オークとゴブリンとの戦い
開店から3ヶ月が経った。
あれからいろんなことを試してみた。
まず、この店に現在男女がそれぞれ何人いるかを店の外の電光掲示板に表示した。
女性は集まってるのが分かれば男性も自然と来るだろうと思っていたがここのところは
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ただ今の入店状況
男性 0 女性 37
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というものばかりであった。
料金体系も変えてみた。
男性の席料を6000円→5000円にしたが大した効果はなかった。
それにしても気になるのが女性客のレベルである。
開店直後まではある程度のルックスの客が多かったのだが今では清潔感のかけらもないオークのようなデブが集まってガツガツ飲み食いする場所になってしまった…
自分で言うのもなんだがこんなモンスターハウスに金を払うヤツは男女問わずいないだろう。
もっと遠慮しろよ! モラルってもんはないのかよ!
店の景観も損なうし正直俺が不快なので
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女性 席料1000円
飲食代は男性と同伴した場合または男性が支払いに応じた場合のみ無料
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と変更した。
数日後、女オークの集団がいつも通り食い散らかした後料金を請求したところ、
「いやああああ!この店は女性にお金を払わせるなんて差別だ!人権団体に訴えてやふじこふじこギャオオオーン」とブヒブヒ言いながら汚い汗を撒き散らしながら暴れて出ていった。
もちろんその女共は出禁にしたが性懲りも無く次の日も来店、60代くらいの見慣れぬババアも引き連れてきた。
俺にはそのババアはゴブリンにしか見えなかったので今後ゴブリンと呼ばせてもらう。
ゴブリンは「ここは女性差別の温床となっている!こんなところ潰れるべき!憲立共進党のわたしがきたからにはただでは置かないわ!」と言って店の机の上に排便を開始した。
もちろんその場で警察を呼び、オーク、ゴブリン両名は現行犯逮捕されたが、ゴブリンは本当に議員であったらしく、不祥事としてうちの店名もろとも大々的にニュースになった。
損害賠償の訴訟も起こしているが確定判決まで数年という時間と何百万という弁護士費用がかかるうえ、オーク共はそもそも独身無職、ゴブリンは議会から追放、党からも見捨てられたため支払い能力が皆無である。
こんな状況で実質泣き寝入り状態になり、俺に残ったものは「脱糞する客のいるヤバい店」という汚名と多額の借金のみになってしまった。
借金を返すには店を続けるしかないが、この店に来る客なんて怖いもの見たさの自称◯◯tuberみたいな人しかいなく、まともな客は寄り付かない。そんなヤツらも1ヶ月もしたら飽きて全くこなくなった。
周りは同情してはくれたがそれだけだ。支援をしてくれる人は現れなかった。もうお先真っ暗だ。
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出会位 厨太郎 所持金ー6000万円 やる気(;ω;)
女性への評価A→G
特殊能力 不運 縁×
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追記
ここがどん底だとおもっていた。
この後あんなことが起こるなんて…
続く