表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者はいってます。  作者: 夢見創
七章目 大騒ぎ、縦横無尽
104/134

嫌がらせ

「お前らーあつまれー」

 少し体力が戻ってきた呂尚が皆を集める。

「これから、もう一つの目的を見つけるぞー、みんなー返事はどうしたー」

 どこの引率の先生だ。


「なんだっけぇ?」

「なんじゃったかいのぉ・・・」

 ボケをかましていたアオイとドランを、クロクロがカイの水球の中に閉じ込める。

 二人は水球の中でしばらくジタバタしていたが、そのうちピクリとも動かなくなっていた。

 こいつらでも呼吸は必要だったようだ。


「ヘルメースのメダルだよ。この祠のどこかにあるって聞いてるんだけどな」

 呂尚は部屋を指でぐるーりと指し示す。


「なんで魔帝の呪いの仕掛けがある祠に、そんなもんがあるんだよ?」

 ハクが疑問の声を上げる。

 もっともである。


「逆だなメダルがあるから、魔帝の仕掛けがあるんだよ」

「ん?」


「魔帝の連中も一時期ここでメダルを探索してたんだよ。んで結局発見できなくて、よほど悔しかったのか、嫌がらせで目立つ祭壇を作り呪いの武装を置いて、祭壇にはものすごい宝があるんだぞーと見せかける為だけに、守護者として蚩尤を放ったんだ」

「ぉい」

 全員白い目になった。


「子供かよ!」

 ハクが突っ込む。


「あぁそうだぞ?魔帝って子供なんだよ、まるっきり子供、一万年生きててもずっと子供」

 呂尚が呆れたような声で言う。


「呂尚、魔帝のこと知ってるんですの?」

 クロクロが聞く。


「オレ、一応この近くの生まれだしな。名だたる道士として奴の死禁城にも行ったとがあるぜ?」

 見た目が軽そうなお兄さんなので、名だたる道士には見えない。


「その時色々あってなぁ・・・」

 ぽりぽりと頭をかく。


「それは、それとして、まぁここにヘルメースのメダルはある・・・かなぁ」

 そこで疑問形にするなよ。


「探せばいいんですのね?」

 クロクロが壁を丹念に調べ始めた。


「えーめんどぉ」

 アオイが復活していた。

「宝もあるかもしれないぞ?」

「イエッサー!」

 シャキンと敬礼をすると、すっ飛んでいった。


 やはり復活していたドランは・・・蚩尤の武器をなにやらガチャガチャしていた。・・・うん・・・ほっとこう。

 最近アホの子扱いのクリスティナも真剣に探している。まぁ基本アホの子だから役に立つかは不明だが。

 アカネはまだ本調子ではない為、休んでもらっている。


 ピエールさんとミリは、食事の用意をしていた。

 食材が斬血丸でザクザクと斬り刻まれてる、見た目にはかなり猟奇的だった。


 いつものようにクリスティナが匂いにつられ、そっちにふらふらと引き寄せられている。


 魔王も探索魔法のようなものを飛ばしている。

「・・・ヤタラ強イ撹乱魔法ガカカッテオルノ・・・」

「魔力の流れが無茶苦茶ですわね」

 魔力が見えるクロクロも同意する。


 この二人が手がかりを掴めないとすると、発見には時間かかりそうだった。


「お父さーん!ここ変な匂いするよー?」

 ヴィオーラが鼻をスンスンしながら、部屋の隅の床を指差している。

 ハクが駆け寄り、ヴィオーラが指差していた床を丹念に調べる。


「んーここかな?」

 ハクは棺桶をおもむろに持ち上げて、床に勢い良く叩きつけた。

高性能なヴィオーラちゃん

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ