一章のあらすじ
新薬の治験に失敗し、志半ばで死亡した一彦。
生まれ変わった先は、とある王国の王女、アリスの中に巣くう細菌だった。
アリスというこの王女。
病気のせいでみんなに避けられ、よりついて来るのはメイドのグラディスと後数人。
努力家で前向きなアリスに感心する一彦だった、が、このアリスという王女、グラディスには暴力、ほかのメイドたちには恫喝。
君、避けられてるのってそのせいなんじゃないの?
細菌になってなんとなくアリスの事を見守っていた一彦だったが、自分が何かするとアリスにダメージを与えてしまうことを知る。
細菌に生まれ変わった一彦は、誰にも気づかれず、誰にも話しかけられることもなく、誰とも話すことすらできない。
そんな自分に存在意義を見失った一彦は静かに消滅することを選んだ。
しかし
そんなある日、アリスが暗殺されかけていることを知り、一彦は立ち上がった。
一彦はこの王女を助けて行こうと決めた。
一彦がアリスの世界に転生し、アリスの暗殺未遂を防ぐまでのお話