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勇者はいってます。  作者: 夢見創
五章目 古代の神殿と騒がしい者達
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リボーン様

「リーボーン様、何故ココニ?」

 なかなか離してくれないリボーンに魔王が聞く。


「んー?物件探し?」

 そういえば勇者の毒で前に住んでいた湖が駄目になっていた。


「ここのオアシス綺麗じゃない?別荘にいいかと思ってー」

 魔王を抱きしめながらリボーンはくるくると回る。

 魔王の顔が豊満なリボーンの胸にうまって、魔王が少々苦しそうにしている。

 男だったら土下座してもやってほしいことではある。


「あとねー勇者君達にも興味があるんだ、ねぇねぇマオちゃんマオちゃん、私を彼らに紹介してくれないかなー?」

 リボーンは満面の笑みでそういった。





「私ノ知リ合イノ、リボーンサンデス。サッキ発見シマシタ」

 ハクたちの前でリボーンを紹介する。

 発見しましたって・・・珍獣かなにかか・・・ってもっと珍しい女神だったよ。

 一応、女神であることは内緒ということになっていた。


「リボーンでーす、皆さんよろしくねー、現在無職でーす、引きこもりやってまーす」

 やたらとリボーンのテンションが高かった。

 アグレッシブな引きこもりである。


 精霊王達は、リボーンの姿を見た瞬間ささっとどこかに消えた。

 クロクロはなぜか魔王のほうをジト目で見ている。


「また・・・増えた・・・」

 アオイは死んだ魚の目で何かをぶつぶつ言っていた。


「キルーキルーキルー」

 アカネはまぁ・・・いつもの調子だった。

 さっき倒した巨大な淡水魚をサクサク三枚におろしている。

 剣士なので刃物の扱いは慣れたものだ。


「こりゃまた美人さんじゃのお、胸もバインバインじゃ・・・ぐふっ」

 クロクロの大鎌の柄がドランのみぞおちに深くめり込んでいた。

 ドランが白目をむいて倒れる。


「リボーンさんは何故ここに?」

 ハクがリボーンに尋ねる。


「お姉さん、お散歩してたら、いつのまにかここにいましたー、てへっ!」

 散歩してたら砂漠のど真ん中のオアシスにいたとか、もはや怪奇現象だろう。


「お姉さん、ドジッ娘かな!マオ師匠と同じかな!」

 ミリが笑いながら言う。

「へっへー、でもマオちゃんほどじゃないよー?」


「ワ・・・我ドジッ娘ジャッタノカ?」

 魔王は地味にショックを受けていた。

 気づいてなかったのか?


「リボーンさんは、好きな食べモーノ嫌いな食べモーノはありマースか?」

 ピエールさんは、やはりその辺が気になるのか。

「お姉さん、なんでも食べるよー好き嫌いないよー、ぶぃい」

 ダブルピースをするリボーン。なぜか行動がいちいちアホっぽい。

「それは良かったデース」

 ピエールさんは、アカネが三枚におろした魚を受け取り、適度な大きさにきりわけ、手早く塩や香辛料を刷り込んでいた。

 今日の料理はやはり魚料理になったらしい。


「そうそうお姉さん、マオちゃんに皆さんはー勇者パーティだと聞いたんだけどー、勇者君はどこかなー?」

 額に手をあて、きょろきょろとあたりを見回す。


「あの中ぁ」

「あの中キル」

「あの中ですわ」

「あの中」

「あの中じゃな」


 皆が一斉にある物を指差す。

 もちろん棺桶である。


「あの中に、勇者君いるんだーへぇえ」

 勇者が棺桶の中にいると聞いて、驚いたりキレない人を初めて見た気がする。

 リボーンは棺桶に近づくと、興味深そうに眺めたり、こんこん叩いたり、ペチペチ触ったりしてる。


「ほうほう・・・ほうほうほう・・・ほうほうほうほう・・・ほうほうほうほうほう・・・うっほぉー」

 たぶん最期のをやりたかっただけだろう。


「この角かっこいいねー、あははははははは」

 ドランが竜の爪で作った棺桶の蓋に付いている角をみて妙に受けている。

 この角って魔導電磁レールガンの衝撃にも耐えたのか?さすが竜の爪。


「ねえねえ、この赤いボタン押していい?凄く面白い事が起きそうなんだけどー」

 ボタンを見つけたリボーンがボタンをツンツンしていた。

 ハクが全力で止めに行った。


 一通り棺桶を観察して満足したのか、にこにこしながら皆の所にリボーンが戻ってきた。

 ハクが肩で息をしていた。


「随分と酷い呪いにかかってるね、勇者君。死生輪環(しせいりんかんの呪いとかお姉さん初めて見たよ。生きてたら死ぬ、死んでも生き返るとか拷問じゃないか。赤い娘の呪いも酷いけどこっちは桁違いだねー」

 ハクとクロクロがその言葉にピクッと反応する。


「リボーンさんは、呪いについて詳しいのですか?」

 ハクがリボーンに真剣な眼差しで尋ねる。

「んー専門家じゃないから解くことは出来ないけどねー、どんな呪いかは観ることはできるねー、お姉さん凄いでしょー」

 リボーンはそういって豊満な胸を張る、ゆさっと揺れる胸を見て、アオイが呪詛のような言葉をぶつぶつ呟いている。


「勇者君の呪いは初めて見た呪いだから、流石にこれ以上判はらないかなー。でも赤い娘の呪いなら解けるというか封じる事ができる人知ってるよ?彼なら専門家だから勇者君の呪いの事も知ってるかもー」

「「それは本当ですか!」」

 ハクとクロクロが同時に女神に近づき手をぎゅっと握る。

「ちかい!ちかいよー!ちょっと顔もこわいよー!でも、でも、彼が今どこにいるかお姉さんも判らないんだよ、彼根無し草だから、着の身着のままで、あっちこっちをふらふらしてるからねー」

「「探します!その方の名前は何というのですか?」」

 ハクとクロクロがリボーンを前後にブンブン振りながら尋ねる。

 振る度にリボーンの胸がたゆんたゆんしている。

 アオイの目からどんどん光が失われていく。


「ちょっと振りすぎ、おちついて!お姉さん酔う!酔うから!」

 ハクが振るのをやめると、リボーンが少々ぐったりしていた。


「んーとね彼はの名は『太公望(たいこうぼう)』崑崙山の道士だよー。そうだねー、彼、釣りが趣味だから秘境の湖とか海とかにいるんじゃないかなぁ、ちょっと前に東に向かったって知り合いに聞いたから、もしかしたら魔帝君の国とかにいるのかもねー」

たゆんたゆん


普段の性格はこんな感じのリボーン様

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