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ロード・オブ・ロード〜零白の皇〜  作者: スメラギ・零
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四章-一節【騎士王の凱旋】

英国の軍基地の上空に、景色が揺らめくという現象が起きた。

基地のレーダー監視が揺らぎを確認した途端、基地内の人員は待ち構えていた様に動き出す。

その揺らぎは、その正体が意図的にレベルを下げた為にレーダーに引っ掛かり、到着を知らせる為にあえて下げられたものだった。

本来なら敵襲かと思われる現象だったが、基地内の軍人達は“ソレ”を着陸させる為、慌ただしく軍用車両を退かしていく。


揺らぎの正体は直ぐに判明した。


揺らぎの直下の地面が風圧によって塵の波紋が形成され、赤いレーザー光が正方形の着陸地点を描く。


粒子が霧散する様に揺らぎーーステルス迷彩が解除されていき、ステルス戦闘機を一回り巨大化した様な黒と銀に彩られた戦闘艦がその姿を現した。

このステルス戦闘艦は、ファントムが率いる特殊隠密部隊【亡霊の牙ファントム・トゥース)】が運用している物を更に改修したものだ。


艦の後部ハッチが開くと、その付近に道を作る様に軍人達が整列する。

程なくして輸送機からゾロゾロと集団が降りてくると、軍人達は一斉に敬礼する。

集団の先頭に立つ黒銀ポニーテールの美女【凰月冬華】が歩きながら敬礼を返し、それに続いて零牙達クラス・アルファと黒髪ロングの凛々しい美少女【長門】達クラス・ゼータが、軍人達に敬礼を返しながら歩く。

冬華は学園での専用スーツに加え、その上から【月の軍団(セレネ・レギオン)】の最上位階級と凰月である事を示す家紋入りの陣羽織を羽織っていた。

冬華の両脇には銀黒の長い髪の美女【凰照澪凰】と白黒の長い髪の美女【凰雷龍姫】が、美しい髪と家紋入りの陣羽織を靡かせ敬礼を返しながら進む。

冬華達の姿を確認した女性将校が走り寄り、ビシッと敬礼する。

「お待ちしておりました。セレネ・レギオン並びに龍凰学園の皆様。司令部に案内致します」

冬華は、敬礼を返しながら言う。

「ああ、頼む」


女性将校の先導で、基地内を冬華達は進む。

進む最中に見える格納庫(ハンガー)では、多くの軍人が慌ただしく戦闘準備を整えていた。

「こちらです」

そうして冬華達は、司令部に通された。

司令部には多くのコンソールとモニターが並ぶ、しかしそれは最新式である背もたれのついたスツールと簡易的な肘掛けが一体化した様な形状をしており、そこに投映型コンソールが備えられている。

その為、50近いコンソールがありながらも司令部は何処と無く開放感に溢れていた。

司令部はかなり広く、コンソールは扇状に配置されており、その前方にディスプレイ内蔵型の巨大な作戦テーブルが設置されていた。

作戦テーブルを囲み、既に協力者達が集まっていた。

一際存在感を放っていたのは軍服を纏った5人の美女と、灰色の外套と目深に被ったフードで正体隠した2人と、純白のローブの女性。

そしてもう1人ーー

「よお、久しぶり」

そう気さくに話しかけてきたのは、漆黒と金が入り混じる長い髪をポニーテールにし、豊満で引き締まったスタイルをラインが浮き出る漆黒の専用スーツに包んだ美女【レーヴェ・ヴィクトリア】だ。

「お久しぶりです。レーヴェ殿」

冬華がそう言うと、レーヴェはやれやれといった様子で言う。

「冬華・・・前にも言っただろう?私たちは“同じ”だ。どれだけ私が長い年月を生きていようが、それこそが重要なんだ。故に、敬語も敬称も必要無い。私達は零牙の婚約者なんだからな」

「分かりーーいや、分かった。レーヴェ」

「そうそう、それで良い。ーーで」

レーヴェは零牙の前に立ちーー

零牙の顔を、豊満な胸に埋める様に抱き締めた。

「会いたかったぞ、零牙・・・」

「俺もですよ、レーヴェ姉さん」

零牙は息苦しさを覚える程に、抱き締めてくるレーヴェに苦笑しながら言った。

龍凰学園の皆が生暖かく見守る中、遠慮がちな咳払いが聞こえる。

「んんっ・・・‼︎水を差す様で誠に申し訳無いが、そろそろ始めても良いかな?」

基地司令と思わしき、波打つプラチナブロンドの長髪の長身の軍服美女がそう尋ねた。

「ああ、すまない。つい、嬉しくてな」

そう言うとレーヴェは、零牙を解放した。

「さて・・・早速で申し訳無いが、事は一刻を争う。作戦テーブルに集まってくれ」

それぞれが適当な位置で作戦テーブルを囲んだ所で部屋が暗くなり、プラチナブロンドの髪の軍服美女が口を開く。

「ではブリーフィングを始めるーーが、まずはこの映像を見てくれ」

作戦テーブル上に映像が投映された。

映っていたのは、何処かの城の玉座。

凝った装飾は少ないながらもシミひとつ無い純白の柱と床、そこに敷かれた赤と金のカーペット、そして数段の階段の上に鎮座する玉座。

一般の玉座の間のイメージからは煌びやかさが数段劣るが、何処と無くそれを補って余りあるほどの荘厳さを醸し出していた。

やがて玉座に純白の外套を纏いフードを目深に被った人物が座り、灰色の外套を纏った11人の人物が両脇に控える様に整列する。

純白の外套の人物が玉座に深く腰をかけ片肘を突きながら、尊大な口調で話し始める。

「我が偉業を祝う祭り・・・楽しんでいるかな?初めまして、諸君。いやーーあえて久しぶりと言っておこう」

純白の外套の人物はーー男だった。

「我が名はーーーー【アーサー・ペンドラゴン】。かつて厄災を退けし英雄にして、騎士を統べる王なり。諸君、喜ぶがいい。私は帰って来た‼︎」

仰々しく両腕を広げ、純白の外套の男ーー【アーサー・ペンドラゴン】は言った。

余韻に浸る様に大きく腕を広げながら天を仰ぎ、その後正面に向き直り、男は続ける。

「だが、いきなり伝説たるこの私ーー騎士王が蘇ったと言われた所で、本当に本人なのかとにわかには信じがたい事だろう。だが案ずるな、その証左を見せてやろう」

そう言ってアーサーは、右手を天に向けて翳しーー

「見よ!これこそが、騎士王たる証左ーー」

翳した右手に仰々しい程に光が集束し、純白の長剣が形を成す。

アーサーは純白の長剣をくるりと一回転させ、切っ先を地面に向けて柄を両手で掴み、勢いよく眼前の床に突き立てた。

ーーギィン‼︎

「選定の剣ーー【カリバーン】である‼︎そして我が側に控えるはーー」

アーサーは柄から両手を離し、両脇に控える者達に合図する様に再び仰々しく両腕を広げる。

「我が最高峰の騎士ーー【円卓の騎士】達‼︎我が帰還に際し、再び我が元へ馳せ参じたのだ‼︎」

アーサーの言葉に答える様に灰色の外套を纏った11人が、アーチを作るかの様に各々の剣を掲げた。

彼等が掲げた11本の聖剣は、画面から見てとれるほどの力を放っていた。

掲げられた剣の中には、零牙達が見知った形状のものがあった。

「あれは・・・」

「ガラティーン・・・?」

「アロンダイト・・・」

零牙に続いて、クレアとエレインが思わず自分の聖剣の名を唖然と呟いた。

ただ映像のガラティーンは黒、アロンダイトは白と、クレアとエレインの物とは色が反転していた。

「チッ、ふざけやがって・・・!」

壁に寄りかかる灰色の外套の人物の1人が、心底怒りを込めた悪態をついた。

「さて、これで我等が“本物”であると理解しただろう。こちらの要求をーーいや、“これは命令だ”。英国政府は直ちに全面降伏し、我が軍門に降れ。世界征服という我が偉業の一部を担う事が出来るのだ。簡単な選択だろう?返答期限は2日。期限まで声明を出さなかった場合、翌早朝に進軍を開始する。我がブリテンの精兵達が、諸君らを徹底的に蹂躙するだろう!さあ、英国の民よ!私への忠誠を示す時だ‼︎」

記録された映像が終了し、プラチナブロンドの軍服美女が口を開く。

「アーサー王を名乗る男の声明が出されたのは、先日まで行われていた騎士王祭の最中。当然こんな要求を受け入れるなど論外である為、政府は当該集団をテロリスト認定し、軍部に対しブリテンへの侵攻作戦が発令された」

作戦テーブル上に立体映像で、ブリテン島周囲の様子が投影される。

「我が方の監視衛星と偵察機により、ブリテン島周囲には既に相当数の敵戦力が展開されていた。私の推測だが、奴等は最初から侵攻するつもりだったのだろう」

その言葉通りブリテン島周囲の海上には、全身鎧を纏った無数の騎士達が戦闘態勢万全といった様子で待機していた。

立体映像はリアルタイムで更新され続けているのだが、騎士達は一切微動だにせずに海上に“立っていた”。

「敵戦力の総数は不明。敵首魁や円卓の騎士を名乗る者達の戦闘能力も不明。不確定要素が多すぎる為、我々だけで攻めるには心許ない・・・故に各方面に応援を要請させて貰った。我が国で解決せねばならぬ事であるにもかかわらず要請に応じて貰った事。軍を代表しこの私ーー英国特務所属にして【戦争顕鎧(ウォー・クラフティ・メイル)】、【戦艦(ウォーシップ)トップ3】が一角【クイーン・エリザベス】がここに感謝の意を表明する」

プラチナブロンドの軍服美女【クイーン・エリザベス】が頭を下げる。

【クイーン・エリザベス】ーー【戦争顕鎧(ウォー・クラフティ・メイル)】の中でプロトタイプクラフティ【クイーン・エリザベス】の適合者である為にその名がコードネームである女性。

彼女が所有するプロトタイプクラフティ【クイーン・エリザベス】は、戦艦を模した魔導鎧の中でも最高クラスの性能を有している。

他に同等クラスのプロトタイプクラフティが二つあり、【クイーン・エリザベス】・【アイオワ】ーーそして【大和】。

この3つの【魔導顕鎧(クラフティ・メイル)】を指して【戦艦(ウォーシップ)トップ3】と言われている。

ほとんどのプロトタイプクラフティは初代適合者の家系に受け継がれ、当代の者達は皆10代から20代と若い年齢だが、その性能を“覚醒”させている者は既に赫々たる戦果をあげていた。

中でも【トップ3】は【月の軍団(セレネ・レギオン)】所属の【魔導顕鎧(クラフティ・メイル)】適合者を除けば戦果において他の追随を許さず、それについで【ビッグ7】という7人の戦艦カテゴリー適合者が続く。

クイーン・エリザベスが元の姿勢に戻った時を見計らい、クラス・ゼータのリーダーにして【ビッグ7】の1人である凛々しい黒髪の美少女【長門】が口を開く。

「“QE”、発言を許可願います」

「許可する」

長門は、軽く頭を下げてから質問する。

「このアーサー王を名乗る男と、円卓の騎士達は何者です?子孫ですか?見る限り彼等が掲げた剣は、映像越しでも“力”を感じ取れ、偽物とは思えませんが・・・?」

「ああ。それについてはーー」

「それは私が説明するとしよう」

クイーン・エリザベスーーQEの壁際の人物に目配せしながら発した言葉を引き継ぐ様に、その純白の外套の人物が耳心地の良い透き通る声で言った。

声は女性であり、純白の外套の人物は場所を譲る様に少し横にずれたQEの隣に立ち、目深に被っていたフードを取り去った。

ファサァと波打つ純白が宙を踊りながら、重力に従って落ちていった。

「・・・綺麗・・・」

「へぇ・・・?」

誰かの見惚れた様な呟きと何かを感じ取った澪凰の呟きが、幻想的とも言える光景故に一瞬の静寂に満ちた部屋に響いた。

足元まで伸ばした波打つ純白の髪と、憂いにも余裕にも満ちた穏やかな蒼い瞳と絶世の美貌を持つ美女。

彼女はまるで、魅了の魔法をのせているかのように誰もが思わず“無条件に”耳を傾けてしまう様な、そんな力を“意図的かつ自然に”込めた言葉を紡ぐ。

「初めまして、この世界を担う有望かつ優一無二の若者達よ。私の名はマーリン。ーー【マーリン・アヴァロニア】。敬称などつけずに気楽に呼び捨ててくれて構わないよ。私はただのしがない魔導工学者で魔術師だからね」

まるで謳う様に、自己紹介を終えたマーリンにその部屋に全ての者の視線が突き刺さっていた。

そしてその大半は、まるで熱病にでも侵された様な眼差しで彼女に見惚れていた。

そしてその大半に含まれていない者達ーークラス・アルファ、冬華達龍凰学園の教官陣・クラス・ゼータ・レーヴェ・トップ3・ビッグ7・灰色の外套の二人は、彼女の言葉に込められた“自然過ぎる”魔力を感じ取り、灰色の外套の二人以外は警戒の目を向けていた。

そして、“力持つ瞳”を持つ者達は防衛本能によって発現していた。

「人が悪いですね・・・」

「んなモンで、試すなよ・・・。ったく、龍の瞳が呼応してんだろ・・・」

灰色の外套の二人は、呆れた様な呟きを溜息と共に漏らしていた。

灰色の外套の一人の言う通り部屋にはーーいや、広大な広さを誇るこの基地が、人が、大地が、大気が、ありとあらゆる全てが10人以上の龍眼の力により震え慄いていた。

冬華が自身の龍眼による影響を抑えながらも、溜め息混じりにマーリンに警告する。

「・・・マーリン殿。試す様な真似はやめていただきたい。我等【龍血(ドラゴン・ブラッド)】の“眼”と、我等にかけられた“加護”は干渉に敏感ですので」

続けて澪凰が、冬華の言葉に付け加える様に言う。

その龍眼は、爛々と銀色の輝きを淡く放っていた。

「それに龍種と対峙した事のない者や並の者では、”龍威“には耐えられないだろうからね」

マーリンは淡く微笑むと、先の言葉に乗せられた魅了の効果を解除した。

その瞬間、魅了されて惚けていた者達は目をぱちくりさせて正気を取り戻していた。

「すまない、昔からの癖でね。。精神干渉に弾けるという事は、心が強い証拠だ。ーー“健全かつ揺るぎない確固たる意思と心の下に、”真“の力は育まれる。これは当時の円卓の信条さ。故に共に戦う者達が、どこまで魅了に抗えるかつい試してしまうんだ」

マーリンは軽く頭を下げながら言った。

彼女が魅了の言の葉を解除した事で、防衛本能で呼応していた龍血達の眼は通常状態に戻った。

「・・・では、マーリン殿。挨拶を済まされたようですし、説明を」

QE(クイーン・エリザベス)が、マーリンを促す。

「ああ、もちろんさ。ーーさて、結論から言うと映像に映った物は、“全て本物の聖剣”だ」

「マーリン殿。では、あの黒いガラティーンと白いアロンダイトも・・・?」

クレアが少し困惑した様子で、マーリンに聞いた。

「ああ、そうだよ。ガウェイン卿とランスロット卿の子孫達よ。あれは間違い無く本物だ。だが君達が受け継ぐガラティーンとアロンダイトもまた、正真正銘まごう事なき本物だ」

「ですが、我がアロンダイトとガラティーンが2本あるとは聞いていませんが・・・」

エレインが聞くと、マーリンはエレインとクレアの胸をまるで二人の”深淵“を覗いているかの様な眼差しで答える。

「深奧の聖剣に聞いてごらん。そうすれば聖剣は答えてくれるよ。もう一振りの正体を」

「「・・・・・・・・」」

マーリンにそう言われたクレアとエレインは、皆に注目される中で、胸に手を当てて自分の奥底の聖剣に意識を集中させる。

「・・・“半身”?」

程なく聖剣は自身の所有者であるクレアに答えた様で、同じく答えを聞いたエレインと共に驚愕の表情を浮かべていた。

「そう。あれはかつて分たれたガラティーンとアロンダイトの半分、貴女達が持つ物とは反転した力を有する物。2本に分たれた物が一つになる事で、ようやく完全な力を有する聖剣になるのよ」

「完全な・・・」

「聖剣・・・」

マーリンの言葉を聞いた二人は、そのまま考え込む様に黙り込んだ。

そんな二人を穏やかで優しげなかつ“懐かしい”と言った様な眼差しで見つめた後、マーリンは続ける。

「そして映像のアーサー王が突き立てた聖剣ーー【選定の剣・カリバーン】もまた、本物よ」

「マーリン殿。あの男は本物、ですか・・・?」

今までずっと沈黙していた、最も関係者であろう金髪ポニーテールの美少女【アリシア・聖月・ペンドラゴン】が、自信無さげに聞いた。

マーリンはなんとも言えない意味深な淡い笑みでアリシアを見つめた後、アリシアに言う。

「・・・何か感じ取ったかい?アリシア」

アリシアは顔を手で覆いながら、答える。

「なんというか・・・その・・・あれはアーサー王では無いと思います・・・。根拠はありませんが・・・なんと無くそんな気がするのです・・・」

アリシアの頭痛に耐える様な様子を見て、零牙は声をかける。

「大丈夫ですか?アリシアさん。ここに来てから調子が悪そうですが・・・」

「いえ、問題ありません。ただ、なんだか妙な感覚で・・・」

「妙な感覚?」

「すみません。上手く説明出来ません・・・」

そう言ったアリシアに皆が心配そうな視線を向ける中、姉である銀灰色の髪の美女【モルガン・聖月・ペンドラゴン】が彼女に寄り添う。

「アリシアの事は私に任せて。ブリーフィングの続きを」

そう言ってモルガンは、アリシアを伴い部屋の奧の席に移動していった。

そんなアリシアを、灰色の外套を纏う二人が見つめていた。

「さて、あのアーサー王は偽物だ。しかし一緒にいる円卓の騎士達は、“全員”本物だよ。皆には、最高峰にして最強の騎士達を相手にする事になる。くれぐれも彼等を甘く見ず、油断せずに戦いに挑んでくれ」

QE(クイーン・エリザベス)が一歩前に出る。

「事前に、マーリン殿からブリテン島の情報を龍凰学園側には戦力の詳細情報を共有して貰っている。それを踏まえた上で立てた作戦はこうだ」

QEは作戦テーブル上のパネルを操作しながら、説明をし始める。

「まず第一フェーズーー我々トップ3とビッグ7が率いる艦隊が島の周囲に展開する敵戦力に対し、真正面から攻勢を仕掛ける」

それを聞いた澪凰が口を挟む。

「流石にそれは危険じゃないかな?“今”探ってみたけど。あの騎士達が纏う【魔導顕鎧(クラフティ・メイル】は、量産型とは訳が違う。おそらく個人用に調整された特注品だ。いくらトップ3とビッグ7率いる艦隊だとしても、ワンオフを纏う大軍と正面切っての戦闘は、君達は無事でも下の者達の無事ではすまないと思うけど?」

「「・・・・・」」

同じことを思っていた冬華と龍姫が、QEに視線を向けて沈黙を持って澪凰に賛同する。

「それは我々も十分承知している。事前の観測結果からも、騎士達の顕鎧がプロトタイプ・クラフティと同等性能を有する事が予測されている。貴女が懸念する通り、真正面からの“削り合い”など愚策でしかない。協力者が私以外のトップ3とビッグ7旗下の艦隊だけであったのなら、慎重に事を進めていただろう。だがーー龍凰学園と【月の軍団(セレネ・レギオン)】の参戦。それがこの第一フェーズの内容を決定づけたのだ」

それを聞いた“姉さん組”3人は得心がいった様で、冬華が代表して言う。

「成る程ーー陽動か」

QEは肯定の意を頷きで示す。

「第一フェーズの目的は、ブリテン島近海に展開する敵戦力の誘引だ。まず我々プロトタイプ持ちが敵戦力に正面から仕掛け、ある程度敵と交戦した後に後退。後退する我々を叩く為、突出した敵戦力が約40%に達した時点で作戦を第二フェーズに移行する」

QEの説明に合わせ、作戦テーブル上のホログラフィックで表示される状況が推移していく。

そして、新たにホログラフィックが表示された。

「第二フェーズは強襲作戦だ。龍凰学園並びにセレネ・レギオン所属の者はステルス戦闘艦でブリテン島領内に侵入後、海岸沿いに高高度から降下し配備されている敵防衛兵器を破壊してくれ。敵防衛網の沈黙を確認後第二フェーズの人員は二手に分かれ、キャメロット城侵攻組と挟撃組に分かれてもらう。挟撃組の攻撃開始と同時に我々合同艦隊は攻勢転じ、一気に海上の敵戦力殲滅に移る。海上の敵戦力掃討後キャメロット城侵攻組と合流し、一気に敵首魁討伐する。以上が作戦概要の説明となる。何か質問がある者?」

QEが質問の有無を聞くと同時に、腕を組んで聞いていたレーヴェが片手を軽く上げてから聞く。

「対空兵器に関してはノータッチか?防衛兵器が配備されている以上、高射砲などの対空兵器もあると思うが?その場合、私らはその弾幕に援護も無しで突っ込まなけりゃならないんだが?この作戦・・・第二フェーズの成否に全て掛かってるだろ?QE」

龍凰学園の者達は、レーヴェのその質問をイジワルな質問だと思った。

レーヴェの提示した問題点はQE達も重々承知している。

零牙達からすればこういった降下作戦などは慣れたものであるし、対空されようと“問題無い”。

それにQE達も、自分達でそれが実行出来るならそうしていただろう。

だがレーヴェはそれを分かっていながら、その質問をあえてQEにぶつけた。

そして、零牙達はその意図を理解していた。

ーー“どこまで信頼出来てるんだ?”と。







「危険や負担を強いる事は、重々承知しています。ですが我々よりも遥かに強大な力を有するあなた達“龍種“であればーー“問題無い”と自信を持って言えます!」

QEのその言葉には、ほぼ初対面の龍凰学園の者達への全幅の信頼が込められていた。

レーヴェは少々驚いた後、笑みをこぼす。

「ははは!まさか、そこまで信頼を口にされるとはな!なあ、冬華?」

「ええ。作戦の性質上、我々を信頼出来ていなければ意味がない。そしてこの場合、我々”龍種“への信頼とは“援護の有無“。多少なりとも援護があれば、それは信頼出来ていないのと同義。こちらに我々以外の戦力を割くのであれば、苦言を呈した所だ。了解だ、QE。貴官の誠意に応え、全力で事に当たらせて貰う」

「龍凰学園の協力に深く感謝する」

冬華はそう言って敬礼し、QEも敬礼を返した。

「この場にいる私、長門、“大和”以外トップ3とビッグ7は既に艦隊集結を指揮しています。0000までに集結は完了。明朝0600を持って、作戦を開始します」

「了解だ。それなら我々は第二フェーズの内容を詰めておく」

「了解しました。では後ほど」

改めて冬華とQEは敬礼し合った。

「姉さん。艦に戻る?」

零牙が聞くと、冬華は頷く。

「ああ。どのみち第一フェーズ完了まで待機だからな。明日は早い、今のうちに休んでおくのも重要だからな。ーー全員、艦に戻るぞ!」

『イエス・マム』

そうして零牙達龍凰学園の面々は、艦にもどっていった。

ちなみに、クラス・ゼータの面々はトップ3とビッグ7の一角がいる為、QE達と共に第一フェーズの準備に取り掛かった。












ーーとある位相空間・レメゲトン基地内

徹底的に軍事目的改装された都市を有する位相空間内、その中心部とも言える要塞化された城の奥深くである試みが行われていた。

城の地下に位置する広大な広間には、魔術師然としたローブを着た者や白衣姿の者達が多く集まっていた。

ローブを着た者達は、広間の中央部に手を翳して能力を行使し続けており、白衣姿の者達はそこに設置された扉のない門の外枠を注視し続けていた。

広間に集った者達の注目を一身に浴びる“門”は、本来扉がある筈の空間に稲妻状の裂け目が形成されており、ローブ姿の者達はそこに魔力を注ぎ込み続けて“維持”しているのだ。

「進捗はどうだ?」

そこに豪華な装飾が施された外套を纏った者達が、7人広間の入り口より現れ、先頭のリーダー格の男が広間に入って来るなりそう聞いた。

全員フードを目深に被り、顔は窺い知れない。

レメゲトン・ゴエティア一派の頂点とも言うべきリーダーの男の問いに、如何にも冴えないもしくはマッドサイエンティスト然とした白衣の研究者が答える。

「順調です。もうすぐーー」

「“応答”がありました!門が開きます‼︎」

魔力を注ぎ込んでいる門を近くで計測していた研究者の一人が、冴えない研究者に興奮気味に報告する。

途端に興奮の入り混じった緊張感が広間に充満し、その場の全員の視線が門へと向けられる。

ーージ・・・・ジ・・・・ジジジジジジ・・・・!

稲妻状で人1人さえ通れない程の大きさだった“裂け目”が“内側”からの干渉によって、広間に紫電を撒き散らす。

ーーバキバキバキバキ・・・・・‼︎

程なく無理矢理こじ開ける様な音を立てて、裂け目が拡大されていきーー

ーーバリンッ‼︎

ガラスが割れる様な音を響かせ、裂け目が“門”と化した。

「おおっ、成功だ‼︎遂に異界へのゲートを作り出す事に成功した‼︎」

冴えない研究者は歓喜のあまり、両手を挙げて喜んでいた。

「ほう?これが・・・異界へと通づる門か。だが、何の役に立つ?まさか向こう側より、新たな同志が来るとでも?」

ゴエティア一派のリーダーは、怪訝そうに冴えない研究者に問うた。

「おい、あの方を迎える準備をしろ‼︎ーー・・・同志ではありませんよ」

研究者は部下に指示を出してからゴエティアリーダーの問いに答える。

「同志ではないなら、この歓待の準備は何だ?まるで、王を迎えるかの様では無いか」

ゴエティアリーダーは不機嫌そうにそう言った。

彼は真の魔界を取り戻さんとするゴエティアのリーダーであり、自称真なる魔王だ。

故に自尊心が高くレメゲトンにおいての地位もあり、自身を選ばれた特別な者だという絶対の自負を持っている。

その為、自分の部下である筈のこの研究者が、門の前に豪華なレッドカーペットを準備させ始めた様子を見て、イラついていた。

ゴエティアリーダーの言葉に研究者は、ニヤリと不敵な笑みを浮かべて答える。

「その通り。ーー“(ロード)“を迎えるのです」

「何だと・・・?どういうーー」

「ああ、いらっしゃった!」

不機嫌に言葉を発したリーダーの言葉を遮る様に、研究者は変化を見せる門に視線を向け、歓喜の声をあげた。

門から2人の人物が、纏わりつく粒子を周囲に霧散させながら現れた。

1人は荘厳な純白の衣装を纏い蒼いマントを靡かせる金髪の爽やかな雰囲気の少年、そしてもう1人は、少年の一歩後ろに控える美しい装飾が施された鎧姿の黒髪ロングの美少女。

「ふむ、実に久しぶりだ。なあ、アルティア?」

「いえ・・・“初めて”です」

「おっと、そうだったな。“初めて”、だ」

「・・・・・・・」

アルティアと呼ばれた黒髪の少女にそう言われ、金髪の少年は「初めて」を強調して言い直した。

アルティアの表情は酷く沈んでおり、憂いに満ちていた。

そして本当にほんの一瞬だが、金髪の少年に敵意に満ちた眼差しを向けた。

(何だこの小僧は・・・?力を一切感じ取れない。無能の雑魚だという事か・・・?いや・・・なんとなくそれだけで片付けられる様な奴では無い。何だ、この得体の知れない感覚は・・・?)

ゴエティアリーダーの男は、金髪の少年に対して覚えた妙な感覚に戸惑っていた。

「レオンハルト様!」

冴えない研究者が、レオンハルトと呼ばれた金髪の少年の前に跪き、深々と臣下の礼をとった。

「よくやった。この世界への侵入口をよく維持してくれたな、誉めて遣わす」

「勿体なきお言葉」

レオンハルトは瞬時に“粒子”を集束させ、右手に長剣を作り出した。

そしてその剣の平面で、眼前に跪く研究者の肩を軽く叩いた。

「その功績を称え、宮廷科学者の地位を与えよう」

「はっ‼︎ありがたき幸せ‼︎」

レオンハルトは粒子剣を霧散させ、ゴエティアリーダーの男に話しかける。

「さて、君がゴエティアの筆頭だね?」

「あ、ああ・・・」

話しかけられた事で妙な感覚が更に強くなった男は、歯切れ悪く返事した。

「事前に報告は受け取ったが、状況は芳しく無いと聞いたよ?先日も大損害を被ったそうじゃないか」

「・・・だが、すぐに魔界は我々の物になる」

やれやれといった様子で、レオンハルトは溜め息混じりに言う。

「君は見ている世界が狭過ぎる。魔界なんて、たかがこの世界の位相の一部でしかない。私が物にするのはーーこの世界そのものだよ」

「世界そのものだと・・・⁉︎だがそれは、魔界を掌握してからーー」

上から目線の言葉に、ゴエティアリーダーの男の胸に沸々と怒りが込み上げてきた。

そしてその物言いに怒りを覚えていたのは、男の側近達もであった。

「まあ、君ではそれが関の山だろう。だが案ずるな、この私の指揮下で戦えるのだ。直ぐにでも君の望みーー」

「テメェ、さっきから何様だ?」

ゴエティアリーダーに、絶対の自信に満ち溢れた口調で語り掛けていたレオンハルトを遮り、リーダーの男と共に来た6人の内の大柄な外套姿の人物が、目深に被るフードをバッと取り去りながらレオンハルトに食ってかかった。

フードの下から顕になったのは、猛獣を思わせる程に凶暴そうな眼光を持つ、短髪の男だった。

「何様とは?」

レオンハルトがわざとらしく小首を傾げ、少し面白そうな視線を向けながら聞き返した。

「ああ⁉︎何新参者が調子こいて俺らのリーダーに上から目線で話しかけてんだって聞いてんだよ!」

2メートル近い巨躯を誇る短髪の男は、レオンハルトの胸ぐらを掴み、至近距離から威圧する。

「ふむ。なかなかの魔力じゃないか」

膨大な魔力をオーラの様に纏わせ殺気混じりに威圧する短髪の男に、レオンハルトは全く動じておらず、それどころか興味深さそうに顎に手をやり上から下へと視線を動かして観察していた。

(おかしい・・・何故あの男は、あれ程余裕そうな態度をとっていられるのだ?普通ならあれほどの気をぶつけられれば、戦闘態勢に入る筈だ。・・・まさか、やろうと思えばいつでもどうとでも出来ると言うのか?)

外套姿のゴエティア筆頭補佐の女は、そう思った。

ちなみに彼女も、レオンハルトに強烈な違和感を覚えていた。

「ハハッ‼︎やっちゃいなよ、グラザム!調子に乗った勘違い野郎には、お仕置きをしなくちゃ!」

外套姿の小柄な少年が、面白そうに煽る。

「ああ、当然だ。覚悟しろよクソガキ。今からテメェに序列ってやつを教えてやるよ」

「ふむ。周知されていないのかな?私が君達よりも、遥かに“序列が上”だという事を」

煽りを受け至近距離から凄まれても、レオンハルトは余裕の笑みを浮かべていて全く動じる気配は無い。

「・・・ッ!このクソガキがーー」

グラザムと呼ばれた男が、魔力を纏わせた拳を振りかぶった瞬間ーー

ーードゴォォォォン‼︎

誰も目で追えない勢いでグラザムが吹っ飛び、壁に大の字でめり込んでいた。

ややあって、グラザムがその場にうつ伏せに崩れ落ちた。

「な・・・何が・・・どうなって・・・?・・・何で俺が吹っ飛ばされてんだ・・・?」

グラザムは失いそうになる意識を保つ様に頭を振って起き上がろうとするがーー

「がっ・・・⁉︎」

その頭を誰かが足で踏み付け、叩きつける勢いで地に伏せさせた。

「ぐっ・・・がぁ・・・っ・・・⁉︎」

グラザムの頭を踏み付ける人物がほんの少し力を入れるだけで、地面が割れる音とグラザムの頭蓋骨が嫌な音を立てる。

「で、何だったかな?ああ、確か序列を教えてくれるのだったね。」

グラザムの頭を踏み付けているのは、レオンハルトだった。

口調は穏やかだったが、レオンハルトの表情からはさっきまでの余裕ある笑みは消えており、その視線と滲み出る殺気だけで、歴戦の兵ですら震えが止まらなくなるであろう冷たい眼差しで見下ろしていた。

「でも、この程度の手を抜いた攻撃すら防げない様では無理じゃないかな?」

「アハハハハハハハハハ‼︎何、油断してんさグラザム。かっこ悪!」

外套の小柄な少年が大笑いした後、やれやれといった様子でレオンハルトに向けて歩き出す。

「仕方ないから僕が尻拭いをしてあげるよ。勘違い野郎にはいい加減にーー」

小柄な少年が地を蹴り込んで、レオンハルトに突っ込む様に空中に跳躍した。

「▪️▪️▪️▪️!」

少年が何かを呟くと、部屋にいる魔術師達が腰に差す魔導剣が勝手に鞘から抜き放たれ、ひとりでに浮遊しながら少年の周りに集まった。

「立場ってのを理解させないとね‼︎」

「よせ‼︎その男は!」

ゴエティアリーダーが警告するが、少年は無視した。

少年は30もの魔導剣と共にレオンハルトに突っ込むがーー

「・・・・・・フ」

グラザムを踏みつけたままレオンハルトが薄く笑った

次の瞬間ーー

ーーガギィン‼︎

どこからともなく光の軌跡を引く“粒子の風”が吹き荒れ、少年の周りに集まった魔導剣全てを粉砕した。

そしてそのまま少年に襲い掛かりーー

「ぐぇ・・・⁉︎」

ほぼ実態の無い粒子が、とてつもない質量を伴ってボディブロウの如く腹部を殴り付けた。

少年は吹っ飛ばされ、壁に叩きつけられた。

ゴエティア内では最上位の実力を誇る2人を一蹴したレオンハルトの力に、冴えない研究者とアルティア以外が唖然としているとーー

ーーズゥン・・・・‼︎

『・・・・ッ⁉︎』

突如、この場にいる者全員を強制的に跪かせる程の重圧が部屋を満たした。

その発生源たるレオンハルトが、冷たく静かに“皇”の威を放ちながら話し出す。

「さて、児戯は終わりだ。これで理解出来ただろう?たかだか一派閥内でどれだけ上位の実力を有していようが、私にっては遊び相手でしか無いという事だ。なぁ?」

最後の方は、未だ踏み付けているグラザムの頭をグリグリと踏み躙りながらレオンハルトは言った。

「く・・・そ・・・っ・・・」

「フン・・・」

呻く様に悪態を吐くグラザムを鼻で笑うと、レオンハルトは足を頭から退け、部屋の中央まで歩いて行った。

そこでレオンハルトは、少し仰々しく両腕を広げて言う。

「さあ、私に文句があるなら遠慮なく言って来てくれ!ーー・・・・・・無いな?」

レオンハルトはゴエティア上位陣を見渡し、有無を言わせぬ冷たい威圧で確認した。

ゴエティア上位陣は悔しげな表情をしていながらも、目の前で見せつけられた格の違いに、誰も何も言えなかった。

異を唱える者がいない事を確認したレオンハルトは満足げに鼻を鳴らし、”自分の世界“に通じる門まで戻るると、門を斬り払う様に無造作に右腕で一閃する。

用意されていた門の外枠に収まる様に開いていた空間の歪みが、門から溢れる様に拡がって二回り程拡大した。

ーーザッザッザッ・・・

複数の足音を響き、複雑な装飾を施された戦闘服に身を包んだ総勢11人の集団が門より”こちらの世界“に足を踏み入れる。

その集団は全員が、一目で本物の強者だと理解出来る程の雰囲気と余裕を纏っていた。

そして彼等はレオンハルトの前に整列し、恭しく跪き、”皇“へと忠誠の意を示す。

新たに到着した11人が跪いた事を確認し、最後に彼等の筆頭たるアルティアが“皇”の眼前で跪いた。

レオンハルトは“皇妃”たるアルティアと他11人の側近、そしてその背後の門のから覗きに見える向こう側に跪く無数の軍勢に語りかける。






「さあ、始めよう。ーー侵略の続きを」


レオンハルトの周囲を光の粒子帯が踊っていた。





ーー四章-一節【騎士王の凱旋】


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