表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

神父様(戦争編)

そこは静かなる場所、本来なら静謐で、神聖なはずのその場所には今は大勢の子供達と、一人の神父服を着た男がいるのみである。

そして、突如として会話が始まった。


「ねえ、神父様?」


「ん?何だい、サム」


「何で皆戦争なんてするの?」


「ではサム、君はハンバーガーとホットドックどっちが好きだい」


「え?ハンバーガーが好きだよ」


「私はホットドックが好き、所詮そんなモノなんだよ」



「ねえ神父様?」


「何だい、レイチェル?」


「だったら皆がハンバーガーを好きだったら、争いは起きないの?」


「レイチェル、毎日ハンバーガーを一個貰って君はどう思う?」


「う~ん、毎日じゃ嫌になるわ」


「私は少ないと思う、そんなもんなんだよ」



「ねえ、神父様」


「何だい、ボブ」


「じゃあ、そんな人にはハンバーガーを別のモノにすればいいんじゃないの」


「毎日別のモノに変える人を見て、君は不満に思わないかい」




「神父様?」


「何だい、メアリー」


「毎日別のモノに変えて行けばいいんじゃない?」


「変えた中で苦手なモノや、食べられないモノが出てきて来たら君は嫌な気分にならないかい」




「じゃあ神父様」


「何だい、ジミー」


「皆が別々のモノを持って、分け合えばいいんじゃないかな」


「ではジミー、君のチョコレートを皆に分け合いたいと思うかい」




「なら神父様」


「何だい、アリス」


「争う原因を全て無くしたらいいの?」


「大切なモノを無くされたら、君は怒らないかい」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ