赤い呪い
今回は、マトモです|ω・)あ、ラフですが、イラストもつけてみました。
黄金髑髏は、人気のない路地に着地する。
ずいぶんと距離をとったし、誰も追って来てはいないだろう。
そして黄金髑髏は振り向くと・・・
「よう、魔王」
ハクがいた。
馬のついてない馬車のような、なんだか怪しげな物に乗っていた。
なにか背筋がゾワッとするものに似ていたが、考えたら怖くなるので考えないようにした。
「・・・ワ・・・我ハ魔王・・・ジャナイゾ・・・黄金髑髏ジャゾ?」
黄金髑髏は、必死で顔をそむける。
なぜか自然に正座をしていた。
「んで、髑髏の仮面を黄金に塗って、なにやってたのかな?」
「・・・自主的ナ治安活動ヲ・・・少々・・・?」
黄金髑髏はプルプル震えながら答える。
一瞬の間が出来る・・・
「まぁ・・・悪いことしてる訳でもないし、なんだかお前楽しそうだったし、いいや」
「ンヘ?」
黄金髑髏は素っ頓狂な声をげてしまう。
「この街を出る前に、一度お前に会っておこうと思ってたしな」
「ドコカニ旅ニデルノカ?」
「ちょっと東方に行ってくる、往復するだけでも数ヶ月はかかるな。その間にお前が悪さをしないかどうかと思ったが、その心配はなさそうだな」
ハクは少し遠い目をしていた。
「ところで黄金髑髏、東方の魔帝について知っている事はないか?」
ハクは黄金髑髏に質問をする。いつもとすこし違う真面目な感じがする。
「・・・アレハ・・・オ前ノ所ノ勇者ト同ジ、世ノ理カラ外レタ者ダ、万ノ齢ヲ生キ、コノ世界ノ四分ノ一ヲ支配スル者」
黄金髑髏は神妙に答える。
「あぁ、それは解っている。俺が知りたいのは東方の呪術体系に奴が絡んでるかどうかだ」
ハクの顔が、黄金髑髏の顔にずずっと近づく。
「アカネト言ウ娘ニ、カケラレテイル呪イノ事カ?」
黄金髑髏は、ストレートに核心をついてきた。
「お前気づいて?」
ハクは驚いて言葉を返す。
「我ハ魔導ノ頂点ゾ?気ヅカナイトデモ思ッタノカ?」
魔王城で会って以降、ポンコツ具合がひどすぎなので、気づいていないと思ってました、とも言えない。
「アノ呪イハ、間違イナク魔帝ニ関係スル物ジャ」
黄金髑髏はそう言うと空中に素早く魔法陣を描く、それは記憶を映像として出す魔法だった。
その魔法陣の中に様々アイテムが映し出される。その全てが東方から伝わったとされる有名な呪いのアイテムだった。
「奴ハ戯レデ、コノヨウナ『ゲス』ナ物ヲ造ッテイルト我ハ聞イテイル」
魔王が手を広げると、写っていたアイテムの一部がズームアップされる、そこには甲骨文字と言われる古い文字が書かれている。
「コノ『古キ文字』ヲ、ア奴ハ呪印トシテ使ウノジャ」
ハクにはこの文字に見覚えがある、斬血丸が封印されていた場所に無数に書かれていたものだ。
斬血丸の刀身にも、同じ文字が彫り込まれている。
ギリギリという音が聞こえる、それはハクが強く歯ぎしりをしている音だった。
目は怒りで暗く淀んでいた。
「奴ハ強イゾ?」
「あぁ、解ってる・・・けど何とかするしか無いのさ、お兄ちゃんとしてはな」
|ω=)魔王様隠す気あるのかどうなのか|ω=;)




