初心者編8(起承転結の読書・創作)
久しぶりに始めていきます。
まあ『村の最強戦士~』のアクセスが最近、伸びてるのは単に〈完結作品はトップページの一覧に載り、見つけやすいため〉ではありますが、ブクマが微妙に増えてますのでありがたい限りです。
あと、この作品の中で三木先生を特集したからか、遂に先生の作品にラードーンという某ジョニアにそっくりな名前の竜が出てきましたね。
もし先生がご覧ならありがたいですし、少しでもGoogleの検索結果がマシになるまでは頑張りたいですけど、既に検索結果は雲泥の差なのであんまり期待しすぎないで頑張ります。
まあ、そもそもたまたまの名前かぶりかもしれないですけどね!
さあ、しつこいほどにまだまだ初心者編。
今回は起承転結読書法を紹介したいです。
なんか、平和ボケたワナビーが語ってるよという気持ちで読んでください。
大体、合ってます(笑)。
起承転結読書法。
ボクが勝手に発案した読書法です。
なんか意味ありげですが、本当にそのまんまですよ。一応、説明していきますね。
起承転結を分析しながら読む。
これを意識するだけで小説書けるかも、というお話です。
さて、失礼ながら起承転結って分かりますか?
まず何かが起き(起)、それを承けて(承)、転じた結果(転)、結末が生まれた(結)。
ざっとこんな感じですね。
人気作家の多くはこうした基本を意識して、または無意識に才能で起承転結を毎回取り入れておられるように思います。
もちろん、もっと大きく一話まるまる起にする、などの手法もあるでしょう。
ただ、それは高難度な上に読んでいても冗長になりがちで、少なくともライトノベル感は薄まります。
また、この回を通して「起承転結にしろよバカヤロー、そんなんじゃ雪山に放り込まれて死ぬぞお前」と言いたいのでもありません。
好きに表現してみて、その結果を受け止めるのも大切なプロセスと思うからです。
もちろん、テンプレ要素もりもりファンタジーより素晴らしい結果になる事も本当にあるかもしれませんから。
それに、本屋にある本だってファンタジーだらけでもありませんからね……。
ただ蛇足になりますが、それでも小説投稿サイトさんが明らかにファンタジーをひいきするのは、嫌がらせではないとボクは考えてます。
つまり「アマチュアから出版に持ち込むには、クレームが来にくい架空の世界が舞台に限る」はあると思うわけです。
まあ、単に都会ではファンタジーに一辺倒なのかもしれませんがボクはそこの辺りは詳しくないんですよ。
本題に戻ります。
起承転結を意識して、人気小説のどこかの回を適当に選んで読んでみてください。
すると、やっぱり一話の中に起承転結があるじゃん、とお分かり頂けるでしょう。
これを一話起承転結方式とボクは呼びます。たとえば月9など連続テレビドラマでも使われている手法なので、ありふれた手法と考えられます。
まあ、でも強いて言うなら月9は起承転ですかね。月9って、よく見てると毎回、盛り上がりのシーンがあり、最後に急展開ですよね。結は最終回と見れば、「起承転起承転……(以下ループ)……起承転結」なわけです。
まあ、テレビドラマであっても起承転までの参考にはなるかと思います。
適当に見た回の転オチに、ユーモアある結末を付けるだけでちょっとしたコントになるのでお笑い志望の方にもオススメです。
(いわゆるパロディーの基本でもある)
そこでボクは、『短編だけどハッピーエンド』をテーマに、二千字を目安に書き上げてみる事から始めてみるのを推奨してみます。
最近はハッピーエンドに飽きたというニーズから、テレビドラマの結末はいわゆる鬱展開とかもちょくちょくあります。
でも、やはり基本はハッピーエンドが見ていても気分がよろしいです。
だからってだけですよ!(笑)
ただ、ボク自身が『異世界転生した俺たちは短編なのに貴族とハッピーエンド』を書くにあたっても、なんとな~く、少なくとも起承転結の結は意識してました。
なんでかと言うと、実はお笑いブームの影響なんです。
お笑いって、絶対に何事も分かりやすいオチをつけよう、でないとシュール過ぎるという暗黙の何かがあります。
その何かっていうのが、要は起承転結というワンパターンが持つ精神的にすっきり出来る分かりやすさなんでしょうな。
その点、『悪役令嬢歓迎のシゴト』、これは非常に起承転結しやすく、ボクが書く作品の中では圧倒的に書きやすいと自画自賛してます。
ええ、そうです。
ほーほほほが起、なんだかんだでが承、転が最近だと修羅場、結がプロレス技などです。
なので若干、間延びしているなら原因は転の遅さかもしれません。
ただ、悪役令嬢を題材に起承転結の付いた二千字短編も、創作の初挑戦には大変オススメ出来ます。
あくまで悪役なので、描いていて心が痛まない点もグッド。
てなワケで、起承転結を意識した読書や創作。
基本ではありますが、素直にそれを入り口にしてみると見えてくる何かがあるかもしれません。
それでは、今回はここまで。