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お姫様は『へんな奴』を平気で連れてくる  作者: 厚狭川五和
第3章「動き出す者」
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第14話「戦闘狂にも少女らしい一日を」

 ──パラミナスタ王城、ローゼの部屋。


 俺は自由だ。

 縛られることなく生きる、自由な生物だ。

 この身体に刻まれた傷跡が自由を謳歌してきた証拠であり俺を阻もうとした存在の数でもある。

 そして、最近は傷跡に残らない阻む者がいる。


「まったく立場を理解してないのか貴様は!」

「………………」


 自由だからこそ説教を受けることもある、とでもいうのだろうか。

 耳を貸したくないが理由は大方把握している。

 昨日の無断外出の件だろう。


「姫様はこの国に残された希望であり、それを守る貴様の責任も相当に重いものだと知れ! 私達に一言も確認せずに姫様を連れ出した挙げ句、風邪を引かせるなど騎士足り得る行動ではないな」

「…………」

「聞いているのか、ユキ!」

「うるさい耳元で叫ぶな。お前に言われなくてもジェラートに風邪をひかせてしまったことは反省している」

「なら姫様をどこへ連れていったのか吐け」


 俺は首を左右に振った。

 あそこは俺とジェラ二人の……いや、後から来たガゥにも知られてしまったが、とにかく大切な場所だ。

 せっかく手に入れた二人きりで肩書きを忘れて話せる場所を他人に汚されては困る。あの場所は緊急事態でもない限り侍女には伝えないと二人で約束したのだから。

 しかし、ローゼは認めてはくれない。

 風邪を引かせてまで連れ出した場所がとんでもない場所ならば禁止区域にして俺やジェラの立ち入りを制限しなければいけないと躍起になっているのだ。


「ユキ、貴様が姫様を愛していることは知っている」

「っ!」

「だからと言って今さら追放する気などないが立場上、せめて貴様が姫様と如何わしいことをしていないか確認しなければいけないんだ。それは理解してくれるな?」


 俺は恐る恐る縦に振る。

 他の侍女ならば冗談で済ませてくれるかも知らないがローゼだけは冗談で通じない侍女だ。

 特にジェラが絡んでいる以上、ローゼは妥協しない。

 俺がジェラをどのような目で見ているのか知っているからこそ「以上」にならないように見張る必要がある。

 その境界を越えたら今すぐに俺を始末するために。


「なら吐いてしまえ。最近の貴様の行いは信頼に値するもの。せっかく手に入れた信頼を壊したくはないだろう?」

「す、すまないが言えない」

「分かっているのか? 自分が何を言っているのか」

「た、たまにはジェラが息苦しくないように連れ出してやろうと思っただけだ! その場所がばれてお前らが付いてきたら何も変わらないから隠しておかないと意味がないから!」

「それに貴様が同伴したら意味がないのでは?」


 本当にしつこい雌だな。

 ジェラが開放的な空気を吸うために連れ出したと言っているのだから俺でも問題はないだろう。

 むしろ、騎士とはいえ側仕えのようにジェラに口出ししている訳ではない分、俺の方がジェラにとっては空気のように無視していられる存在だろうが。

 仕方ない、こうなったら奥の手を使うしかないか。


「お、俺には癒し効果がある!」

「癒し効果?」

「そそ、そうだ! だから俺が連れ出した。外の空気を吸える場所で俺に触れれば少しは癒されてくれると思って」

「貴様に触れるだけで癒されるのか。なら触れてみてもいいか?」


 ダメ、と言いたいが……。

 いい方法があるな。


「すまないがジェラート専用だ」

「! 姫様の専用だというなら私が触れてはいけないな。尋問はここまでとする。ユキは昨日の報告を」


 うまく言い逃れることができたな。

 人間が考えているより俺は体毛を触られると気持ちよくなってしまうから何度も撫でられたりしていると不意に俺の下半身が元気になってしまう可能性がある。

 もしローゼが気がつけば昨晩も同じような状態であり、ジェラを使って発散したのではないかと疑うだろう。

 それは面倒だ。


 俺は言われた通りに昨日までの任務報告をする。

 大まかには「アルティオスの騎士とどこへ向かったか」と「そこで何があったのか」である。


「ユキちゃん、それは本当?」

「俺が嘘を吐くと思うのか?」


 今までローゼが俺に説教しているのを黙ってみていたメアが口をはさんできた。

 とはいえ侍女の定例会議を今回はローゼの部屋で開いているだけなのだから口を挟むのは当然。むしろ無言でいる方が不自然な場所なのである。

 今回ばかりは睨むのを控えておこう。

 それにメアが疑問を持ったのはレティノイ洞穴で遭遇した敵についてだろう。

 先ほどユナが尋問を終えたところだ。

 その敵が持っていた技術について聞いて本物かどうかを疑うのは自然な行いだろう。


「あたしからすりゃあ弾丸の代わりに刃を飛ばすなんざ悪趣味な武器を作るのはリンドヴルムだけだと思うがね」

「僕も同意見だ。悪趣味かどうかは別としてもユキから聞いた話では射程が長くはないそうだから魔物を狩るために身につけた技術とは思えない」

「え……魔物を狩る、ですか?」

「安心しろ、エリス。ユキのことではない」


 お前は嘘が簡単に出てくるのだな、ローゼ。

 魔物を狩るために作られた武器じゃないと話していたが魔物は近接戦をして狩るものじゃないという認識の話だ。

 あくまで近接戦に持ち込んでまで()()()()()を狩りたい人間がいるということ。

 それこそ理由が他とはちがうはずだ。


「ちなみに初撃は反応が遅れて回避できなかったが俺の身体でも簡単に切断される。刃に微弱だが魔力を感じた。おそらく切れ味の強化が目的だろうが普通の魔物相手には使わない」

「無理矢理に使えば武器が壊れちゃうからだね、ユキちゃん」

「そう、本来の刃物にできる限界を越えた仕事をさせるわけだから壊れるのが早い。資源は有限なものでこの世界には数えきれない、それこそ人間と同じくらいの数の魔物が存在しているわけだから現実的ではないんだよ。僕から言わせれば精鋭が魔物の群れのボスを殺すために使う武器だ」


 そう、単騎で敵うはずもない強敵を葬るための武器。

 人間一人(単騎)で敵うはずもない強敵()を葬るためだけの武器。

 エリスには知らせない方がいい。

 だから皆が誤魔化して群れだとか言葉を変えている。

 俺の予想が正しければエリスは自分の大切なものを奪われそうになれば無茶をする人間だ。俺がエリスにとってどの程度のポジションにいるのかは感覚でわかる。


「もう少しだけリンドヴルム領主を問い質す必要がありそうだ」

「あたしは構わないけど姫様と同じとは言わないけど多少は偉い奴なんだろ? 拘束した上に尋問なんかしていいのか?」

「ユナ、私達は相手の様子をうかがうばかりで動けないでいた。それでも姫様に害を成す存在が現れた場合は様子見ばかりとはいかない」

「そりゃそうだけどさ」

「大丈夫。私が立ち寄った時に聞いたけどリンドヴルムはアルバートが一人だけ権力を持った領地だから誰も動かない。支配者がいなくなったら自由になるなら彼らはしばらくなにもしない」


 ノノの言うとおりだ。

 ただの権力者なら慌てるだろうがアルバートの性格は単純ではないのだから普通なわけがない。

 奴隷は当たり前、雌は金で孕ませる。自分が望めば誰かは死ぬ。

 そんな場所になる。


「ではユナは引き続き尋問を。メアは森の方で不穏な動きはないかを調査して報告。ノノはアルティオスに向かって関係を強くするように」

「あの……っ!

「どうしたエリス。私はまだ何も言ってないが」

「エリス少しだけおやすみが欲しいな、って」


 ローゼは驚いていた。

 あの勤勉にジェラを守り続けていたエリスが休みを要求した。

 無論、仕事を減らしてほしいという意味ではないと誰もが見て理解している。エリスは誰かを羨んだり自分を追い詰めたりする性格ではないのだから。

 故に、理由がわからず困っている。

 まあエリスは俺の味方をしてくれることも多いしたまには手を貸してやるのも悪くはないか。


「エリスの仕事は俺が代わりにするから休ませてやれ。たまには仕事を忘れたいだろうからな」

「いや…………、エリスの仕事をお前が変わる必要はない」

「なっ!」

「勘違いするな。エリスが城の外へ出る際にユキが同伴しろ。エリスは身体が小さいからと狙ってくる者がいるだろう。しかし休みを与えられているのに戦闘になっては意味がない」


 そういう、意味か……。

 俺はてっきりエリスには休みが必要ないと言っているのかと思っていたがローゼは身内は大切にする雌だったな。

 つまり俺がエスコートしろということか。


「けど俺とエリスが抜けたら戦えるのはメアだけだろ」

「それはないから安心していいよ」

「メア?」

「アルバートがメアちゃんとかをけしかけた男だから捕らえた今となっては独断で動くことになるからすぐには攻めてこないはずだよ」

「そういうことだ。エリス、少しだけでも()()の時間を過ごしてこい」

「……! ありがとう、ローゼ」


 俺はローゼからの目配せを受け取ってエリスと一緒に外へ出る準備を始める。

 息抜きをさせてやれ、か。

 完全に俺が言った癒し効果が本物かどうかを確かめるつもりだな。



 ──パラミナスタ、商業地区。


「ユキさま、あそこ行ってみよ?」

「………………」


 楽しそうに笑ってくれているのは嬉しいが俺は少しだけエリスの言葉に違和感を覚える。

 休みをもらっているのになぜ「さま」が外れない。

 俺とお前はただの人間……と魔物として外に出ているのだから城での関係性は全て捨てて楽しめばいいのに気を張り詰めすぎだ。


「その呼び方、やめろ」

「どうして? ユキさまはエリスにとってユキさまだよ。それはどんな状況でも変わらないよ」

「くすぐったいし視線が集まるだろ」


 わざわざ「さま」を付けるに値する存在が来ていると思えば人間たちは興味を示す。

 しかし、俺はあくまで魔物だ。

 見世物にされればエリスは捕まってしまうし俺も抵抗くらいはするつもりだから一気にパラミナスタの情勢は崩れる。

 化け物が国にいて、それを「さま」と呼ぶ雌がいて、その雌は王女に仕える従者。

 それだけの繋がりが国を瓦解させる理由になりえるのだ。


「いらっしゃいませお客様。お客様にお似合いになりそうな洋服を身繕いましょうか?」

「ううん、エリスはこの人に選んでもらう」

「おい! なに勝手なことを……!」


 俺は雌の着る服に疎い。

 いや、そもそも自分が衣服を着ることを覚えてから日が浅いのに他人の身に付けるものを選ぶなど不可能だ。

 エリスは俺の焦る様子を見て微笑む。

 からかっているつもりなのだろうか。

 安い挑発のようには思ったが思惑通りに俺は怒りを覚えてしまっている。


「勝手に選べばいいだろう!」

「エリスは女の子らしいこと何もできない。戦うことばかりで可愛い仕種も姿も見せられない。洗濯物だって綺麗に畳めるようになるまで一月かかった。ユキさまが器用に畳んでたあれをエリスは破いたりしわをつけちゃったりローゼに怒られてばかり」

「…………」


 思わず帰ろうとしていた足を止めてしまう。

 何でもできる侍女はあの城に一人もいない。

 ローゼは考えるのは得意でも実行する力がない。

 リデルは創造力は旺盛だが誰かに認められるのが不得意。

 メアは誰よりも他人に寄り添える雌だが誰も信用できない。

 ユナは騙すのが得意でも頭がまるでよくない。

 ノノだって城の財政を保っているが言葉で争えても力による争いには弱すぎる。

 誰も完璧なんていない。

 あのジェラでさえ、完璧どころか侍女たちよりもできることが少なくて見ていることしかできないような雌だ。


 だから、悲しくなった。

 俺はエリスを()()()()だと信じているから。

 それが自分を憐れむのが悲しくて仕方がない。


「…………!」

「き、今日だけでもエリスを|()()()()()、とかいうのにしてやる! だから、自信を持て、俺が認めた一人の人間(エリス)


 俺はテキトーに自分が直感で判断した服を壁掛けから外してエリスの方に差し出した。

 ただ目を合わせることなどできない。

 エリスを元気にしたい一心で選んだものが気に入らないもので落ち込む顔が見たくないから逸らしているしかなかった。


「エリスに求める理想が高すぎるよ、ユキさま」

「だ、だから俺には選べないって──」

「そんな可愛い服、エリスには似合わないよ」

「だからっ!」


 俺はまだエリスに思ったことを言っていないのに怒り気味で言葉を口にしてしまった。

 自分を過小評価するな、と。

 そして言葉を失って泣きそうになるエリスを無理矢理にでも脱がして選んだ服を着せようとする。

 いかにも化け物らしい所業だ。


「お客様? 店内でそのような行為は──って魔物!?」

「こっちを見るな!」

「どこからどうみても魔物でしょう! じ、自警団の人を呼ばないと」

「ま、待ってっ!」


 つい本気になってしまった。

 エリスが自分を過小評価し続けるものだから、高く評価した自分を否定された気分になって、否が応でも自分は認められるに値する人間なのだと理解してほしくて……。

 そのせいで顔を見られた。

 もう、エリスが俺を庇う理由なんてないはずだろう?

 嫌がるお前に無理やり服を着せようとしている化け物なんて。


「ここ、この人は歴史上初の無害な魔物だから!」

「D級の魔物ってことですか?」

「おい、多大な無礼が向けられている気がするぞ」

「この人はA級、いやS級にも等しい魔物だけど人間には一切危害を加えない心優しい魔物なの!」


 いや、エリス。無理があると思うぞ。

 現にお前が襲われているようにしか店主には見えていないし俺もお前を襲っているつもりで服を着せようとしているのだから否定する余地がない。

 今まさに嫌がる少女を無理やりというレッテルが張られている途中だぞ?


「たしかに他国から来た冒険者が人間を襲わずに街中を駆け抜ける謎の魔物を調査するという依頼があると言っていたような……」


 なんだその怪しい依頼は。

 エリスも疑問を感じたのか質問していた。


「どんな魔物?」

「聞いた話だとぼろ布にくるんだ何かを抱えて夜中に街中を走り回っている黒い狼に似た魔物がいるとか。噂だと死んでしまった子供を救える人がいるかもしれないと探し回る雌の魔物ではないかという話ですよ?」


 それ、俺しかいないよな。

 ほぼ全裸のようなものだったジェラを抱えていたのが見られずに済んで誘拐だと思われなかったのを喜ぶべきか、雌と間違えられたことを嘆くべきか……。


「そ、そういう魔物がいるなら無害な魔物も存在するよ」

「たしかに先程までは大人しくしていたような……。あ、ではお客様があまりにも可愛らしいから我慢できなくなった魔物ですね?」

「は?」

「そ、そうなのかも!」


 いや、当人を放置して話を進めないでほしい。

 誰が雌を目の前に我慢できなくなった欲求不満な雄だって?


「あまり散らかさないでくださいね」

「い、いいのか? このまま放置して」

「暴れて人間を怪我させられるより問題ないと思います」


 血を見るよりは賢い選択、なのか?

 俺としては遠回しにエリスという一人の雌を犠牲に差し出して他の人間が助かろうとしているようにしか思えないが……。


「ユキさま? あの、少し恥ずかしいよ」

「す、すまない。別にお前が嫌だというなら無理に来てもらう必要はないな」

「んーん、着てみる。選んでくれたものだから」


 そう言ってエリスはそそくさと奥の小部屋に入った。

 もはや脱げかけているのだからこの場で着替えてしまえばいいのにと思わなくもないが止めるまでのことでもない。

 エリスはものがいい。

 自分では「可愛くない」と言っているが着替えさせようとしている間、俺は柄にもなく興奮してしまっていたように思う。

 俺は「おんなのこ」にしてやると言ったが必要はなさそうだ。


「ユキさま、どうかな」

「…………いいと思う」

「そそ、そうかな! 制服以外のスカートなんて穿いたことないしむ、胸もそんなに大きくないのにこんな服を着ていたら変じゃない?」

「大きくないわけではないだろう」


 それを言うとさっきの店主は泣くと思うぞ。

 声を聞くまで雄だと思うくらいには平な胸をしていたからな。


「しかし人間の考えることはよく分からないな。肌を隠すために衣服を着るはずなのに足を見せていたりする。エリスが来ているものは少しでも視線が低くなると美味そうな太股(あし)が見える」

「そそそんなところ見ちゃダメだよユキさま!」

「エリスの太股を見ていたら腹が減ってきた」

「ユキさま!?」


 冗談だが嘘ではない。

 短いスカートから覗く健康的で雌の匂いのする太股は雄としても獣としても食ってしまいたいほどには魅力的だ。

 とはいえ今は人間を食うわけにはいかない。

 要するに目の前に出されたご馳走に手をつけることができないまま片されるような気分である。


「もも、元の服に着替える!」

「ダメだ。せっかく美味そうな雌になったのに地味な服を着るな」

「うぅ……この服、可愛いけど恥ずかしいよぅ」


 エリスは短いスカートの裾を掴みながら顔を赤くする。

 その顔がまた堪らない。人間らしい恥じらいの表情は見ていて飽きない食欲の増強剤だ。

 雌の匂いがする太股の付け根にある布が時折、何かの拍子で見え隠れするのも悪くない。美味いものはすぐに食いたくなる俺に焦らされるという新しい感覚を教えてくれる。


「エリス、俺は残念ながら街に疎い。エスコートはしてやれないから案内してくれ」

「も、もうっ……立場が逆だよユキさま」


 そんなことは百も承知だ。

 雌をエスコートするのは雄の役目であり俺はローゼに頼まれていると言っても過言はない。

 しかし、逆も然り。

 エリスは俺を「さま」を付けて呼ぶ。

 関係も立場もちぐはぐな二人だ。


「ユキさま、迷子にならないでね」

「馬鹿にするな! まあいい」


 先に歩き出していたエリスに追い付いて手を掴む。


「俺が迷子にならないように繋いでおけ」

「ほんとユキさまは無神経だよ……」

「何だって?」

「色んな所に連れていくから覚悟してね」

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