表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
55/391

3-4 c さいきんのミステリ

 早速、ベルマリア公に視点を合わす。

 果たして彼は、いまだ、会議の最中であった。

 「王女のメイドが死んだと聞いた。」ベルマリア公が言った。「おそらくは、何らかの口封じであろう。」

 「ほう?何らかとは?」4人のうちの名前を知らない貴族が訪ねた。

 もしかしたら彼がエラスティア公なのだろか?

 「やはり、かのメイドがサミュエルを操っていて、そのことを表に出したくなかった者がいると考えるのが妥当ではないだろうか。」ベルマリア公が答えた。

 マハルの死を利用して、サミュエルの無罪を勝ち取ろうとか企んでるのだろうか?さすがに無理じゃね?

 「それは少し無理があるのではないか?」さっそくモブート公が言った。

 「貴公が息子をおもんぱかりたいのは良く分かるが、さすがに飛躍しすぎだ。」同席していた残りの一人の貴族も同意した。

 この二人、アリスの話題じゃないと結構ちゃんと話すんだな。逆にロッシフォールは今回はできる限り関わりたくないとでも言うように気配を消している。

 「ならば何故、王女付きとはいえ一介のメイド風情が口封じで殺されなくてはならないのだ?サミュエルを陥れた発言とは別に何か明かされたくない真実があったからではないのだろうか?」

 ん?言ってることが良く分からない。

 何言ってんだこの人?

 「そもそも、口封じを行ったというのが飛躍なのだ。」とモブート公。

 「かのメイドは王女暗殺未遂の重要参考人でもあり、しかも釈放された矢先に殺されているのだぞ?二つの事件に関係が無いわけがなかろう。」ベルマリア公は反論した。

 もしかして、殺されたのグラディスだと思ってません?この人たち。

 「たしかに、タイミング的にはそうかもしれないが、偶然別の事件が絡んだだけということもあるだろう。」

 「処刑以外でメイドが城内で殺されたなど、私が公爵になってこのかた聞いたことがないぞ。それこそメイドに関する暴力事件自体が、何年か前の王女殿下がおこした事件以来だ。それが、王女暗殺未遂と言う近年まれに見る事件と同じタイミングで起こるものかね?偶然にしてもできすぎだ。二つの事件は関連していると考えるのが道理であろう。かのメイドを裏で操っていたものが居て、その者が口封じを行ったのだろうて。」

 そうか、グラディスはアリスの暗殺未遂の時に王女唯一のメイドとして結構なキーパーソンになっている。そのグラディスが解放された直後に、王女のメイドが殺されましたって報告を聞いたら、普通は臨時で入っていたぜんぜん関係ないメイドが殺されたとは思わないわな。

 所詮、メイドの殺人事件の正確な情報なんて公爵にまで上がらないだろうし、グラディスが殺されたと勘違いしても不思議じゃないのかな。


 ・・・・ぬ?


 ふと、思った。

 もしかして、死んだのはマハルだけど、狙われたのってグラディスなんじゃないのか?グラディスは前回の事件の重要参考人だし。

 たまたま、グラディスの部屋に居たマハルを間違えて殺したとか?

 それこそ、ベルマリア公が言うように先の事件の口封じに来た犯人が。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

下記、他作品もよろしくお願いたします。
また、☆を押してご評価いただけると励みになります。

長編ファンタジー
【連載中】ゼロコンマ8桁が激動 〜なんか俺、ゲーム世界で小数点以下が見えます。 https://ncode.syosetu.com/n5420hx/
コント作
【完結済】シン・桃太郎伝説 ~俺、桃太郎!サル・ワイバーン・犬山ネネたちと魔王討伐に行く。 https://ncode.syosetu.com/n3754hd/
【完結済】COVID-19の三密対策でパーティーを追放された不遇職ヒーラー俺、失意のどん底から想定外の這い上がり!~俺の変わりはポーションでも出来るって? https://ncode.syosetu.com/n7886hj/
短編ミステリー(硬め)
【完結済】満開の桜だけが見ていた https://ncode.syosetu.com/n6175hp/

― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ