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病弱王と最強ママ  作者: 莉艶
1/3

1-1 まだ始まっていません。

初めまして、読むのは好きなんですが(雑食です)、書くのは下手な 莉艶と申します。(生?)温かい目で御付き合い下さい。

幼い皇子を残し、若くして亡くなった 王と王妃。前王は、嘆き悲しみ そして、千年以上開かれていない魔術書を 開いた。古くカビのにおいがするそれは、導くよう 前王にそのページを示した。

 その魔術書に書かれた 移転の術を探し出し そして、己の魔力と引き換えに 一人の女性を呼び出した。幼い孫皇子の母に代われるもの 病弱なその子をやさしく守ってくれるもの…そう願ったはずが……


「ふーん。…それで、私にそのちびっこを育ててほしいわけ?」

「ちびっこではない!王だ!!」

「血圧上がるよ。年なんだから 少しは、気持ち抑えなよ。」

「きさまが、王に敬意を示さぬからだ。」

「前王なんでしょ。…王じゃないじゃん。それにしても 私は客じゃないの?茶の一杯くらい出てもいいと思うけどね。」

「うむ。シャド 茶の準備を頼む。」

 恨めし気に 去っていく 背中が見えなくなると 地球産の女は、表情を変えた。

「さて、邪魔者はいなくなったことだし、本題に入りますか。まず、質問が4つ

 1.故郷と行き来できるか?

 2.故郷での扱いはどうなるのか?まぁこれは、死亡なのか行方不明者なのか存在しないものとして扱われるのか どれかでいいのだけど。

 3.なんで、若い娘じゃなく 保母のような子供を見る事にたけた女性ではなく 私だったのか。自分で言うのも 何だけど 母性本能少ないだよね。子供見てもかわいいとかあまり思えないし、人にも そう興味ないから この年まで結婚できてないし。

 4.この国って もふもふいる?」

 

 最後の質問だけが、何かずれている気がするが、本人いったってまじめな表情である。

「……もふもふとは?」

「獣人ってっこっちでもいうのかな?人と獣が合わさったような姿の人。まぁ 猫耳やら尻尾があればなおよし。忠犬タイプの犬も捨てがたいよね。」

 完全に 意識が違う所に飛んでいるようだ。まぁ…おたく化しただけなのだか……

「……おるのはおるが、愛玩用ではないぞ。この地には、ほぼ獣人ばかりだ 完全な人などおらん。完全な人=魔力無だからな。」

「へぇ…で、現王と前王は?」

「わしらは 共に豹だな。」

 だが どのにも 耳が生えている様子もなければ 尻尾もない。全然もふもふ状態じゃない事に少しがっかりしている 地球産の女だった。

「……って、そういえば、普通に会話してるけど なんかのチート?」

「チート?」

「翻訳機能とかっていう意味。だけど ちょこちょこ?がつくってことは完全じゃないね。」

「確かに 移転の際の条件に 一般生活に必須な物と寿命を平均的にしたが、そのせいかの?」

「寿命?」

「あぁ。魔力により寿命は延びるが、まぁ180歳前後かの。」

「…長寿なんだね。って、私もその年齢まで生きるの?どんだけ ばばあにするつもりだよ。ばばあ時間長過ぎ。」

「??」

「まぁいいや。興味ないけど いけてるばばあ目指すか。」

美容とか健康とか 嫌いなんだけど…とブツブツいっている。が獣王(めんどくさいのでこれから前王の事はそう呼ぼうと勝手に決めた。)は意味が分からないらしく 無言を通していた。

「?…よくわからんが、納得したようだな。さて、話は戻るが、故郷には戻れんと思ってくれていい。わしも移転の術を行ったら魔力が空になってしもうて 数年はただの人と同じじゃ。」

「魔力ってそんなに回復しないの?」

「まぁおいおい説明するが、質にもよるとしておこう。そなたの故郷での扱いだが、存在の消去が一番近いと思う。そして、最後だが、孫を育てることは、国を育てるのと同じ 良い教育 良い環境 良い見本が大切だと思っておる。」

「…そのどれにあてはまるわけ?残念だけど 学校の先生や教授でもないし、中堅の経理主任に名に期待する訳?見本…人のふり見て我がふり直せってやつ?」

 地味に落ち込むよ。……それ。

「まぁいいや。落ち込んでも仕方ないし。小さなことからコツコツと だよね。」

「?」

「あぁ、私の座右の銘だね。ひとつひとつ積み重ねていくと最後には大きな山になる。」

「座右の銘とは?」

「生涯の道しるべってところかな。」

 (いや少し違うぞ。『常に自分の心に留めておいて 戒めや励ましとする言葉』が正解だ。)

 (あ…初めまして、日本産の神の使いで狛犬の芯といいます。神様のお使いで 急に消えた女性を追ってここまで来たのはいいんだけど 地球に帰れなくなってしまいました。まぁ相棒やらとは対話できるので いいかなって思ってしまいますが…神様に会えないのがつらいですが……。)

 (それにしても この国は妖精さんたち多いですね。日本も昔は八百万の神がいたんですがね めっきり減ってしまい…関係ないか。まぁ…神様僕は元気です。)




誤字脱字その他もろもろ たくさんあると思いますが、打たれ弱いので やんわりとご連絡ください。

さて、主人公の名前が出ない始まりなんて初めてじゃないでしょうか。私もそう思います。これは、たんに主人公の名前を考えていないわけではありません。

ですが、たぶん中盤まで 名前出てこないじゃないかな…そんな気がする。でも、呼び名は次に出てきます。獣王は、獣王で通しますが…


では、またお会いできる日まで・・・

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