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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

君の為に。君の為だけに

作者: 蓮嫁 ルイ

時に、友人と彼女の線引きはどこにあるのだろう? 告白した、されたから? 頷けなくもないが、そのイベントをしてなくとも関係を持った事例がある。

キスの有無? 友人間でもなんらかの拍子ですることもあり得るだろう。もちろん異性の友人である。

デートをする? 友人と一緒に遊びにいくこともそう見えなくもない。というか殆どデートだ。

身体の関係がある? 世の中にはセフレというすばら……異性の友人間で体の関係を持つ人もいる。

相手を思って着飾る? これはある程度人によりけりになる。しかし友人と会うのに身だしなみをガン無視、というのもなかなかあるまい。それも異性なら尚更に。

以上の話から友人と彼女の線引きは非常に曖昧なものである。ツンだろうがクーだろうが結局のところその線引きは曖昧模糊としていて正解が解りにくい。

しかしヤンデレは違う。執着の極みとも言えるその態度、感情、これだけは線引きが明瞭である。

そう、ヤンデレとは愛の極致! 他とは一線を画する愛の(かたち)



では、それらを向ける相手が必要となる。幸いにして僕にはその相手がいる。倉原(くらはら) (ゆい)さんそれが僕の相手だ。僕は理性的だ。だから今は友人であることを甘んじて受け入れている。曖昧であるのに無謀にも線を引こうとした奴らは全員殺した。万が一のことがあっても困るしね。

でもそれももうお終いだ。僕は彼女を僕自身によって縛る。あらゆる手段でお金は手に入れた。僕は理性的なのだ、その辺は抜かりない。いやあっては駄目なのだ。

僕は今彼女の家にいる。言葉は荒くて、周りからはガサツだと言われ、男勝りな性格の僕の少女。その結さんの家にいる。



会話もそこそこに僕はリビングに来ていた。彼女の両親を殺す為に。


「こんにちは」


愛想笑いを浮かべ、右手にナイフを持ち声をかけた。挨拶は大事だ、これからいなくなるとは言え結さんのご両親なのだから。

振り返った母であろう女の首を切った。しかし手応えが薄いことからあまり深くは切れなかったようだ。僅かに写った視界には結さんがこちらを見ていた。しかし僕はそれに構うことなく見るも無残に彼女の両親を殺していく。

喚く女、耳障りでしかない。舌を切る。

怒鳴る男、邪魔だ。喉を切る。

僕は愉快犯じゃない。泣き喚く姿も命を請う姿も見たいわけじゃない。ただ結さんが欲しいだけなのだ。



殺し終わり、結さんを見てみると逃げだそうとしていた。ふふ、逃げられると思ってるのかな?


「お前なんなんだよ!なんで、こんなことすんだよ! 返せよ!母さんを、父さんを返せよ!」


必死に叫ぶ結さん。しかしその姿は僕を興奮させるだけだ。僕は片膝を着いて、座りこんでいる結さんの足を掴み持ちあげ、そして足の脈を切った。急いで止血する。

呆然とした顔でいる彼女を抱きしめ囁く。


「君が逃げるからだよ?逃げられないように歩けなくしてあげたんだぁ。ふふ、愛してるよ?結さん」


血の匂いが立ち込める玄関できつく抱きしめた彼女の顔は嗤っているように見えたのは僕の願望が行き過ぎたのだろうか?

ホラーって難しい。どう書くんでしょう?ちゃんとしたイメージが無いのが原因でしょうか?

それにしても難しい

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