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つるん
つるんとなめらかな肌触り
まあるい まあるい
いとしのカップ
真っ白で
穢れなくきらきらと
はちきれんばかりの
恋しいカップ
なんども撫でて
なんども愛でて
視線が痛い
死線が怖い
はてさて
はてさて
いろんなところへいったのに
きみほど魅力的なカップは
いなかったよ
もうこの際だから
飛び降りようか
ここは清水の舞台から
えいっとね
ねぇ
諭吉さん
旅にでていただけますか
一目ぼれなの
その白い肌に
吸いつくような
フィット感
白くて丸い
磁器のカップ
いってらっしゃい
諭吉さん