1-2 もうちょっとで始まるはず。
まだ よくわかっていないので とりあえずごめんなさい。
会話ばかりですが、その内小説らしくなるはず…多分(苦笑)
「その 座右の銘とやらは、そなたの故郷では 皆持っておるのか?」
「…さぁ。どうだろう。あまり 公表することないからね。でも 同じようなもので社訓とかは公表するかな。まぁこの会社のモットーとか、この国でもそんな感じのものあるんじゃない?」
「そうか。普通はあるのか。 そろそろ 茶も来る頃だろう。…そういえば、シャドに対して あんな態度だったのだ?」
(獣王、落ち込んでるところ悪いけど それたぶん 偏見だからね。普通だよっていう表現すれば丸く収まるって思ってるポイよ その人)
「あぁ。嫌いなんだよねああゆうタイプ。同族嫌悪って言うのかな。自分間違ってないっていうのが 前面に出てるじゃん。そんな鼻へし折りたくなるのよね。」
「鼻を折るのか?その腕で??」
「…そうじゃない。なんていうのかな。プライドとか自信とか かな。天狗になるっていう表現じゃわからないだろうし…」
「それは、折ってはならんだろ。」
「じゃ 言い方変えよう。たとえばこの国って貴族いる?平民とかは?」
「貴族はいるぞ。平民?民草の事か?」
「そうそう、それ。ふんぞり返った貴族が、民草に向かって 貴族なんだから敬え 崇めよ。って言ったらどうする?」
「それは、当たり前のことであろう。」
「……ごめん。なんか住む世界が違うっぽい。雰囲気は、江戸?でも着てる服は、洋服だから無難な中世ヨーロッパ?」
(ベタな転生ものぽいね。って…僕、突っ込み要員な気がする。)
「なにをぶつぶつ言っておるのだ。」
「…うん。分かり合えない事ってあるよね。種族も生活習慣も違うし。」
(わぁ。説明放棄したよ この人。)
多少の沈黙を壊すように 幼子の鳴き声と共に 何人かの足音と バタンとノックもなしに 大きく扉が開かれた。
「王、王が目覚められました!!」
(ねぇ、王が重なってるよ。)
「何。眠りの術が……まぁ よい。この子が、幼王 セイジュ そなたに任せる子じゃ。」
「セイジュ…ね。」
「シャド。抱かせてやれ。」
「しかし王。その女は、魔力もありませんし、」
「魔力がないから抱けるのだ。今はまだいい。封印の術が機能しておるからな。いずれ それが壊れたときのほうが怖い。暴走すれば、その子は闇に飲み込まれてしまう。その時 誰が守るのだ、わしか?おぬしか?」
「人を無視していい度胸じゃない。第一その女って何?何様のつもり?」
(たぶん貴族様だよ。)
「……お互い名乗っておらんかったな。わしは、前王ホウジュ。これは側近のシャド。」
(獣王 大人な対応だね。)
「じゃぁ、マダムとでも呼んでよ。」
(マダムって名前じゃないよ。それ)
「マダム。聞きなれん言葉じゃな。」
「意味としては、奥様とか夫人だけど 響きが好きなんだよね。」
「名ではないのか?」
「だってここ 魔法あるんでしょ。呪われたらいやじゃん。」
「……」
(……心配するとこそこ?みんな絶句してるよ。)
「誤解があるようだが、その 魔法の知識はどうなっておる?」
「え?違うの?」
「……教育者つけてもよいかの。」
「……よろしくお願いします。」
「…マダム様…」
「違う。様が重なるから 様いらない。マダム OK?」
「は、はい。マダム セイジュ様です。」
まだ 産まれたてのような 小さなその子は、マダムの腕の中に納まると 泣き声が小さくなってゆき とうとう眠ってしまった。
「寝たね。この子手かからないでしょ。」
「マダムは育児の経験が?」
「ないよ。それよりも だれ?」
「私ですか?」
「そ。」
「セイジュ様の付の女官で、カナンと申します。」
「…乳母とかじゃないの?」
「乳母ですか?」
「乳母って言葉ないのかな。この子の世話をするのは当たり前だけど 代理で母乳あげる人の事。」
「それって マダムですよね。」
「??」
「???」
「……すまん。わしが説明省いたようじゃ。」
「王が、誤るようなことではありません。この女の察しが悪いのがいけないのです!」
「お前は、もう下がれ。これ以上 マダムの機嫌が悪くなったらどうする。」
「そ…そんな。私を お捨てになるのですか?」
「兵よ。とりあえず 執務室に監禁して仕事をさせておけ。」
「へぇ。監禁するんだ。」
「そのほうが、お互いよかろうて。」
(なんか泣き叫んでるけど いいの? っていうか、物語にはよくいるよねこのタイプ。引っ掻き回し要員になるんだよね。あ…僕と反対だ。)
変な区切りですが。 ぼちぼちやっていきます たぶん