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勇者はいってます。  作者: 夢見創
三章目 旅は道連れ
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道は造ればいい

 最初はミリと魔王はダンジョンの外に待つ予定だったが、二人を守る護衛がいなくなるし、ダンジョンでも二人ぐらいなら余裕で守れるということになり、全員でダンジョン探索に入ることになった。

 彼らの馬車はハクが封印の札を用い防御をかけた後、クロクロが光の精霊王に命じて光の屈折によるステルス結界を張った。

 馬車に繋いでいた馬は、馬車から放し放牧した、魔王の馬が先導しているので、いつでも呼べば戻ってくる。

 いつの間にか魔王の馬が、馬たちのリーダーになっていたらしい。クロクロはでしょうねと言っていた。


 ということで、ダンジョン攻略が始まったのだが、ダンジョン攻略というより、ダンジョン蹂躙であった。

 まず先頭のハクが魔導棺桶車両で罠ごと敵を轢く、逃げた敵はアカネが斬り刻み、ドランが潰し、ピエールさんが料理していた。

 厳重に封じられた扉も新装備のドリルで呆気無くぶち破っていく。

 だんだん面倒くさくなったのか、扉どころか壁ごとぶち抜いて新たなルートまで開拓していた。

 脳筋共が暴虐の限りを尽くしていた、ダンジョンを作った者がこれを見たら涙目になるだろう。


 というかピエールさん・・・滅茶苦茶強いんですが。何者ですか?

 さっき普通の剣士なら5人必要なオーガを包丁二本でさくさく殺ってましたよ?

「このクラーイ、一流料理人の嗜みデース」

 すげえな一流料理人。

 それからオーガの肉を吟味しないで下さい、オーガを料理するつもりですか貴方。


 ということで、他のメンバーは何もする必要がなかった。

 クロクロは大鎌に乗ったまま、優雅に紅茶を飲んでいた。

 魔王とミリも、てくてくと散歩するように付いて行くだけである。

 ときどきアオイが宝っぽい物を見つける度に「おっ宝ぁああぁ」と、すっ飛んでいく位である。


 光の精霊王のお陰でダンジョン内は昼間のように明るくなって視界良好だったし、ダンジョンってこんなんだっけという疑問すら起こる。

 魔王は、魔王城もこんな感じで攻略されたんじゃろなぁと頭を抱えていた。


 そのまま進んでいくと、角からオークの集団が現れた。オークはそんなに強くはないものの、女性達にとっては天敵だ。

 そのオーク達が、アオイをちらっとみると・・・「くっころ?」


 疑問形だ。


「しねやぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

 切れたアオイがオークたちの中心に飛び込む。

 本気のアオイは暴風のようであった。

 掌底の一撃でオークの頭蓋を粉砕し、裏拳で別のオークの背骨を折る、そのまま回し蹴りで数体蹴り飛ばす。蹴リ飛ばされたオークは壁に激突し赤黒いシミを残しながら動かなくなる。

 殴りかかってきたオークは、腕を掴みそのまま巻込むようにして投げ、頭を床に激突させる。

 逃げようとするオークは、背後から跳びかかり、マウントで潰す。

 アオイの顔は般若のようであった。

 子供が見たらきっとトラウマになる。魔王はしっかりミリの目を塞いでいた。

 一分とかからず、オークの集団はダンジョンのオブジェと化した。

 アオイは、ゲシゲシとしつこく死体蹴りをしている・・・うううううむ・・・


 アカネ・・・そこで残念そうにプスプス刺してんじゃない。


 ピエールさんは、さくさくとオークを解体している。なにしてるん?

「オークはデスネー、豚と似た味がシーテ美味しいのデース」

 やっぱり料理する気だったんかい。

 ごそごそ袋に入れてるってことは、今日のご飯はそれなんですかね?


 ドランはガンガン壁をウォーハンマーで崩しては、ジーっと見ている。

「駄目じゃまだ浅い、ろくな鉱石が出てこん、先に進むぞハク」


 そう言うとドランは先に進み始める。

このまま最下層に行くつもりまんまんなようだ。

オークも災難だなぁ・・・

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