迷宮脱出に向けてついでに名付けを…とりあえず落ち着け!!このドエルフが!!!
リザーナ 【エルフ】女性
銀髪ロングのエルフ。子供っぽい言動が多い、ビッチエルフ。発展途上の身体をしている。
森のエルフ村出身であり、狩り人として育てられたが、とある事件がきっかけで村から追放され、冒険者にあった。サーベルを使用している。火魔法が得意。今のところ使用予定なし
ミックス…種族【ミノタウロス】男
ミノタウロスらしく大柄で上半身が毛で覆われている。半身は腰布と長いブーツを着用。(腰布の下はノーパン*リザーナがガッツリ見ました。)
元・迷宮の守護者でリザーナの相棒。闘いを求めてリザーナと共に迷宮を出るが、付いてきた事を後悔している。ほぼ力押しだが、頼りになる。リザーナは名付け親であるがどちらかといえば此方が面倒みてます状態。武器は巨大な両刃の戦斧を扱う剛腕。
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…目を覚ますとリザーナは何故か、腹の上で爆睡している。上半身が牛であるミノタウロスは剛毛で覆われており、寒さにも強い。下半身は腰布と足には長いブーツを着用している。涎を滴し、無警戒な彼女を見て、呆れたが、外にいるまだ見ぬ強者との闘いの為、このエルフと外へと向かう。まずはこのバカを起こしてからだ。
「オイ、起きろ。バ…リザーナ!!」
「んっ…ふわぁ~あ、おはよう……って!あー、ゴメンね!ベッドにしちゃって!」
目を覚ましたリザーナは挨拶を済まし、ベッドにしたことを笑いながら詫びた。ミノタウロスはそんなリザーナを無視し、一緒に外に出て仲間になるといった途端、腹の上でバタバタと手足を動かし、喜びをあらわにしていた。上で暴れるリザーナを降ろし、護っていた財宝の前に向かう。
「うひゃ~!!!ねぇ、もうこれ私らのモノだよね!?」
「お前のモノだな。金貨でお前を養えばいいのだろ?詳しいことは知らんが、これは人族からは価値があるのだろ?」
大量の金貨や宝石を前にリザーナは興奮し、ミノタウロスの腰を何度も叩いた。特に気にする事無く、魔法を唱えると紫色の渦が出現した。ミノタウロスは何の説明もなく、金貨や宝石を渦の中に投げ入れる。
「ちょ、なにやってんの!!?」
「見ればわかるだろ?魔核に詰め込んでいる」
リザーナは理解出来ずにいた。ミノタウロスの話では魔物には魔核という魔物の心臓があり、そこに物資を収納する事が出来るそうだ。魔物の器、格が高ければ収納できる量も違ってくる。この場にある量ならば全て持っていくことが出来る。
「イチイチ出し入れするのが面倒で滅多に使わん。だが、これは全て持っていくのだろ?」
「勿論だよ!いるいる!私も入れても大丈夫なの?」
「問題ない。さっさと済ますぞ」
ミノタウロスとリザーナは渦の中にどんどんと財宝を投げ入れていく。全ての財宝を収納し、迷宮の脱出をするべく、唯一の出入り口に足を進めた。
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迷宮内は魔力に寄って発生する魔鉱石によって薄暗く照らされている。ミノタウロスはこの迷宮の守護者であるが全てを知ってる訳ではない。ある程度狩りをする場所を知っているだけであった。リザーナはミノタウロスにひたすら話し掛ける。ある程度は返答できるが解らないものもある。
「そういえば、ミノタウロスって名前ないの?」
リザーナは唐突にミノタウロスに尋ねる。当然、名付け親など知らない。首を横に振る。誰がなんの目的で財宝を守護させたのかも不明だ。それをながく務めていただけだ。
「じゃー私がつけてもいい!?んー……ギュードン!!それかステーキ!!」
「…本能的にお前が喧嘩を売ってると思うのは何故だろうなぁぁぁぁ~?」
ミノタウロスはリザーナの頭を鷲掴みに力を込めた。悲鳴を挙げながら謝罪を繰り返し、ひたすら腕を叩き許しを求めた。溜め息をつくとその場に降ろし、迷宮脱出を進めた。リザーナは後頭部を両手で抱え、痛みをあらわにしていたが、気にせず、進むミノタウロスの背を慌てて追い掛ける。
「え~と、ミノタウロス…ミノタウロス…」
「まだ考えていたのか?名など別に無くても困らんが…」
壁から湧き水が出ているのを見つけ、休憩を挟むとリザーナは再び、名前を考え始めた。
どうしても名付けをしたいらしい様子で、リザーナはまじまじと見つめてくる。
視線が気になり、その先を確認すると…股間であった。
「お前、本当にエルフか?とてもそうは見えん位淫乱だな…」
「いや~養ってもらう訳だし、そっちの方はしっかりしたいじゃん?ミノタウロスやっぱりデカ…」
言葉を遮る様にリザーナの顔面を鷲掴みにし、力を少しづつ込める。ミノタウロスの知っているエルフは高貴な存在であった。逆にいえばリザーナは欲に忠実過ぎる。必死に謝罪し、鷲掴みしている腕を叩く。名前はどうした?と尋ねると閃いた様に声を出した。
「ミックス!!ミックスってどうよ?」
「…ギュードンやステーキよりましだな…」
唐突に名前が決まったが、戦斧のアックスの様でミノタウロス自身も気に入った為、ミックスと名乗るようリザーナに命令される。一度顔から手を離し、リザーナの顔を見ると痛さで顔をしかめていたが、決まったことに笑みを浮かべていた。彼女から視線を逸らしたが、直ぐ様、リザーナは飛び付いてきた。そして…この淫乱エルフはあろうことか股間を擦ってくる。頭にきたのでとりあえず、またお仕置きの様に後頭部を鷲掴みにし力を込めると、リザーナの悲鳴が響いた。
キャラふやしたいし、迷宮攻略は次で終わらせようと思ってます。