住み心地が良かったら勝手に住み着くのが魔物の特性だからな。

暗くて狭い場所を好むなら、洞窟とか迷宮に勝手に住み着く。

それを獲物としている魔物が中に入って食物連鎖が勝手に成り立ってるだけだぞ?」


リーゼのいう通り魔物の気配を感じ無いのは、不自然だが奥に進むに連れ上位飛竜(グレイト・ワイバーン)やギカント・ゴーレムとは違う魔力を感じとる事が出来た。リーゼとディアンナも魔力関知は出来る様で不気味さ慎重にならざるを得なかった。

誰も喋らず、辺りを警戒していたがエレーナが全然襲ってこない魔物に違和感を感じて水路を覗くと、ビック・ロブスターやビック・クラブは岩影に隠れて襲ってくる気配がないのだ。


「あー…これミックスにヒビって魔物が逃げたか隠れた感じだな。考えてみたら当たり前だな…」


「えっ?ミックスがいるから、魔物がヒビってるって事なん?」


「確かに前にガスパール様ときた時は襲いかかってきたのに今は大人しく身を隠していますね…」


「あぁ、そう言えば俺魔力がもう高位魔法使い何人の魔力とドライアドから得た魔力で更に魔力量が増えたせいか…」


ディアンナが事情を聞くとガスパールはリザーナの呪いの事を他の冒険者達には伝えていなかったのかリザーナの呪いやミックスが元々魔力量が少ない為には魔核(コア)を食べまくり、ダンジョンボスであるギカント・ゴーレムの緑色の魔核(エメラルド・コア)を食べてその増えた分の魔力でドライアドの栄養に流し込み不要分は魔核(コア)に注ぎ込んで貰って緑の魔核(グリーン・コア)を大量に食べていた為、魔力量が尋常じゃないほどデカくなってしまった為、余程強い魔物でなければ大抵が逃げ出すか隠れてしまうようになってしまったのだ。


「まぁ、リザーナの不幸体質のおかげで退屈はしなくてすむがな…」


「いつもその群れのボス怒らせるから数十匹単位は当たり前でだったからな」


「リザーナさんはエルフですよね?狩猟の神・アルテミス様からそんな呪いを…」


「そう言えば、お前は女竜人(ドラゴノイド)としての使命が何とかといっていたが…何か聞いてもいいか?」


リーゼは警戒しつつも、自分がこの 海辺の大都市(マリーナ・シティ)の守護神であり、崇められていてる海の支配者である海竜神・レヴィアタンの娘であると話始めた。


レヴィアタンは世界の海を渡り、気に入った雄の竜や気に入った人間の男がいれば人の姿になって子作りをし、産まれた赤子を 海辺の大都市(マリーナ・シティ)の住民らがレヴィアタンの代わりに育てる事を条件に加護をして貰っているというのだ。

リーゼにとってはこの 海辺の大都市(マリーナ・シティ)の住民が家族である為、この街守る為に冒険者になり、専属冒険者パーティーとしてこの街を守る為に強くなりたい・役に立ちたいという思いが伝わってきた。


ディアンナもそんなリーゼの想いを聞いてよそ者であるドワーフである自分にも優しくしてくれるリーゼとパーティーを組んでいるというのだ。


「…にしても聞いてた話と全然違うぞ?

デッカイ鰐がいるのに気配が感じねぇし、そもそも魔核(コア)の魔力を感じ取れねぇぞ?

変な魔力は感じるんだけどな~」


「私も魔法使いの端くれだからここまできて感知はできるけど…どちらかといえばエレーナとにか感じの魔力なんだけど…」


「つまり、誰かしらが魔物になったのが原因か?エレーナは自分より弱い蛇を眷属に出来たよな?」


「あー…けどガスパールってチョロ男だけど結構な戦闘力はある実力者だし筋力も申し分無かったけど…そいつの攻撃を耐えられる巨大な白鰐を眷属にするのはキツくねぇか?

それこそミックスみたく魔力を蓄えて力を着けないとそりゃ… あ、誰か来るぞ?」


何時まで進んでも魔物一匹として遭遇しなかった為、それぞれが感じ取った意見を出してどうするか話していると松明を持った鰐の獣人が2人ミックスらの前に姿を表したのであった。


~シルビア女性服専門店兼キーム薬局店~


リザーナ達が 海辺の大都市(マリーナ・シティ)に旅立った後、フィオーナが店主として店を切り盛りしていた。シルビアから服や装飾品の仕立てを学んだキーナが服や下着、装飾品を仕上げる係りである。


リエナはお客様にあった服をコーディネートする店員をし三人で店をまわしていた。

一方で薬作りが得意なキームはフィリーを連れて冒険者ギルドでポーション販売とフィリーの家事スキルの高さを評価したステラがギルドの厨房で働かないと持ち掛けると、フィリーの料理は大人気であり、キームも美女で巨乳の為、ポーションは飛ぶように売れていた。


夕方になると、屋敷に戻り、五人で夕食を取るのが決まりだが、ドライアドは基本魔力や水分だけで良い為、フィリーは考え付き、薬膳スープを作ってドライアド3美人達と上手くやっていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ