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いざ、|海辺の都市《マリーナ・シティ》

リザードマン

2足歩行の蜥蜴(トカゲ)の獣人。力が強く泳ぎも得意な種族な為、漁の手伝いをしたり人間と上手く共存している。門番のリザードマンは槍使いとしてレベル高くギルドマスターガスパールからも評価が高い。


人狼族

2足歩行が可能な狼の獣人。リザードマンと違って元の狼の姿になれる個体もいて馬車を引いたりするなど人間の生活を支えている。頭や腹などを撫でると尻尾を振る癖は人狼でも同じ。

*********************


海辺の都市(マリーナ・シティ)異種連邦国(マーレ・ジーニアス) の南東等方面にある大きな港街であるが、神官(ヒーラー)を育成する修道院に魔法使いを育成する魔術学校や剣や槍などの技術を学べる訓練所など充実している街である。

冒険者を目指す若者が始めにする事は職業適性を受ける事ができそこから職業を選択する事ができ、そこから才能や能力を伸ばし卒業と同時に晴れて冒険者としての活動をする事ができる為、別名『冒険者育成の街・始まりの街』とも呼ばれている。

異種連邦国(マーレ・ジーニアス)から旅立って一週間後、無事に 海辺の都市(マリーナ・シティ)の防壁と入り口門まで辿り着く事が出来た。


「やっと辿り着いたね… 海辺の都市(マリーナ・シティ)…」


「ミックスが強くなったおかげか魔物も全然襲って来なかったから楽だったな~」


「あの、ミックスさん。スミマセンでした」


「もう馴れてきた自分が嫌だよ。ホントお前らは… 」


異種連邦国(マーレ・ジーニアス)から 海辺の都市(マリーナ・シティ)まで徒歩で一週間ほど掛かるとの事だったが、リザーナや最近、工房に籠り切りだったシルビアには体力的にキツいと判断してミックスが二人を抱き抱えていたが、エレーナも悪ノリし、ミックスの背中に飛び乗り尻尾で身体を巻き付けて3人を運ぶ羽目になってしまったのだ。


ゴリガンから聞いた話では、この街のギルドマスターも獣人と聞いていたが異種連邦国(マーレ・ジーニアス)とは違い、高い城壁ではなく、石を加工して作られた煉瓦の防壁で高さも差程無いものであった。

入り口に向かうと、二匹の2足歩行で立つ蜥蜴(トカゲ)の獣人である緑色のリザードマンらに武器を向けられ足をとめる様に言われる。


「止まれ!!何者だ!?」


異種連邦国(マーレ・ジーニアス)の専属冒険者パーティーのリザーナパーティーです。これが紹介状です」


シルビアが代表してマルセル国王と異種連邦国(マーレ・ジーニアス)のギルドマスターゴリガンの署名の入った紹介状を渡し、確認する。


リザードマン達は慌てた様子で跪き、先程の無礼を許して欲しいと懇願してきた。

魔物で高ランククラスの魔物が2匹も街に近付いてきたら警備兵としては間違った判断では無い為、ミックスとエレーナは顔を見合わせた。


「ハッハッハー!!あんたら度胸あるな。

ミックス見たいなデカブツやアタシ見たいな魔物相手に逃げ出さずに武器を構えるなんて中々出来るやついねぇぞ?」


「えっ…あ、ありがとうございます!!これもギルドマスター・カスパール様の指導のおかげでございます! 」


「ゴリガンが認めるギルドマスターだからな。是非とも手合わせしたいものだな…」


「その時はミックスは戦斧(バトル・アックス)と土魔法無しだね!間違って大怪我させちゃったらゴリさんとルイちゃんに会わせる顔がないよ~」


ミックスはリザーナの思わぬ言葉に豪快に笑った。リザードマン達は立ち上がり門を開くと、目の前には広大な海原が広がっていた。街は斜面を利用した建造物が多く、上り坂や下り坂が多いが、リザーナマンや人狼族(じんろうぞく)が荷馬車等を引いて人間が協力しあっている街であった。


先ほどのリザードマンの一人が交代して冒険者ギルドまで案内してくれるというので、その後に続いた。

街の西側の高い建物は教会でその隣に冒険者ギルドがあり、そこを下った建物が冒険者養成場所と宿舎が完備されているとリザードマン達に教えられた。


「ここが海辺の都市(マリーナ・シティ)の冒険者ギルドです。オレ…じゃなかった。私は門番の仕事に戻りますのでここで失礼します!」


「な、何というか…言葉遣いまでちゃんと教育が行き届いてる感じがしますね。異種連邦国(マーレ・ジーニアス)の方は粗暴といいますか…」


シルビアは言葉遣いまで気を遣い、わざわざ敬礼までしたリザードマンの行動とと異種連邦国(マーレ・ジーニアス)の冒険者や護衛団とは違い、規律がしっかりしていると驚いていた。

ミックスが扉を開けると先程のまで騒がしかった酒場がシーンとしてミックスらを見つめていた。すると、リザーナが前に立ち無い胸をふんぞり返らし高らかに名乗りを上げた。


異種連邦国(マーレ・ジーニアス)の専属冒険者パーティーのリザーナパーティーのリザーナ!よろしくね!」


「ワリィな。酒盛りの邪魔して後で相手してやるからな?」


「んなことをいって、タダ酒飲む気じゃねぇだろうな?」


「んな訳ねぇだろ?このエレーナ様の巨乳でパフパフして飲ませて貰うだけだぞ?飲ませくれる量によっては揉ませてやったり顔を挟んでやるだけだ!!」


「お前…金がねぇのにやらた呑んだくれたのはそれが理由かよ…」


エレーナはわざと酒を飲んでいる冒険者達に谷間が見えるように強調すると、男性冒険者がガン見し、女性なれしていない者は鼻血を出したり()せさせてしまった。ミックスは申し訳ない気持ちとエレーナも羞恥心の無さに頭を悩ませた。

そんな様子を上から見ていた人狼族は高らか笑いながら階段から降りてきた。

その人物こそ、ゴリガンが認めているこのギルドマスターであるガスパールであった。

カスパールなんのキャラだったか忘れたけど強くてカッコいいイメージの名前が頭に残った。

ゴリガンは昔、ゲームキューブのダークルギアのキャラだった事を久しぶりに弟と話して思い出しました。

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