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こんな夢を見た/海沿いの村

作者: 青葉台旭

海沿いの小さな集落を歩いていた。

雲ひとつない青空で、温度も湿度もちょうど良く、空気は澄んでいた。

集落の家々は、みな平屋で黒瓦の屋根は低かった。

道も家々の庭も砂地で、庭と道を仕切る垣根は、葦簀(よしず)だった。

その垣根ごしに、犬が一匹寝そべっているのが見えた。

種類は良く分からないが、大型の西洋犬だ。

犬の居る家の前を通り過ぎて数十メートルも歩いたとき、ふと『あの犬は繋がれていなかったな』と思った。

振り向くと、犬が庭から道に飛び出して、私に向かって猛烈な勢いで走ってくるのが見えた。

私は驚いて近くの家に逃げ込んだ。

玄関の引き戸を閉じようとした時、僅かな隙間に犬が鼻を差し込んで来た。

私は、犬の鼻を挟んだまま、戸をぐいぐい押した。

犬と私の力勝負になった。

私は、『俺の方が先に疲れて負けてしまうだろうな』と思った。

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