任命されても新たな問題はついてくる
ミックスはハーレムだけど嬉しいハーレムではないと思う
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リザーナ達が異種連邦国の専属冒険者パーティーとして任命されると、マルセルは約束通り、リザーナ達に土地を与えた。
西の城壁付近に、ミックスでも入れる大きな屋敷が作られていた。元々異種連邦国の西側には【深淵の森】があり、その近くに居住区を構えたいと思う民はおらず、広い土地と屋敷を手に入れたのだ。
更にはシルビアの長年の夢であった服を売る店と工房を用意して貰ったのだ。
こちらの要望を全て叶えてくれたのは定期的に城を抜け出すルイ王女のおねだり効果もあると多少なりはあると思うが…。
しかし、それが全て上手くいった訳ではなかったのだ。
「ねぇ~ ミックス!!!何で屋敷があるのにワザワザ屋敷の後ろに穴掘ってるの!!?」
「どうにも永年迷宮暮らしをしてたせいでとてもじゃないが我慢できん。俺は土魔法を使って根城を作るから屋敷はお前ら女子で好きに使ってくれ!!!」
折角、用意して貰った屋敷にミックスは身体に馴染むことが出来ず、多くの魔物を討伐して経験値を積み重ねた事と大量の魔核を食べたことにより、魔力と経験値を大幅に獲た為、新たに『ダンジョン製作』『地ならし』『岩の壁』『身体強化魔法』の4つを新たに覚えたのだ。
その一つの『ダンジョン製作』を使用して屋敷の裏に穴を掘り、馬小屋の一つを貸してくれていたのおっちゃんから干し草を分けて貰い、ねぐらを作り上げたのだ。
勿論、異種連邦国の専属冒険者パーティーとして活動も果たしている。
覚えたての土魔法である『地ならし』で農作物を育てている場所の土地を耕したり『岩の壁』で異種連邦国の城壁の補強工事を手伝い、リザーナが壊した場所以外にも補強を行った事でミックスは異種連邦国の民から信頼を得ていたのだ。
「それよりも俺はな…。シルビアが怖いんだよ…お前、屋敷と俺が入れる風呂が出来てからっていきなりあれはないだろ…」
「ああ~… まぁ、けど仕方なくない? 」
屋敷への引っ越し作業といってもこれと入って特に物が多いわけでもなく、ベッドなど必要な物品はマルセル国王が用意してくれたのだ。
わざわざ身体の大きいミックスやエレーナの為に大きなベッドなども用意してくれたが、ミックスの部屋はルイ王女が泊まりに来たときの客室と使うことになったのだ。
引っ越し作業が終わり風呂の準備をシルビアがすると、何とミックスの腰布をいきなり剥ぎ取ったのだ。
リザーナとエレーナはマジマジとミックスの股間を見つめていると、一緒に入って身体を綺麗に洗うよう様に命令を出すと自らはミックスの新しい腰布を製作するために工房に籠ってしまったのだ。
元々、服や装飾品を作りたくて村を出たシルビアだった為、必要な道具類はルイ預けていた為、必要な素材はエレーナの魔核に必要な素材を詰め込んでいた為、素材不足には困らない。
それどころかミックスの『ダンジョン製作』のスキルを使って必要な素材を管理する場所などを作らせたりと、ある意味で一番敵に回すと厄介なのはシルビアだと認識したのであった。
だが、腕前は確かなもので魔物の毛皮で新しい腰布のベルトを製作し戦斧を取り出しやすい斜め掛けのベルトに柄を入れる部分を取り付けてくれたのだ。
その代わりにいくつかの条件は出された。
1.定期的にお風呂に入る事。背中など届かない場所は専用のブラシを製作して貰った。入らなかった場合強制的混浴で洗われる。
2.定期的に腰布を洗濯する事。予備の腰布も制作して貰った為、定期的に変えてるかリザーナと確認する。
3.食事は必ず一緒に取ること。ギルド内でも許可。
4.定期的にリザーナと寝る事。長い事、ミックスの腹の上をベッド代わりにしていた為、本人が希望を出した。約束を破ったら倍の魔力を吸い取るディープキスの刑に掛けて魔力切れにさせる
以上の4つがシルビアが出した条件であった。シルビアの気迫迫る言葉にミックスも逆らう事も出来ず全て了承したのだ。
今、シルビアはエレーナのチューブトップや獣人専用の下着や衣服の製作に力を入れていた。
エレーナは素材が無くなるかもしれないからとミックスとリザーナを誘って国の外へ採取へと付き合ってそのついでに出食わした魔物は残さず食べて力を付け続けた。
「商品は完成しても売る店員とかがいねぇな」
「えっ? 私らが店員をやれば良くない?」
ミックスはため息をついて再度リザーナに異種連邦国の専属冒険者パーティーとして任命された事の意味を説明する国の防衛として魔物が襲撃してきた際に戦闘参加するのは勿論だが、他の国にある冒険者ギルドからの依頼などで指名されたときにシルビアもいなくてはならないのだ。
現にミックスとリザーナはギルドと王国護衛団の訓練所に来て特訓としているのだ。
リザーナを背に乗せて腕立て伏せをしながら会話するミックスの体力のそこがしれないとその場にいた護衛兵やゴリガンは感じていた。
魔物だからペット感覚で身体を洗っていると思ってください。混浴ではありません。多分…




