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急造パーティー結成

*********************


翌日、ミックス達は海辺の大都市(マリーナ・シティ)の地下水路まで案内されていた。

地下水道は街の中央に存在し、魔物が外に出ない様に鉄柵等を着けて対策したが、巨大な白い鰐の突進によっていとも簡単に破壊されてしまった為、リザードマンと人狼族の武闘派傭兵団と冒険者ギルドが昼夜問わず監視を続けている。

ガスパールとリーゼ、ディアンナの3人に案内され、その後に続いた。

地下水路に近付くに連れ、エレーナが舌先をチロチロと出し始め、胸を地面に押し付け始めたのだ。


「エレーナ、なにやってるの?」


「んー…さっきからこの街のリザードマンとは違う生物の感じがするんだけど塩の味と混じって舌じゃ判断出来ねぇから地面の振動で位置を探ってるんだよ」


「こんなにも人や獣人がいるのにそれで判断が着くものなのか?」


「違和感の正体がリザードマンに近いけど、リザードマンよりもデカい鰐がいるって話だろ?

けど、この地下水路にミックス見たいな獣人型の振動が伝わってきてよ…」


エレーナも大まかな感覚でしか伝えられず、首を傾げた。海辺の大都市(マリーナ・シティ)のリザードマンはそこまで大きくはない。

大きくてもせいぜい170cm程で人と同じぐらいだ。

だが、それよりも大きな振動を感知したという事は巨大な鰐以外にも魔物が存在している可能性は高い。

ミックスはそれよりも何ともいえない微妙な魔力の感覚に違和感を感じていた。巨大な白い鰐がどれ程の大きさかは知らないが魔核(コア)の魔力が弱すぎる個体が多い中で、途切れ途切れ感じとる事が出来る魔力が変化している為、嫌な感覚に襲われていたのだ。


「ガスパール殿、変な感じするのは俺も同じだ。

巨大な白い鰐の他に妙な魔力を感じる。

おそらくだが、白い鰐がそいつを守ってるか、そこに到達されるのを拒んでいるのではないか?」


「それは何ともいえん。白鰐が奇襲を仕掛けてくる場所の奥には水路が続いてるだけだ。

地図にはそんな場所は存在しないのだ」


「… ミックスさんみたいにダンジョン作成できる魔物がいて棲みかを拡げた可能性は?」


「それはあるかもしれないな。だが、全員で行こうにも水路は手狭だ。戦闘になっても全員が戦える状況になるとは思えない。水や炎の魔法が効かないとなると…」


事前に聞いていた話からシルビアの水魔法は効果がない。地下水路で、リザーナの爆撃波(プラズマ・カノン)やエレーナの大爆発(バースト)等も使用は出来ない。

最悪の場合、海辺の大都市(マリーナ・シティ)を破壊した凶悪な冒険者パーティーとして異種連邦国(マーレ・ジーニアス)に悪評がついて信頼を失ってしまう事だけは避けたい。

その事を3人に伝えると3人とも不満は感じつつも異種連邦国(マーレ・ジーニアス)に残してきたフィオーナ姉妹やルイ王女達の期待を裏切る訳にはいかないだろうと説得し納得して貰った。


「じ、じゃあミックス一人で行く気なの!?」


「それでも良いがそれだと海辺の大都市(マリーナ・シティ)の冒険者ギルドの信頼に響く可能性がある。ガスパール殿と行って解決するのが今の所は最善策だろうな。

狭い地下水路じゃ、俺も戦斧(バトル・アックス)も振り回せない。土の攻撃魔法は街を破壊する可能性がある。

つまり『身体強化魔法』でゴリ押しするしか、手段がないだろう?」


「確かに…リザーナ殿らの魔法を地下水路で使ったら間違えなく吹っ飛ぶし、かといって武器が通用する相手ではないならミックス殿の怪力に『身体強化魔法』でゴリ押しが現実的な作戦ではあるか…」


ガスパールと二人で支援魔法無しでゴリ押し策で巨大な白い鰐を討伐できる可能性は低いが近接戦闘で行くのが現実的だろうと判断する。すると、シルビアの姉・ディアンナは近くに転移魔法の陣を書き終えると、リーザとエレーナ、ミックスのパーティーで探索して何かあったらこの転移魔法で逃げて帰ってくるかリーザは飛行能力があるので最悪リーザを逃がしてガスパールを含めた冒険者達に応援を要請する提案をしてきてのだ。

しかし、冒険者指導研修を終えたばかりの新人冒険者2人を行きなり危険な任務に行かせる事にガスパールはギルドマスターとして難色を見せた。

二人はそんなガスパールの表情を見て懇願し始めた。


「ガスパール様、お願いします。

私は竜人族(ドラゴノイド)としての使命を果たせる戦士になりたいのです。

ここで挑み乗り越えなければなりません」


「それにリザーナちゃんやウチの可愛い妹が信用するミックスにエレーナちゃんらが入ればもしもの時は助けてくれるからって話して貰ったしさ。

私もシルビアに先越されたまんまじゃお姉ちゃんとしてカッコつかないもん♪」


ミックスとエレーナはお互いに顔を見合わせてリザーナやシルビア以外とパーティーを組む事はゴリガンやルイ王女、サビーヌと何度か急造のパーティーを組んだ事ある実績はある。

リザーナは昨日今日であったばかりの2人を信じてガスパールに懇願し、シルビアは姉の真剣な眼差しに期待していた。

折れたガスパールはこの急造パーティーで地下水道で起こっている異変の調査する事を認め、それぞれ何が出来るか話し合い新たに対策を建て直す事になった。

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