ドライアドの要求とステラの秘密
*ステラに年齢の事を聞くと男性冒険者は顔面がめり込みます。(ステラは攻撃力・素早さはカントス済みです)
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ドライアドからミックスが人間だった頃の話を聞き終えると、マルセル国王はミックスにドライアドの希望を聞き入れてやって欲しいと依頼を承諾した。
というのも異種連邦国自体も国内で果実や野菜は生産しているが少量しか作る事が出来ていない。
ミックスが土の栄養を高める事が出来るならそれに頼る他ないのだ。
ミックスはドライアドに具体的にどのように土に魔力を流し込めば良いのか尋ねた。
「ミックス様の地ならしに魔力を流し込んで貰えば土に栄養が回ります。それ直接木や地面に触れて魔力を流し込む事も… 」
「なるほど…つまりドライアドに直接、魔力を流し込んで魔力で栄養を高める感じでいいのか…? 」
ミックスはドライアドの手を取ると、魔力を試しに流し込んで見たが、ドライアドは顔を赤めると身体に変化したのだ。
元々、控えめだった胸はエレーナにも先ず劣らずの巨乳になり、小尻だったが少し大きくなりスタイルが良くなったのだ。
元々葉っぱと蔓で身体の一部を隠していただけの姿をしていた為、その蔓が切れて終い肌を露にしてしまったのだ。
「ミックス様、こんなにも強力な魔力を流し込仕込まれては癖に…流石はミノタウロス…////」
「お前がそうやれといっただろうが!!?
あー、もうエレーナ、お前の着替え用の服を持ってきてたよな?それを貸してやれそうか!? 」
「まかせろ。シルビア、調整頼むな~」
「ドライアドのお姉さんお胸ボインボイン♪」
フィリーの正直な言葉にミックス以外の男性人は視線をそらしながらも、チラチラと巨乳化したドライアドをチラ見していた。
シルビアが急いでエレーナ用の服を仕立てあげるとチューブトップと腰巻きをエレーナの魔核から取り出して着付けを始めた。
ミックス自身は軽く流し込んだつもりであった。
しかしながら【ガルーシャ大洞窟】で鎧騎士の魔力を纏った鎧や剣、そして高位の魔法使いレベル何人分もの大量の魔力を注いで操作していたギガント・ゴーレムの高純度の緑色の魔核を食べている為、ミックスは既に高位の魔法使い数人分の魔力を得ていた。
その為、ミックス自身は軽く魔力を流し込んだつもりでもドライアドからしたら、いきなり大量の魔力を注ぎ込まれてしまった様なものだ。
「いつもよりもかなり力加減はしたんだぞ?
地ならし《アース・ウエイブ》も本気でやれば間違えなく城壁をぶっ壊しちまうから戦斧の柄の底から弱めに使うだけで充分事足りたからな…」
「はい!フィオーナお姉ちゃんが解決策知ってる!!」
「魔物の魔核は物理的作ることも出来るのですが、魔物から直接奪った魔核に魔力を溜めて核色に変えることは可能です」
「おいおい、フィオーナの方が魔物について詳しいってどういうことだよ?
ゴリさんやシルビアらも核色の事を知らなかったのに…」
フィオーナ達の両親は商人で魔物の魔核についても勉強してそれを魔法使い様の杖に利用できない武器屋の店主と話しているのをフィオーナは聞いていたのだ。
いつか店を継がせる為に商品の値付けや値切り、金勘定等を教えられて育てられフィリーは母親に家事全般を教えて貰って育てられていた。
だが、商品の仕入れで魔物に父親が襲われて亡くなり、母親暫くは店を切り盛りしていたが、病に倒れ幼い二人が営業する店は不審がられて潰れてしまった。
店と家を失った二人は「お金を稼ぐなら 異種連邦国で一旗あげるしかない」という冒険者達の話を耳にし、この国に訪れたが雇ってくれる店も無かった為、冒険者ギルドの手伝いという名目で食べ物と眠る場所をステラに提供して貰っていた。
「あの人何者何だ?ハッキリいって魔核を食べて強くなったが勝てる気がしない」
「えっ? ステラさんはこの国の守護神だよ?」
リザーナ言うにはゴリガンよりもステラのが強いらしいというのだ。
というのも【西の深淵の森】からトロルキングが十匹のトロルを引き連れて森から現れてギルドマスターに就任したばかりのゴリガンを先頭に冒険者や護衛団で迎い撃ちに向かったが、トロル達との戦闘中に森からトロル達よりもでかい木の巨人が現れて 異種連邦国に進撃してきたのをステラが討伐したのだ。
「… 何故、そんな方が冒険者ではなく受付嬢に?
西の深淵の森のボスクラスの樹木の巨人を討伐されるなんて相当な実力者の筈なのに…」
「ここにステラがいないから言うがな。
その…婚期逃すから自分よりも強い冒険者が訪れる異種連邦国で彼氏と結婚相手を探す為に…そして今28歳でな…」
魔物である二人と幼い子どもら(リザーナを含む)理解できないが、女冒険者は三十路までに結婚しないと一生独身というジンクスがあるというのだ。後2年しかなく焦っているそうだが、録な男冒険者がまったくおらず、憂さ晴らしにの為にたまに魔物に素手喧嘩で、八つ当たりしていると聞き、ステラには絶対逆らわない事を皆が心で誓ったのであった。
~ステラ伝説2~
ステラがストレスが絶頂になると良く深夜に冒険者ギルドの部屋から抜け出して近くの森へと足を運ぶ。
夜になると現れる強力で凶悪な魔物が 野菜兎や
野菜鼠の巣穴に襲い狩りをし始めてる為、危険である為、夜営も命懸けである。機嫌の悪いステラが出会したのは巨大な熊の変異種である巨大な黒熊と言う強力な魔物であった。ステラに気付き襲いかかるが…。
「なんで録や男がおらんのじゃーい!!!」
「グフッ…!!!?」
巨大な黒熊の顔面に強烈な蹴り食らわせて吹っ飛ばすと、そのまま助走を着けてドロップキックを腹に決める。巨大な黒熊には強烈な蹴りを2度も受けただけで瀕死の状態にも関わらず怒りの収まらないステラは更にボコボコにし、巨大な黒熊をリーダーにして付き従っていた巨大な熊も同じボコボコにし、ステラの雄叫びが満月の月夜に轟く。
-そして何事も無かったかの様に熊達を冒険者ギルドの解体場でばらし自室で風呂に入り、全裸のままベットに身を預ける
翌日何事も無かったかの様に振る舞っているが夜間の城壁警備達には知られている為、ステラは決して怒らせてはならないと皆が知ってる。
 




